26 / 125
第2章 魔犬ケルベロス編
地獄の25丁目 コレがホントの生き地獄④
しおりを挟む
ヒクイドリ達をアルカディア・ボックスに送り込んでからしばらくして、現場のベルとローズから連絡が来た。
********************
グループ名【ヘルガーディアンズ】
ベ:デボラ様、地獄での捕獲任務、殊の外順調のところ恐縮ですが、キーチローさんと図鑑なき今、新種の受け入れに大変苦慮しております。我々の能力不足は重々承知の上でせめて会話が出来るようになると助かります。
ロ:作業員の増加もお願いします! 出来ればイケメン男子の。
デ:ふむ。会話は何とかキーチローの能力を繋げてみよう。アルカディア・ボックスも地獄の一部だしな。作業員もついでにアルカディア・ボックスに送るか! こちらで見つけたら優先して転送する。
ベ:ありがたき幸せ!
********************
「キーチロー! 作業が一つ増えたようだな!」
「作業員の増員ですね。まあ、ここまでポンポン新種を送り込むことになるとは想像していませんでした」
「新種もそこそこ控えめにせんとな。約束の作業員がまだ確保できておらん」
「俺達がさっさと戻るのも手ですよ!」
魔王様がチラリとこちらを睨んだ。
「さて、ダママ! あの不心得者の頭を噛み砕いてみるか!」
三つの頭が同時にこちらを見る。え、ちょっと。ダメよ。それは。
「さ、冗談はここまでにして先を急ごう。裁判所はすぐそこだ。その先は焦熱エリアが広がっておる」
「ちょっと気になってたんですけど裁判所って言うとあの有名な閻魔様の……?」
「そうだ。あちらに亡者の列が見えるだろ?」
魔王様の指さした方にかすかに人の列が見える。不思議なことに人種の別なく行列が出来ている。並んでいる人間の顔は一様に絶望の色に染まっている。列を乱したり逃げ出そうとすると鬼に捕らえられ、それはそれはひどい目に合うようだ。
「奴らはあの裁判所内でいくつかのプロセスを経て、最終的に閻魔の審判を受けるのだ」
「今から閻魔様に会うのか……。出来れば生きてる間も死んでからも会いたくはないというか……」
「安心しろ、キーチロー。地獄の基本は因果応報だ! 燃やしたものは燃やされ、殺したものは殺され、永劫苦しむことになる。盗みや嘘などはまた別だがな」
悪いことはするもんじゃないな。そして簡単に人を恨んだり妬んだりするもんでもない。阿久津と言えどもここに行けとはとてもじゃないが言えないな。俺は俺の生き方を貫こう。正しくとまでは言わないが、せめて人様に迷惑をかけないように。
地獄ツアーは俺にアルカディア・ボックスの任務とは別に一つの心境の変化をもたらした。悟りを開くってのは案外こういう事かもしれん。
「おっと、その前にキーチロー。作業の②だ。お前の能力をアルカディア・ボックスに接続する。地獄同士だから恐らくそう難しいことではなかろう」
「そうでした。何考えてるか分からない新種の生き物の世話なんて考えるだけで恐ろしい! しかも最初に送られたのはヘルアントですしね」
「あのガラの悪いヤンキーみたいな夫婦とその家族か。まあ、アレは別に送らなくても良かったんだがな」
ローズの悪態とベルのフォローは何となく想像がつく。大方、ローズがなんでヘルアントなのかとか言ってベルがそれを魔王様への忠誠心でいなしているような。
「さあ、接続出来たぞ! これで地獄にいる間はキーチローの能力がアルカディア・ボックスに流れ込む!」
********************
グループ名【ヘルガーディアンズ】
デ:喜ベ! 今、キーチローの能力をそちらへ繋いだ! これでいつも通りアルカディア・ボックスにキーチローが居るかのように作業できるぞ!
ロ:出ました! ヒクイドリの頭の上に考えてることが! 今身の上話を聞いて二人と二匹で泣いてます!
ベ:デボラ様……この二匹をお救い頂きありがとうございます! デボラ様の慈悲深き尊き行いに私は表すべき言葉が見つかりません!
********************
……これは地獄の魔王とその配下の会話だよな? 魔族としての自覚はあるのだろうか。
「キーチロー! お前がいて本当に良かった! 地獄はますます盛り上がるぞ!」
言葉だけ聞くと本当に喜んでいいのかさっぱり見えてこないが、この場合の良い行いは天国への道が開かれているのか甚だ疑問だ。
……ぐぅぅぅぅ
ん? 新しい魔物か?
