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第4章 箱庭大拡張編
地獄の47丁目 モフモフ探検隊②
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どうやら、最初の一撃は軽い脅しだった様だ。多分当たったら死んでたが。とにかく、話をする体制は出来た。
「俺の名はキーチロー。人間です」
「人間が……なぜ我らと会話している? そして、周りのものは全て魔族か……?」
「我は魔王、魔王デボラである」
「私はその側近、ベルガモットです」
「私はただの学者、キャラウェイです。宜しく」
「おお、魔王デボラ……、あなたが。噂は聞き及んでいます。」
「ん? 噂というと?」
「…………!! いや、申し訳ない。忘れてくだされ」
急にフェンリルが口ごもる。目線を逸らして遠くを見始めた。
「我に関する噂とは如何なるものか?」
「えーと……その……ポンコツ魔王が地獄の生物を集めて回っている……と。か、風の噂にですぞ!?」
「なっ……、ぽ、ポンコツ……!!」
「デボラ様、噂の発生源を調査し、なぶり殺しに……」
ベルの目が殺意に染まっている。
「申し訳ない。どこから出た噂かは分からんがそのように流れてきたもので」
「ふっ、我もまだまだ魔王としては途上の身。精進が足らん証拠だな」
「とは言え、地獄の生物を集めて回っているところまで知っているのなら話は早いですね」
キャラウェイさんがナイスな話題逸らしでデボラをフォローする。さすが、先々代魔王。
「ここにいる人間の力で我々の会話は成り立っておる。そしてその力を使って今、絶滅の危機に瀕している地獄の生物を保護して回っているのだ」
「そうですか。我々も絶滅の危機とは言いませんが元々数は多くない種類。それに加えて、最近何者かによる襲撃や誘拐が発生しており、警戒を高めていたところなのです」
さっきファングウルフ達が言っていたのはそのことか。でも、誘拐なんて酷いことするなあ……。高値で売り飛ばすとかそういう事なんだろうか。ケルベロスのダママも捕らえられてペットにされていたぐらいだからな。
「そういった輩からも保護する意味で我らのプロジェクトに乗ってもらいたいところなのだが……」
デボラが話していたその時、少し離れたところからドンと大きな爆発音が鳴り響いた。
「なんだなんだ!?」
「チッ、襲撃者か!」
フェンリルが顔を上げ鼻をヒクヒクと動かす。襲撃者の臭いでも感知しているのだろうか。その後、おもむろに遠吠えを始めた。
読み取れたメッセージは、襲撃者……群れ……固まって行動……集合。
「我々も助太刀する!」
「助かります!! こちらです!」
フェンリルが駆けだして俺達を先導する。だが、人間の俺は魔法など使えないので置いてけぼりにされそうになったが、フェンリルが戻ってきて背中に乗せてくれた。
「遅いぞ! 人間!」
何かのアニメで見たシチュエーションだ。だが、見るのとやるのでは大違い。振り落とされそうになりながら必死でフェンリルの毛を掴んだ。カッコよくまたがって颯爽と森を駆けるなんて所詮フィクションの出来事。俺は何度も股を打ち付けながら苦悶の表情で早く着かないかと願った。
「フェンリルさーん! 出ておいでー!」
「出てこないと目玉をほじくるよー! なんちゃって」
俺達がその襲撃者達の元へ辿り着いた時、すでに近辺の木々は倒れ、あるいは焼け落ち、何匹かのファングウルフが犠牲となっていた。まるでフェンリル以外は眼中にないとばかりに辺りは見通しが良い平地にされており、その光景を見たフェンリルの背中から凄まじい怒りが伝わってくる。
「何者だ! 貴様らは!! なぜこのような事を!!」
フェンリルが上空の襲撃者達に向かって吠える。恐らく敵にはウォウウォウとしか聞こえていないだろうが。
「お? いたいた! じゃあ、行こっか」
襲撃者の内の一人が手を差し出すと、フェンリルと共に俺の体が宙に浮いた。これは久しぶりに俺の第六感以上の感覚が全てヤバいと叫んでいる。
「くっ、何をする気だ!!」
「ん? なんか背中にくっついてるぞ?」
「でっかい蚤か!? キャハハハ」
「な、何者だ! お前たちは!」
「んんっ!? あれ? お前は……」
「なんでもいいや、邪魔すんな」
瞬間、フェンリルの背中から引き離され、鼻くそでも飛ばすかのように弾き飛ばされた。
「あ、これ死ぬかも……」
高さ的に助かるか? いや、木に引っかかれば……。 あ、コレが走馬灯? 思い出が……。
地面に激突すると思われたその間際、再び俺の体が宙に浮く。全身から冷や汗が噴き出し、涙が自然と溢れてくる。あれ……? 生きてる……よな?
「無事か! キーチロー!」
魔力を脚力に変えて走り出したものの、森の移動は断然、フェンリルの方が早かったようだ。我らがヘルガーディアンズが間に合ってくれた。
「おお? これはまた奇遇な!」
「なんでアイツらがこんなとこにいんのさ!」
襲撃者達が不思議そうに俺達を見回す。一方、デボラやベルも驚愕の顔で彼らの事を見ている。
「あ、あいつら……」
「え? デボラ達知ってるの?」
「この前のコンフリーを覚えているな?」
「忘れようったって忘れられないな」
「アイツらはその仲間だ。まず、間違いなく」
あの、小さな男の子たち……、見た目からして双子かな?
「この前はおじさんで今回はこんな小さな子供なの?」
「あ、子供って言ったな!? お前より遥かに長生きしてるよーだ!」
「そんなことで張り合ってどうするんだよ! それにしてもこんなところで出会ってしまうのは予定外だなぁ」
双子の一人が腕を組んで大げさに悩むようなポーズをとる。
「キーチロー、年齢もそうだがこいつらの見た目に惑わされるなよ」
「危険な相手ですわ。下がっていてください」
「やれやれ、これはとんでもない騒動に巻き込まれてしまったようですね」
キャラウェイさんが眼鏡をクイッと上げてため息を一つこぼす。
「あれ? さっきから気になってたけどアイツ、いやあの御方は……」
「先代魔王のバラン様じゃない!?」
先代……?
「地獄の統率者たる魔王。その血筋の行いとは思えませんね。リヒト君、シュテルケ君。お仕置きが必要ですか?」
魔王の血筋って事は……。
「え!? じゃあ、先代魔王の子供達!?」
「ああ、ドラメレク=ディアボロスの息子、リヒトとシュテルケだ」
「ご丁寧に紹介いただきありがとうございます」
「久しぶりだな! デボラ! キャハハハ」
「奴らは先代が天使をさらって宿した子」
「ハチャメチャが過ぎる!」
「通称、禁忌キッズだ」
禁忌キッズ……? だ、大丈夫なのか!?
「俺の名はキーチロー。人間です」
「人間が……なぜ我らと会話している? そして、周りのものは全て魔族か……?」
「我は魔王、魔王デボラである」
「私はその側近、ベルガモットです」
「私はただの学者、キャラウェイです。宜しく」
「おお、魔王デボラ……、あなたが。噂は聞き及んでいます。」
「ん? 噂というと?」
「…………!! いや、申し訳ない。忘れてくだされ」
急にフェンリルが口ごもる。目線を逸らして遠くを見始めた。
「我に関する噂とは如何なるものか?」
「えーと……その……ポンコツ魔王が地獄の生物を集めて回っている……と。か、風の噂にですぞ!?」
「なっ……、ぽ、ポンコツ……!!」
「デボラ様、噂の発生源を調査し、なぶり殺しに……」
ベルの目が殺意に染まっている。
「申し訳ない。どこから出た噂かは分からんがそのように流れてきたもので」
「ふっ、我もまだまだ魔王としては途上の身。精進が足らん証拠だな」
「とは言え、地獄の生物を集めて回っているところまで知っているのなら話は早いですね」
キャラウェイさんがナイスな話題逸らしでデボラをフォローする。さすが、先々代魔王。
「ここにいる人間の力で我々の会話は成り立っておる。そしてその力を使って今、絶滅の危機に瀕している地獄の生物を保護して回っているのだ」
「そうですか。我々も絶滅の危機とは言いませんが元々数は多くない種類。それに加えて、最近何者かによる襲撃や誘拐が発生しており、警戒を高めていたところなのです」
さっきファングウルフ達が言っていたのはそのことか。でも、誘拐なんて酷いことするなあ……。高値で売り飛ばすとかそういう事なんだろうか。ケルベロスのダママも捕らえられてペットにされていたぐらいだからな。
「そういった輩からも保護する意味で我らのプロジェクトに乗ってもらいたいところなのだが……」
デボラが話していたその時、少し離れたところからドンと大きな爆発音が鳴り響いた。
「なんだなんだ!?」
「チッ、襲撃者か!」
フェンリルが顔を上げ鼻をヒクヒクと動かす。襲撃者の臭いでも感知しているのだろうか。その後、おもむろに遠吠えを始めた。
