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第3章 魔草マンドラゴラ編
地獄の31丁目 効能50時間?/ボックス内の変化①
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真面目一筋(現在股間に難あり)な俺は、人の不幸をゲラゲラ喜んだり、イライラ不快感を示したり、ニヤニヤ好奇の目で見たりしている悪魔どもをほっぽってマツの華目羅を頼りに、今回の成果を確認しに行った。
「ダン、マツ、マー。地獄から帰ってきて疲れてるだろうに悪いね」
「キーチローと一緒で元気だぞ」
「あら、そういう事も言えたのね、キーチローって」
「元気! 元気! うおおおお!」
ダママ達も(たった一日半ほどだが)地獄の旅を経て、それなりに成長したようだ。マツが少しませた口を聞いているのが気になるが。
「じゃあ、暫定フィールドの1番から順番に周ってみてくれる?」
「おっけー!」
マツの視線を調整しつつ、魔王様との会話の記憶を頼りに簡単なメモを取っていった。種族の名前や性別など。
それが終わると、別にダママだけなら気にする必要も無いかと思い、お礼の意味を込めてダママに買い置きのクッキーを差し入れた。お腹が空いていたらしく凄まじい喜びようだった。
作業が終わるころには夕方になっていたが、外にも出ることも誰に会う事も出来ないので、俺はカップラーメンをすすりながらアルカディア・ボックス内の簡単な見取り図と、生物一覧を作成することにした。
特にまず、生物を平野エリア、森林エリアに分けて分類することから始めた。これによって住み分けを作り、生態に応じた区画整備を行うためだ。我ながら気合の入った作業に、魔王様からのお褒めの言葉を期待した。
……マズイ。俺の待遇はいまリアルに“褒めてつかわす”状態なことに気が付いた。ダママじゃあるまいし、褒められて喜んでいるようでは永遠に手下Aだぞ、俺! 何かしらの対価をもらわないとスカウトした人たちを騙していることになるしな。
ともあれ、まずは生物を一覧にしよう。情報を後から書き足して分類はその後だな。えーと、まず……。
【ヘルワーム】
カブタン・・・オス
カブ吉・・・オス
カブ子・・・メス
【ケルベロス】
ダン、マツ、マー
……たぶん、オスでいいはず
【ヘルアント】
夫婦他約20匹
備考・・・名前なし
【ヘルコンドル】
オス? 一匹。
備考・・・名前なし。
【ラタトスク】
栗鼠《リス》。オス?
備考・・・名前なし。
【ヘルローズ】
植物。動かない。毒有。
名前……付けるのかな?
【ドラクラ・シミア】
植物。動かない。人間界のものと違い、幻覚作用有。
同上
【ヒクイドリ】
夫婦。気の毒な身の上。
備考・・・名前なし。
【トレント】
ウッディー
魔樹。元気に動く。多分オス。
【キラービー】
ラビィ
危険な蜂。オス。
【アルミラージ】
モコモフうさたん。角あり。
備考・・・名前なし
【マンドラゴラ】
(故)の他に二株。全部オス。
備考・・・名前なし
【アルラウネ】
二株。全部メス。
備考・・・名前なし
……ふぅ。とりあえず手持ちのノートPCとエクセルを駆使してまとめてみたが今回の地獄旅で結構な数を捕まえてたな。
ていうかなんだろう、このエクセルを使っていると湧きあがってくる“仕事してます感”は。すごい自分が出来る人に感じられてしまう。実際、ワードの代替の様な使い方をしている時点で、プロから言わせると二流なんだろうが。
で、現在の情報でまとめると平地組は……、
【ケルベロス】【ヘルコンドル】【ヒクイドリ】【ラタトスク】
森林組は……、
【アルミラージ】【キラービー】【トレント】【マンドラゴラ】【アルラウネ】
なんとなく捕獲地の様子で分けてみたがどっちでも良さそうなのが、
【ヘルアント】【ヘルローズ】【ドラクラ・シミア】
この辺は本人たちの希望も取ってみるか。花や草は魔王様が花壇で育てる可能性もある。もういよいよガーデニングを嗜む主婦みたいになってくるが。
後はエサ、か……。正直、ダママにあげてる食パンもベルと折半しちゃいるが新卒の社会人一年生には割とキツイ出費だ。逆に一番コストが低いのはヒクイドリ(ダジャレではない)か。地獄の炎は消えない説を信じるならば、だが。まあ、地獄の魔王が言うならば信じるもクソもないか。
その他の生き物は正直ノリで捕まえていた部分もあって、生態がよくわからない。本人達へのヒアリングとキャラウェイさんの合流を待つ感じかな。
…………。
編集作業や夕食、ちょっと飽きた時にはテレビを見て過ごしたり、色々やって深夜だというのに全く眠くならない。むしろ、何かおかしな境地に到達しそうな変なテンションになりつつある。マンドラゴラの作用か、地獄からの帰還によるハイ状態だろうか。もうこうなったら、メモを頼りにそれぞれの生物を掘り下げていくぞ!