……きゅるるる
「おやおや、これは可愛い魔物さんですね」
……んごごごご
「なにやらこの辺りには腹を空かせた魔物が三匹居るようだな」
「では、ここらでお昼ご飯にしましょうか。幸い広い平地ですし」
俺は持参のブルーシートを広げ、ダママにはパン三斤と牛乳を、自分はコンビニ弁当を用意した。亡者の列が遠くに見えるが気にしないようにしよう。
「あれ? デボラ様は何も食べないので?」
「魔獣の肉を挟んだサンドイッチを早起きして作った!」
そう言うと手のひらから手品のようにランチBOXを取り出した。内容はともかく家庭的なところがある魔王様である。
「ちょうどいい、ここらで一回セーブポイントとするか」
「あ、生きてたんですね。その設定。全然出てこないんでもう死に設定としてスルーしようかと……」
「何を言う! 冒険を舐めるなよ!」
「はひぃっ!」
そうして腹を満たした俺達は一路裁判所を目指した。
「――裁判所に着きましたね」
「ああ、ではまずはスカウトと行こう。事務職の奴がいいな。実働部隊は気が荒そうだ」
「ともあれ、キーチロー。これを内部の掲示板につける作業を手伝え!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
地獄生物飼育員募集!
募集人数:出来るだけ多く
待遇:褒めてつかわす
業務内容:地獄生物の保護・飼育活動
勤務地:我の箱庭、アルカディア・ボックス
アットホームな職場です!
面接は我、魔王デボラ=ディアボロスが担当する
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
……なんだコレ。まさか求人広告のつもりか?
「魔王様……これは……」
「見ての通り人を募集するチラシだ!」
「待遇の褒めてつかわすと言うのは……?」
「魔王である我に褒められるなど望外の喜びであろう!」
飼育員探しが難航している理由が今ハッキリとわかった。この人に任せていたら俺達は過労死する。
「地獄の求人とはいえこんなブラックな内容はさすがに見たことないですよ」
魔王様は何が? と言わんばかりに首を大きく捻った。
「募集人数が多いところ、ブラック! 待遇、こんなもんでやってくるのはベルさんぐらい。ブラック! 業務内容、なんとなく過酷そう。ブラック! 勤務地、何のことやらさっぱり。ブラック! アットホームな……ブラック! 面接、魔王。ブラァァーーーック!! 俺にはこのチラシが墨で塗りつぶしたのと変わらないように見えますよ!」
魔王様はキョトンとした顔でこちらを見ている。
「魔王様……なんか残念」
「魔王様……思ってたより残念」
「魔王様! 俺は手伝うぜ! 俺はやるぜ!」
ダン、マツ、マーですらこの有様だ。もう可哀想なので魔王様には伝えないが。
そしてマー。仕事は君の世話だ。
「少なくともベルさんは置いといて、ローズさんにさえ報酬があるわけですから!」
「そ、そうか……現物支給は無いとな……」
「とりあえず、今日はスカウトだけにしてこのチラシの事は忘れてください!」
「う、うむ。そうしよう」
こうして俺達はひとまず裁判所の人員に声をかけて回り、その内、若干名を採用することに成功するのだった。ほぼ俺のおかげで。
********************
グループ名【ヘルガーディアンズ】
ベ:デボラ様、地獄での捕獲任務、殊の外順調のところ恐縮ですが、キーチローさんと図鑑なき今、新種の受け入れに大変苦慮しております。我々の能力不足は重々承知の上でせめて会話が出来るようになると助かります。
ロ:作業員の増加もお願いします! 出来ればイケメン男子の。
デ:ふむ。会話は何とかキーチローの能力を繋げてみよう。アルカディア・ボックスも地獄の一部だしな。作業員もついでにアルカディア・ボックスに送るか! こちらで見つけたら優先して転送する。
ベ:ありがたき幸せ!