読み取れたメッセージは、襲撃者……群れ……固まって行動……集合。
「我々も助太刀する!」
「助かります!! こちらです!」
フェンリルが駆けだして俺達を先導する。だが、人間の俺は魔法など使えないので置いてけぼりにされそうになったが、フェンリルが戻ってきて背中に乗せてくれた。
「遅いぞ! 人間!」
何かのアニメで見たシチュエーションだ。だが、見るのとやるのでは大違い。振り落とされそうになりながら必死でフェンリルの毛を掴んだ。カッコよくまたがって颯爽と森を駆けるなんて所詮フィクションの出来事。俺は何度も股を打ち付けながら苦悶の表情で早く着かないかと願った。
「フェンリルさーん! 出ておいでー!」
「出てこないと目玉をほじくるよー! なんちゃって」
俺達がその襲撃者達の元へ辿り着いた時、すでに近辺の木々は倒れ、あるいは焼け落ち、何匹かのファングウルフが犠牲となっていた。まるでフェンリル以外は眼中にないとばかりに辺りは見通しが良い平地にされており、その光景を見たフェンリルの背中から凄まじい怒りが伝わってくる。
「何者だ! 貴様らは!! なぜこのような事を!!」
フェンリルが上空の襲撃者達に向かって吠える。恐らく敵にはウォウウォウとしか聞こえていないだろうが。
「お? いたいた! じゃあ、行こっか」
襲撃者の内の一人が手を差し出すと、フェンリルと共に俺の体が宙に浮いた。これは久しぶりに俺の第六感以上の感覚が全てヤバいと叫んでいる。
「くっ、何をする気だ!!」
「ん? なんか背中にくっついてるぞ?」
「でっかい蚤か!? キャハハハ」
「な、何者だ! お前たちは!」
「んんっ!? あれ? お前は……」
「なんでもいいや、邪魔すんな」
瞬間、フェンリルの背中から引き離され、鼻くそでも飛ばすかのように弾き飛ばされた。
「あ、これ死ぬかも……」
高さ的に助かるか? いや、木に引っかかれば……。 あ、コレが走馬灯? 思い出が……。
地面に激突すると思われたその間際、再び俺の体が宙に浮く。全身から冷や汗が噴き出し、涙が自然と溢れてくる。あれ……? 生きてる……よな?
「無事か! キーチロー!」
魔力を脚力に変えて走り出したものの、森の移動は断然、フェンリルの方が早かったようだ。我らがヘルガーディアンズが間に合ってくれた。
「おお? これはまた奇遇な!」
「なんでアイツらがこんなとこにいんのさ!」
襲撃者達が不思議そうに俺達を見回す。一方、デボラやベルも驚愕の顔で彼らの事を見ている。
「あ、あいつら……」
「え? デボラ達知ってるの?」
「この前のコンフリーを覚えているな?」
「忘れようったって忘れられないな」
「アイツらはその仲間だ。まず、間違いなく」
あの、小さな男の子たち……、見た目からして双子かな?
「この前はおじさんで今回はこんな小さな子供なの?」
「あ、子供って言ったな!? お前より遥かに長生きしてるよーだ!」
「そんなことで張り合ってどうするんだよ! それにしてもこんなところで出会ってしまうのは予定外だなぁ」
双子の一人が腕を組んで大げさに悩むようなポーズをとる。
「キーチロー、年齢もそうだがこいつらの見た目に惑わされるなよ」
「危険な相手ですわ。下がっていてください」
「やれやれ、これはとんでもない騒動に巻き込まれてしまったようですね」
キャラウェイさんが眼鏡をクイッと上げてため息を一つこぼす。
「あれ? さっきから気になってたけどアイツ、いやあの御方は……」
「先代魔王のバラン様じゃない!?」
先代……?
「地獄の統率者たる魔王。その血筋の行いとは思えませんね。リヒト君、シュテルケ君。お仕置きが必要ですか?」
魔王の血筋って事は……。
「え!? じゃあ、先代魔王の子供達!?」
「ああ、ドラメレク=ディアボロスの息子、リヒトとシュテルケだ」
「ご丁寧に紹介いただきありがとうございます」
「久しぶりだな! デボラ! キャハハハ」
「奴らは先代が天使をさらって宿した子」
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