日曜の深夜だろうが関係ねぇ! 俺はどーせ月曜日も出社停止だ! 上司の指示だから問題ねぇ! 文句があるやつはかかってきやがれ! ふおおおおおおっっ!
【ヘルワーム】
カブタン・・・オス
カブ吉・・・オス
カブ子・・・メス
芋虫に角が生えたような見た目。色は背面が赤で腹、足は黒い。背中に緑色のまだら模様がついている。
キャラクターとしては関西弁が印象的。カブタンは特に荒い言葉遣い。
エサは雑食性だが、特に腐肉を好む。
通称、地獄の掃除屋。
俺的には今回の騒動の発端であり、地獄の入り口とでも言うべき存在か。
【ケルベロス】
ダン、マツ、マー
……たぶん、オスでいいはず。
黒くてツヤツヤした毛並み。まだ少しモフれる。ほっぺと耳が垂れていて特にほっぺはプニプニ触感。牙に毒あり。
ダンは素直でいい子。マツはちょっとおませなお姉さん。マーは単純熱血に見えるが意外と考えて言葉を発する事も多い。
エサは麦系全般。パンやクッキーなどを好む。
通称、地獄の門番。
今回の道中ではお世話になりました。いい意味でも悪い意味でも。
【ヘルアント】
夫婦他約20匹
備考・・・名前なし
巨大なアリだ。巨大な牙を持ち、虫から動物まで、襲って食べる。
元ヤン夫婦らしいから、順次キラキラした名前でも付けて行こうか。ただ、数が多すぎるので、最悪名付けは夫婦だけでもよさそうだ。
通称、地獄の黒ジャージ。
地獄に送り返す可能性もアリ(ダジャレではない)。
【ヘルコンドル】
オス? 一匹。
備考・・・名前なし。
木の枝につかまっているところを捕獲。捕まえた後でわかったことだが割と陽気な奴だ。頭と首に毛が無く、翼を広げると3~4mはありそう。人間界のコンドルと違って鉤爪はかなり危険な長さである。
主なエサは動物の死肉。ヘルワームと取り合いになるかもしれない。
通称、地獄のデスハンター。
繁殖に期待。
【ラタトスク】
栗鼠《リス》。オス?
備考・・・名前なし。
リスに一本角が生え
「ダン、マツ、マー。地獄から帰ってきて疲れてるだろうに悪いね」
「キーチローと一緒で元気だぞ」
「あら、そういう事も言えたのね、キーチローって」
「元気! 元気! うおおおお!」
ダママ達も(たった一日半ほどだが)地獄の旅を経て、それなりに成長したようだ。マツが少しませた口を聞いているのが気になるが。
「じゃあ、暫定フィールドの1番から順番に周ってみてくれる?」
「おっけー!」
マツの視線を調整しつつ、魔王様との会話の記憶を頼りに簡単なメモを取っていった。種族の名前や性別など。
それが終わると、別にダママだけなら気にする必要も無いかと思い、お礼の意味を込めてダママに買い置きのクッキーを差し入れた。お腹が空いていたらしく凄まじい喜びようだった。
作業が終わるころには夕方になっていたが、外にも出ることも誰に会う事も出来ないので、俺はカップラーメンをすすりながらアルカディア・ボックス内の簡単な見取り図と、生物一覧を作成することにした。
特にまず、生物を平野エリア、森林エリアに分けて分類することから始めた。これによって住み分けを作り、生態に応じた区画整備を行うためだ。我ながら気合の入った作業に、魔王様からのお褒めの言葉を期待した。
……マズイ。俺の待遇はいまリアルに“褒めてつかわす”状態なことに気が付いた。ダママじゃあるまいし、褒められて喜んでいるようでは永遠に手下Aだぞ、俺! 何かしらの対価をもらわないとスカウトした人たちを騙していることになるしな。
ともあれ、まずは生物を一覧にしよう。情報を後から書き足して分類はその後だな。えーと、まず……。
【ヘルワーム】
カブタン・・・オス
カブ吉・・・オス
カブ子・・・メス
【ケルベロス】
ダン、マツ、マー
……たぶん、オスでいいはず
【ヘルアント】
夫婦他約20匹
備考・・・名前なし
【ヘルコンドル】
オス? 一匹。
備考・・・名前なし。
【ラタトスク】
栗鼠《リス》。オス?
備考・・・名前なし。
【ヘルローズ】
植物。動かない。毒有。
名前……付けるのかな?