********************
「キーチロー! 作業が一つ増えたようだな!」
「作業員の増員ですね。まあ、ここまでポンポン新種を送り込むことになるとは想像していませんでした」
「新種もそこそこ控えめにせんとな。約束の作業員がまだ確保できておらん」
「俺達がさっさと戻るのも手ですよ!」
魔王様がチラリとこちらを睨んだ。
「さて、ダママ! あの不心得者の頭を噛み砕いてみるか!」
三つの頭が同時にこちらを見る。え、ちょっと。ダメよ。それは。
「さ、冗談はここまでにして先を急ごう。裁判所はすぐそこだ。その先は焦熱エリアが広がっておる」
「ちょっと気になってたんですけど裁判所って言うとあの有名な閻魔様の……?」
「そうだ。あちらに亡者の列が見えるだろ?」
魔王様の指さした方にかすかに人の列が見える。不思議なことに人種の別なく行列が出来ている。並んでいる人間の顔は一様に絶望の色に染まっている。列を乱したり逃げ出そうとすると鬼に捕らえられ、それはそれはひどい目に合うようだ。
「奴らはあの裁判所内でいくつかのプロセスを経て、最終的に閻魔の審判を受けるのだ」
「今から閻魔様に会うのか……。出来れば生きてる間も死んでからも会いたくはないというか……」
「安心しろ、キーチロー。地獄の基本は因果応報だ! 燃やしたものは燃やされ、殺したものは殺され、永劫苦しむことになる。盗みや嘘などはまた別だがな」
悪いことはするもんじゃないな。そして簡単に人を恨んだり妬んだりするもんでもない。阿久津と言えどもここに行けとはとてもじゃないが言えないな。俺は俺の生き方を貫こう。正しくとまでは言わないが、せめて人様に迷惑をかけないように。
地獄ツアーは俺にアルカディア・ボックスの任務とは別に一つの心境の変化をもたらした。悟りを開くってのは案外こういう事かもしれん。
「おっと、その前にキーチロー。作業の②だ。お前の能力をアルカディア・ボックスに接続する。地獄同士だから恐らくそう難しいことではなかろう」
「そうでした。何考えてるか分からない新種の生き物の世話なんて考えるだけで恐ろしい! しかも最初に送られたのはヘルアントですしね」
「あのガラの悪いヤンキーみたいな夫婦とその家族か。まあ、アレは別に送らなくても良かったんだがな」
ローズの悪態とベルのフォローは何となく想像がつく。大方、ローズがなんでヘルアントなのかとか言ってベルがそれを魔王様への忠誠心でいなしているような。
「さあ、接続出来たぞ! これで地獄にいる間はキーチローの能力がアルカディア・ボックスに流れ込む!」
********************
グループ名【ヘルガーディアンズ】
デ:喜ベ! 今、キーチローの能力をそちらへ繋いだ! これでいつも通りアルカディア・ボックスにキーチローが居るかのように作業できるぞ!
ロ:出ました! ヒクイドリの頭の上に考えてることが! 今身の上話を聞いて二人と二匹で泣いてます!
ベ:デボラ様……この二匹をお救い頂きありがとうございます! デボラ様の慈悲深き尊き行いに私は表すべき言葉が見つかりません!
********************
……これは地獄の魔王とその配下の会話だよな? 魔族としての自覚はあるのだろうか。
「キーチロー! お前がいて本当に良かった! 地獄はますます盛り上がるぞ!」
言葉だけ聞くと本当に喜んでいいのかさっぱり見えてこないが、この場合の良い行いは天国への道が開かれているのか甚だ疑問だ。
……ぐぅぅぅぅ
ん? 新しい魔物か?
……きゅるるる
「おやおや、これは可愛い魔物さんですね」
……んごごごご
「なにやらこの辺りには腹を空かせた魔物が三匹居るようだな」
「では、ここらでお昼ご飯にしましょうか。幸い広い平地ですし」
俺は持参のブルーシートを広げ、ダママにはパン三斤と牛乳を、自分はコンビニ弁当を用意した。亡者の列が遠くに見えるが気にしないようにしよう。
「あれ? デボラ様は何も食べないので?」
「魔獣の肉を挟んだサンドイッチを早起きして作った!」
そう言うと手のひらから手品のようにランチBOXを取り出した。内容はともかく家庭的なところがある魔王様である。
「ちょうどいい、ここらで一回セーブポイントとするか」
「あ、生きてたんですね。その設定。全然出てこないんでもう死に設定としてスルーしようかと……」
「何を言う! 冒険を舐めるなよ!」
「はひぃっ!」
そうして腹を満たした俺達は一路裁判所を目指した。
「――裁判所に着きましたね」
「ああ、ではまずはスカウトと行こう。事務職の奴がいいな。実働部隊は気が荒そうだ」
「ともあれ、キーチロー。これを内部の掲示板につける作業を手伝え!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
地獄生物飼育員募集!
募集人数:出来るだけ多く
待遇:褒めてつかわす
業務内容:地獄生物の保護・飼育活動
勤務地:我の箱庭、アルカディア・ボックス
アットホームな職場です!
面接は我、魔王デボラ=ディアボロスが担当する
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
……なんだコレ。まさか求人広告のつもりか?
