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第一章

新しい武器を買ってもらった

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「行きましょうかって、あんた…、まさかそのレア品を普段使いにする気なの?」

「だって、ロングソード折れちゃったし…」

「しかたないな、もう一本買ってあげるわよ」

「まだ慣れていらっしゃらないなら、レンタルがお薦めですよ。
片手、両手、片刃、両刃、打撃、切れ味、様々なタイプがありますし、斧や鎌といった特殊なものも揃っています」

「丈夫なのってどんなのがありますか?」

「そうですね。少し重たくなりますがファルシオンなどは如何でしょう。
こちらです」

「あなたね。10才の子供にファルシオンなんて使えると思うの?」

「こちら方の筋力なら大丈夫ですよ。
でも、言われてみればちょっと長いですね。
うーん…刀剣ではないんですが…こちらのなたは如何でしょうか?
市販の鉈よりも、少し刃の部分が長くなっています」

タケルの瞳がキラキラと輝いていた。
ロングソードを壊してしまった俺は、ゴーレムさんお薦めの鉈と大き目のサバイバルナイフを買ってもらった。
狩人モードのオミナさんは、体のラインがくっきりと浮かぶレザースーツ姿だった。
きわどいカットの胸元に、俺の視線が釘付けになる…と、ゴキン!姉さんのげん骨が落ちてきた。


【オミナ・パンサー・CAL】

種族:獣人族
年齢:17
生命力:380
魔力:150
知力:89
筋力:420
ジョブクラス:
・灰戦士 D 
・灰隠密 D
○灰狩人 D
・灰闘士 F
・灰走士 C

スキル:<獣化><ジェノサイド><猫爪刃>
ジョブスキル:<肉鎧><筋力強化><敵前逃亡><広域探査>
称号:<格闘クイーン><闇の暗殺者><狙われた女豹>



見事なまでの悩禁…いや脳筋だった。
亜麻色、ショートの髪形もマッチしている。

「もしかして、下着は…」

「そんなもん、着けるわけないだろう。
どうだ、欲情したか?」

「コホン、お客様ちょっとこちらへお願いします」

「オッお前、まさか、それで…」

オミナさんは、ガムテープを持ったゴーレムさんに連れていかれた。
数分後、戻ったオミナさん。

「これ、剥がす時が地獄なんだよな…」

「ふん、自業自得よ」

そういう姉さんは、灰色のローブに三つ編み。丸眼鏡に木の杖…
まさかの、ドジッ娘属性っすか。

「姉さん、それって魔法使いスタイルなんじゃ…」

「いいのよ。ギャップ萌えってやつなの」



【シラン・モリビト・NJP】

種族:エルフ
年齢:17
生命力:170
魔力:350
知力:651
筋力:120
ジョブクラス:
・聖巫女 D
・白隠密 D
・白技師 E
○灰賢者 C
・灰農婦 D

スキル:<森の加護><空間収納><アドミン>
ジョブスキル:<治療師><薬創師><召喚・初級><テイマー・初級><広域探査>
称号:<縁行寺血族><結婚詐欺師>


賢者のスタイルとは思えなかった。
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