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第三章 MRS
新種発見
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マリアの指示で、イシュタルの精神支配と神眼を奪取。カーリーの怪力無双をコピーした。
「同行してもいいですけど、イシュタルさんのスキルは封印しました。
カーリーさんは荷物持ちですけどいいですか?」
「問題ない」
「えっ、封印って……何で神眼と精神支配がないの……あっ……」
「やっぱり精神操作系を持ってやがったか……」
「明日、帰国する時に返してあげますから、必ず見送りに来てくださいね。
それと、局長にお伝えください。覗き見は悪趣味なので、プライベートだけにしておきなさいって、お願いしますね」
「本当に、明日返していただけるんですか?」
「約束は守ります」
「わかりました。戻って局長に報告します」
イシュタルはそう言って帰って行った。
「じゃあ、コアさんとカーリーさん、よろしくお願いします」
迷宮は町の裏手にあった。
400mの高さにある迷宮の入口までは、風魔法で一気に駆け上がる。
ヨーコの迷宮と違い、未整備の坑道は完全な闇だ。
ファイの光でまったく問題はないが、それでも陰による闇が存在し、モンスターにとっては身をひそめる空間ができる。
「コアさんとカーリーさんは手出し無用です。パーティー編成もしませんからご了承ください。
ドロップ品の回収専門でお願いします。
テイムの必要なモンスターとかいますか?」
「いや、特にないが」
「レッドリストの対象だけは殺さないでください。
もし、メタル・スライム系がいたら、できればテイムしてくれますか。
ここでは、数例しか記録がないので、多分出現しないと思いますけど」
「では、スキルは魔物使いで行きましょう。
それから、ここで目にする事は、他言無用です。局長であってもです」
「承知しています」
「あまり時間がないので、ライムとファイもモンスターを倒して結構です。
照明は私が担当しますから、ファイは戦闘モードでいいですよ」
「承知した」「キュイ」
「タケルは魔力20%で、残りは世界樹の実に。
では、まいりましょう」
スタートしてすぐに、俺は立ち止まった。
「モア、これデータがないけどどうする?」
「ちょっと待ってください……よくこれが認識できますね」
「えへへ、俺もファイが気づかなかったら見落としてた」
「新種ですからテイムしてください」
マリアが、先にスキルを複写するように助言してくれたので、耐毒のスキルを入手しセットしてからテイムする。
「ヒトデスライム、新種なのでMRSに寄贈しますわ。即効性の猛毒があるみたいだから、触手に触らないように注意してくださいね」
「えっ、私毒弱いから無理よ!」
「オレもだ……」
「仕方ないですわね。おいで」
モアは自分のポケットにヒトデスライムを入れ、それ以外は速攻で討伐して地下2階に降りた。
ドロップした武具は、どんどん空いているジョブに装備させていく。
「なあ、時々タケルが裸に見えるんだけど、あれってジョブチェンジなのか?」
「そうみたいね。でも、そこは触れないほうがいいわよ。モアが怖い目で見てるから」
「だけどよ、モンスターがあんなボクサーパンツドロップするなんて聞いたことないぞ」
「聞いたことはあるわ。聖女の純潔……貞操を守ってくれるアイテムよ」
「同行してもいいですけど、イシュタルさんのスキルは封印しました。
カーリーさんは荷物持ちですけどいいですか?」
「問題ない」
「えっ、封印って……何で神眼と精神支配がないの……あっ……」
「やっぱり精神操作系を持ってやがったか……」
「明日、帰国する時に返してあげますから、必ず見送りに来てくださいね。
それと、局長にお伝えください。覗き見は悪趣味なので、プライベートだけにしておきなさいって、お願いしますね」
「本当に、明日返していただけるんですか?」
「約束は守ります」
「わかりました。戻って局長に報告します」
イシュタルはそう言って帰って行った。
「じゃあ、コアさんとカーリーさん、よろしくお願いします」
迷宮は町の裏手にあった。
400mの高さにある迷宮の入口までは、風魔法で一気に駆け上がる。
ヨーコの迷宮と違い、未整備の坑道は完全な闇だ。
ファイの光でまったく問題はないが、それでも陰による闇が存在し、モンスターにとっては身をひそめる空間ができる。
「コアさんとカーリーさんは手出し無用です。パーティー編成もしませんからご了承ください。
ドロップ品の回収専門でお願いします。
テイムの必要なモンスターとかいますか?」
「いや、特にないが」
「レッドリストの対象だけは殺さないでください。
もし、メタル・スライム系がいたら、できればテイムしてくれますか。
ここでは、数例しか記録がないので、多分出現しないと思いますけど」
「では、スキルは魔物使いで行きましょう。
それから、ここで目にする事は、他言無用です。局長であってもです」
「承知しています」
「あまり時間がないので、ライムとファイもモンスターを倒して結構です。
照明は私が担当しますから、ファイは戦闘モードでいいですよ」
「承知した」「キュイ」
「タケルは魔力20%で、残りは世界樹の実に。
では、まいりましょう」
スタートしてすぐに、俺は立ち止まった。
「モア、これデータがないけどどうする?」
「ちょっと待ってください……よくこれが認識できますね」
「えへへ、俺もファイが気づかなかったら見落としてた」
「新種ですからテイムしてください」
マリアが、先にスキルを複写するように助言してくれたので、耐毒のスキルを入手しセットしてからテイムする。
「ヒトデスライム、新種なのでMRSに寄贈しますわ。即効性の猛毒があるみたいだから、触手に触らないように注意してくださいね」
「えっ、私毒弱いから無理よ!」
「オレもだ……」
「仕方ないですわね。おいで」
モアは自分のポケットにヒトデスライムを入れ、それ以外は速攻で討伐して地下2階に降りた。
ドロップした武具は、どんどん空いているジョブに装備させていく。
「なあ、時々タケルが裸に見えるんだけど、あれってジョブチェンジなのか?」
「そうみたいね。でも、そこは触れないほうがいいわよ。モアが怖い目で見てるから」
「だけどよ、モンスターがあんなボクサーパンツドロップするなんて聞いたことないぞ」
「聞いたことはあるわ。聖女の純潔……貞操を守ってくれるアイテムよ」
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