「魔王様……これは……」
「見ての通り人を募集するチラシだ!」
「待遇の褒めてつかわすと言うのは……?」
「魔王である我に褒められるなど望外の喜びであろう!」
飼育員探しが難航している理由が今ハッキリとわかった。この人に任せていたら俺達は過労死する。
「地獄の求人とはいえこんなブラックな内容はさすがに見たことないですよ」
魔王様は何が? と言わんばかりに首を大きく捻った。
「募集人数が多いところ、ブラック! 待遇、こんなもんでやってくるのはベルさんぐらい。ブラック! 業務内容、なんとなく過酷そう。ブラック! 勤務地、何のことやらさっぱり。ブラック! アットホームな……ブラック! 面接、魔王。ブラァァーーーック!! 俺にはこのチラシが墨で塗りつぶしたのと変わらないように見えますよ!」
魔王様はキョトンとした顔でこちらを見ている。
「魔王様……なんか残念」
「魔王様……思ってたより残念」
「魔王様! 俺は手伝うぜ! 俺はやるぜ!」
ダン、マツ、マーですらこの有様だ。もう可哀想なので魔王様には伝えないが。
そしてマー。仕事は君の世話だ。
「少なくともベルさんは置いといて、ローズさんにさえ報酬があるわけですから!」
「そ、そうか……現物支給は無いとな……」
「とりあえず、今日はスカウトだけにしてこのチラシの事は忘れてください!」
「う、うむ。そうしよう」
こうして俺達はひとまず裁判所の人員に声をかけて回り、その内、若干名を採用することに成功するのだった。ほぼ俺のおかげで。
0
お気に入りに追加
97
あなたにおすすめの小説
はい、こちら黄泉国立図書館地獄分館です。
日野 祐希
大衆娯楽
就職初日に階段から足を滑らせて死んでしまった、新人司書の天野宏美(見た目は大和撫子、中身は天上天下唯我独尊)。
そんな彼女に天国の入国管理官(似非仙人)が紹介したのは、地獄の図書館の司書だった。
どうせ死んでしまったのだから、どこまでも面白そうな方へ転がってやろう。
早速地獄へ旅立った彼女が目にしたのは――廃墟と化した図書館だった。
「ま、待つんだ、宏美君! 話し合おう!」
「安心してください、閻魔様。……すぐに気持ちよくなりますから」(←輝く笑顔で釘バッド装備)
これは、あの世一ゴーイングマイウェイな最恐司書による、地獄の図書館の運営記録。
※『舞台裏』とつく話は、主人公以外の視点で進みます。
※小説家になろう様にも掲載中。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。

プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

そうして、誰かの一冊に。
浅野新
ライト文芸
「想像だけどこの本は国を移動してるんじゃないかと思う」
一冊の本を手にかつて弾んだ声で友人が言った。
英会話サークルが縁で出会い、親しくなった「僕」と年上の「友人」。
ある日友人は一冊の変わったらくがきのある本を僕に貸し出す。
大人になってからできた親しい友人とこのまま友情が続いていくと思っていたが__。
三月の雪深い北海道を時に背景に絡めながら大人の友情と別れを静かに書き出す。
一部実話を元に書いた、静かな喪失と再生の物語。
放課後ロジック!!
yuma@
青春
放課後ロジック☆☆~another story~
桜が舞う通学路
今日も僕らの当たり前で
でもちょっと甘酸っぱい日々が始まる。
▼ごあいさつ
「放課後ロジック☆☆」アナザーストーリー
地中海@凛音と共同制作です
本編ではカオス展開満載なギャグコメになっておりますが、あなろじ!(放課後ロジック!!another story)では普通(でもちょっと特別)な高校生活を書いていければいいなぁと思っています
▼概要
ストーリーは主に4人の主要人物を中心に進んでいきます
桜井 紗由奈
倉木 薫
水瀬 千春
遠野 陸
(視点は主に紗由奈と薫です)
中高一貫のごく普通な私立中学に通っていた4人も、今日から高校生活を迎えます
中学→高校になり、自分たちを取り巻くいろいろなものが変わっていく中で、それぞれが歩んでいく日常
笑って、泣いて、怒って、迷って、悩んで、それでも信じて前に進む…
「たくさんのものが変わっても、ずーっと一緒にいれたらいいね」
こんな青春が歩みたかったな、と思う全てを詰め込んだ世界になればいいなと思っています
最後に、いつまでも私とこの4人を支えてくれる地中海@凛音に敬意を表して。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
輪廻と土竜 人間界管理人 六道メグル
ひろみ透夏
ホラー
★現代社会を舞台にしたミステリーファンタジー★
巧みに姿を隠しつつ『越界者』を操り人間界の秩序を乱す『魔鬼』とは一体誰なのか?
死後、天界逝きに浮かれていたメグルは煉獄長にそそのかされ小学生として再び人間界に堕とされる。人間界管理人という『魔鬼』により別世界から送り込まれる『越界者』を捕らえる仕事をまかされたのだ。
終わりのない仕事に辟易したメグルは元から絶つべくモグラと協力してある小学校へ潜入するが、そこで出会ったのは美しい少女、前世の息子、そして変わり果てた妻の姿……。
壮絶な魔鬼との対決のあと、メグルは絶望と希望の狭間で訪れた『地獄界』で奇跡を見る。
相棒モグラとの出会い、死を越えた家族愛、輪廻転生を繰り返すも断ち切れぬ『業』に苦しむ少女ーー。
軽快なリズムでテンポよく進みつつ、シリアスな現代社会の闇に切り込んでゆく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる