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後日談

4 (おまけ)

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 その後ライラはマッドを美味しく頂くが、子作りに関しては、子供は欲しいけど、もう少し間を開けてからにした方が余裕を持てるだろうから、もう少しだけ後にしましょう!とマッドに説得されて、ルッグスが四才になる頃に二人目のマリナを産む事になるのだが、その間も避妊薬を常用し続けながらマッドをガッツリ貪るライラ。

 子供が出来ても出来なくても、マッドと存分に愛し合えるなら構わないと、割り切っているようだ。

 その間に、エヴァンス家の謎の仕立て人として功績を上げ続けてるクレアと、それを裏で支えるコランの二人の間にココアと名付けられた女の子が産まれ、一月違いでレベッカとヨルドに三人目のルシードが、その数日後にリラとエドワルドに二人目のミゲールが産まれた。

 そして、ダンの両親は、一人目の孫が産まれた後、ディーラン国へとちょくちょく顔を出すようになっていて、ライラとマッドの子供も、孫と同様に可愛がってくれる。


「マッドは亡き友人の子で、弟子でも有るから、その子供となれば、孫も同然だからな」

「ウフフッ♪子供が沢山だわ~♪ウチの孫も可愛いけど、他の子達も可愛いわぁ~!」


 偶々ミーシャが立ち寄った時に、クルルフォーン家にて着ぐるみ動物園を開催していた時だったので、産まれて一年半程経過した、ルシードやミゲールにも着ぐるみが着せられてるのを見て、ミーシャは瞳をキラキラ輝かせながら、子供達を見詰める。


「ダンがこんな場所で働いてるなんて、未だに驚きだけど、羨ましい職場環境だわ!」

「ならいい加減、養われてろや」

「そうねぇ。やっぱり今はまだいいわ。孫がもっと増えたら考えてあげる~♪だからダンもマッドちゃんも頑張ってねぇ~♪」


 他人事のように言うミーシャ。相変わらずの自由人で有る。


「んな事言うなら、滞在中の夜は、暫く孫の面倒見ろよ?」

「勿論よ!!あたしは沢山の孫に囲まれたいんだから、多少の協力は惜しまないわ!まぁ、一ヵ所に留まり続けるのは性に合わないから、今の所旅芸人を辞める気は無いけどねぇ~♪」


 こんな会話を親子で繰り広げていた数ヶ月後に、ライラとシルビアが妊娠し、数日違いでマッドの所にはマリナと言う名の女の子が、ダンの所にはビンツと言う名の男の子が、各々に産まれる事になるのだが、それはもう少し後の話となるのだった。
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