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後日談
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アシュリーが正気に戻り身体を手で隠そうとする前に、衣服を脱いだジーンが覆い被さり、あちこちにキスの雨を降らせる。
そして、時折舌や手も這わせ、アシュリーの素肌を堪能する。
ジーンの長い髪が、アシュリーの素肌に落ち、その刺激にすら感じてしまう。
アシュリーはジーンの動きに翻弄され、どうすれば良いのか分からずに、只管甘い嬌声を上げ、ただただシーツをギュッと握り締めるしか出来ない。
ジーンはシーツを強く握り締めるアシュリーの手を、上から握り、持ち上げてシーツを手放させると、掌を口元に寄せ、その掌を舐めた後、首元へと誘導し、囁く。
「シーツでは無く、私に触れるんだ。好きに触れて構わないから、アーシュの意思で私に触れなさい。アーシュが私だけの物で有ると同時に、私もアーシュだけの物なのだから」
ジーンの甘やかな命令に、自らジーンに触れても良いのだと、アシュリーは蕩けた思考で理解するが、あまりの快楽に、必死でしがみ付く事しか出来なくなる。
そんなアシュリーを愛でながら、ジーンはアシュリーの胸全体を、手と口、舌で、存分に攻め立てていくのだから、アシュリーは下腹部が疼いて仕方無いのに、足を擦り合わせると、濡れている気がして堪らない。
一応実母が存命中に、アシュリーには婚約者がいるのだからと、一通りは教わっていたし、リリーからも性教育に関する本を数日前に一応は借りた。
実母から教わった事よりも詳しく、医学的な事まで記載されていた為、顔から火が出そうな程に熱く火照らせてしまい、ここ数日間、ジーンと顔を合わせると、どうしてもそれを思い起こしてしまい、ジーンに不審な態度を取ってしまっていたのだが、ジーンは気を悪くする所か、優しく微笑んでくれていた。
まぁジーンからすればアシュリーが何故そうなったのかも、ちゃんと把握していたので、気を悪くする理由は無いし、内心大いに悶えていた事だろう。
取り敢えず、結婚式に集中、間違えたらジーンの恥になると心で唱え、式の手順を頭で何百回も繰り返し、思い出さないように先送りしていたのだ。
だから、濡れると言う事がどういう事か、知識で理解はしているが、どうしても羞恥心が隠せない。
アシュリーは真っ赤になりながらも、思わず両足を力一杯閉じていると、ジーンの片手が胸から徐々に下へとゆっくり滑り落ちていく。
鳩尾、臍、下腹部へと。
陰毛を掻き分け、更に下へと手を進めたいジーンは、堅く閉ざされた両足の間を優しく撫で、アシュリーに甘く優しく命令する。
「アーシュ。足の力を抜きなさい」
「でっ、ですがっ……」
「大丈夫。ここが濡れていても問題は無い。寧ろ、その方が私は嬉しい。アーシュが私で感じている証しで有り、アーシュが私を欲している証拠だからね」
ジーンにそう言われてまで、頑なに足に力を入れている事も出来ず、アシュリーはゆるゆると力を抜いた。
そして、時折舌や手も這わせ、アシュリーの素肌を堪能する。
ジーンの長い髪が、アシュリーの素肌に落ち、その刺激にすら感じてしまう。
アシュリーはジーンの動きに翻弄され、どうすれば良いのか分からずに、只管甘い嬌声を上げ、ただただシーツをギュッと握り締めるしか出来ない。
ジーンはシーツを強く握り締めるアシュリーの手を、上から握り、持ち上げてシーツを手放させると、掌を口元に寄せ、その掌を舐めた後、首元へと誘導し、囁く。
「シーツでは無く、私に触れるんだ。好きに触れて構わないから、アーシュの意思で私に触れなさい。アーシュが私だけの物で有ると同時に、私もアーシュだけの物なのだから」
ジーンの甘やかな命令に、自らジーンに触れても良いのだと、アシュリーは蕩けた思考で理解するが、あまりの快楽に、必死でしがみ付く事しか出来なくなる。
そんなアシュリーを愛でながら、ジーンはアシュリーの胸全体を、手と口、舌で、存分に攻め立てていくのだから、アシュリーは下腹部が疼いて仕方無いのに、足を擦り合わせると、濡れている気がして堪らない。
一応実母が存命中に、アシュリーには婚約者がいるのだからと、一通りは教わっていたし、リリーからも性教育に関する本を数日前に一応は借りた。
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まぁジーンからすればアシュリーが何故そうなったのかも、ちゃんと把握していたので、気を悪くする理由は無いし、内心大いに悶えていた事だろう。
取り敢えず、結婚式に集中、間違えたらジーンの恥になると心で唱え、式の手順を頭で何百回も繰り返し、思い出さないように先送りしていたのだ。
だから、濡れると言う事がどういう事か、知識で理解はしているが、どうしても羞恥心が隠せない。
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「アーシュ。足の力を抜きなさい」
「でっ、ですがっ……」
「大丈夫。ここが濡れていても問題は無い。寧ろ、その方が私は嬉しい。アーシュが私で感じている証しで有り、アーシュが私を欲している証拠だからね」
ジーンにそう言われてまで、頑なに足に力を入れている事も出来ず、アシュリーはゆるゆると力を抜いた。
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