【ドラクラ・シミア】
植物。動かない。人間界のものと違い、幻覚作用有。
同上
【ヒクイドリ】
夫婦。気の毒な身の上。
備考・・・名前なし。
【トレント】
ウッディー
魔樹。元気に動く。多分オス。
【キラービー】
ラビィ
危険な蜂。オス。
【アルミラージ】
モコモフうさたん。角あり。
備考・・・名前なし
【マンドラゴラ】
(故)の他に二株。全部オス。
備考・・・名前なし
【アルラウネ】
二株。全部メス。
備考・・・名前なし
……ふぅ。とりあえず手持ちのノートPCとエクセルを駆使してまとめてみたが今回の地獄旅で結構な数を捕まえてたな。
ていうかなんだろう、このエクセルを使っていると湧きあがってくる“仕事してます感”は。すごい自分が出来る人に感じられてしまう。実際、ワードの代替の様な使い方をしている時点で、プロから言わせると二流なんだろうが。
で、現在の情報でまとめると平地組は……、
【ケルベロス】【ヘルコンドル】【ヒクイドリ】【ラタトスク】
森林組は……、
【アルミラージ】【キラービー】【トレント】【マンドラゴラ】【アルラウネ】
なんとなく捕獲地の様子で分けてみたがどっちでも良さそうなのが、
【ヘルアント】【ヘルローズ】【ドラクラ・シミア】
この辺は本人たちの希望も取ってみるか。花や草は魔王様が花壇で育てる可能性もある。もういよいよガーデニングを嗜む主婦みたいになってくるが。
後はエサ、か……。正直、ダママにあげてる食パンもベルと折半しちゃいるが新卒の社会人一年生には割とキツイ出費だ。逆に一番コストが低いのはヒクイドリ(ダジャレではない)か。地獄の炎は消えない説を信じるならば、だが。まあ、地獄の魔王が言うならば信じるもクソもないか。
その他の生き物は正直ノリで捕まえていた部分もあって、生態がよくわからない。本人達へのヒアリングとキャラウェイさんの合流を待つ感じかな。
…………。
編集作業や夕食、ちょっと飽きた時にはテレビを見て過ごしたり、色々やって深夜だというのに全く眠くならない。むしろ、何かおかしな境地に到達しそうな変なテンションになりつつある。マンドラゴラの作用か、地獄からの帰還によるハイ状態だろうか。もうこうなったら、メモを頼りにそれぞれの生物を掘り下げていくぞ!
日曜の深夜だろうが関係ねぇ! 俺はどーせ月曜日も出社停止だ! 上司の指示だから問題ねぇ! 文句があるやつはかかってきやがれ! ふおおおおおおっっ!
【ヘルワーム】
カブタン・・・オス
カブ吉・・・オス
カブ子・・・メス
芋虫に角が生えたような見た目。色は背面が赤で腹、足は黒い。背中に緑色のまだら模様がついている。
キャラクターとしては関西弁が印象的。カブタンは特に荒い言葉遣い。
エサは雑食性だが、特に腐肉を好む。
通称、地獄の掃除屋。
俺的には今回の騒動の発端であり、地獄の入り口とでも言うべき存在か。
【ケルベロス】
ダン、マツ、マー
……たぶん、オスでいいはず。
黒くてツヤツヤした毛並み。まだ少しモフれる。ほっぺと耳が垂れていて特にほっぺはプニプニ触感。牙に毒あり。
ダンは素直でいい子。マツはちょっとおませなお姉さん。マーは単純熱血に見えるが意外と考えて言葉を発する事も多い。
エサは麦系全般。パンやクッキーなどを好む。
通称、地獄の門番。
今回の道中ではお世話になりました。いい意味でも悪い意味でも。
【ヘルアント】
夫婦他約20匹
備考・・・名前なし
巨大なアリだ。巨大な牙を持ち、虫から動物まで、襲って食べる。
元ヤン夫婦らしいから、順次キラキラした名前でも付けて行こうか。ただ、数が多すぎるので、最悪名付けは夫婦だけでもよさそうだ。
通称、地獄の黒ジャージ。
地獄に送り返す可能性もアリ(ダジャレではない)。
【ヘルコンドル】
オス? 一匹。
備考・・・名前なし。
木の枝につかまっているところを捕獲。捕まえた後でわかったことだが割と陽気な奴だ。頭と首に毛が無く、翼を広げると3~4mはありそう。人間界のコンドルと違って鉤爪はかなり危険な長さである。
主なエサは動物の死肉。ヘルワームと取り合いになるかもしれない。
通称、地獄のデスハンター。
繁殖に期待。
【ラタトスク】
栗鼠《リス》。オス?
備考・・・名前なし。
リスに一本角が生え
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