3秒の強奪者 モンスターから奪ったスキルで魔王を倒す

モモん

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第一章

子ども扱いしないでください

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50mほど歩いたところで、広場に出た。
これよりモンスター出現と書かれたゲートがある。

「ちょっとトイレに行ってくるわね。
あっ、私はホットコーヒーで。」

「あたしもホットで。
タケルは?」

「同じでいいです。」

「無理しないで、ミルクや炭酸系のドリンクもあるぞ。」

「子供扱いしないでください。」

「いや、生後3か月は立派な子供だろう。」

「ぐっ・・・」

「だが、10才だとしても、犯すって発想は無いよな。
まだ、チンチンも起たないだろうに・・・」

「・・・」

「まあ、ハゲの件はあたしの落ち度だ。
詫びておく、すまなかった。
それで収まらなかったら、セックスの相手くらい何時でもしてやるよ。」

「お待たせしました。
ホットコーヒー三つでございます。」

「ああ、ありがとう。」

「それと、15才未満との性行為は犯罪になりますので、ご注意くださいね。」

「ああ、わかっている。
だが、こんな会話までモニターされるのかよ。」

「ここはサキ&ヨーコの空間ですから、特別なんですよ。」

「ああ、そうだったな。」

「サキ&ヨーコって何ですか?」

「世界に癒しをもたらした先人だ。
特に子供に対する犯罪行為には厳しく、不幸な子供を救済した人たちだよ。
つまり、お前が庇護対象だと認められたって事だな。」

「なんか、微妙な感じですね。
もしも、僕がオミナさんを無理やり犯した場合、罰せられるのは・・・」

「ああ、あたしの方だ。
だが、この話はここまでだ。
彼女たちは汎用ゴーレムだが、あたしに勝ち目はない。
見ろ、あの目を。明らかに怒りを感じる。」

そこにシラン姉さんが帰ってきた。
コーヒーを飲みながら、簡単にパーティー構成を打ち合わせて、最初は狩人のジョブをセットすることにした。
武器は短剣とスリングショットだ。

オミナさんを先頭に、2番手が俺でシラン姉さんが後ろを受け持つ。
俺たちのパーティーはゲートの先へ進んだ。


迷宮に挑戦する前の、俺の実ステータスはこうなっていた。

【タケル・モリビト・NJP】

種族:エルフ
年齢:10
生命力:100
魔力:100
知力:100
筋力:100
ジョブクラス:
◇遊び人 H、白技師 H、白鍛冶師H、白魔物使H
・白戦士 H、白格闘家H、白騎士 H、白魔剣士H
○白狩人 H、白隠密 H、白忍者 H、白暗殺者H
・白魔法士H、白死人使H
・白僧侶 H、白治癒師H、白賢者 H
・水精霊士H

スキル:<1秒の福音><強奪><報酬選択><偽装>
ジョブスキル:<筋力強化><集中力強化>
称号:<孟宗竹から生まれた赤子><獣人を犯すと誓った者>

ジョブクラスの”○”は、アクティブジョブで、偽装ステータスには左端が表示される。
”◇”は、パッシブジョブで、常時発動状態にある。
先頭の記号は、横一列に効果があり、並び替えも可能である。つまり、その気があれば全部をアクティブにすることも可能となっている。
ジョブやスキルが多くても、各能力値は年齢相応であるため、パーティー戦はありがたい。
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