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SS置き場
累計9000000ポイント突破記念♪ ~新種の発見?~
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ネイルにとって、植物は興味の尽きない物で、人と接するよりも、植物を観察する方が好きだった。
唯一人、妻のレイニーを除けば。
レイニーは隣の領の娘で、近隣の貴族は、貴族の子供は貴族の子供同士遊んだ方が良いだろうと、近隣の領地から、ネイルの居る侯爵家の庭に集まる事が恒例となっていた。
ネイルは他の子供達と遊ぶ事よりも、一人で本を読んだり、植物を観察したりする方が楽しかったのだが、それが気に食わなかったのだろう。ある日、数人に絡まれた。
「お前、ナマイキなんだよ!せっかくこっちが誘ってんのに!」
「頼んでない」
「そういう態度がムカつくって言ってんだろ?!」
「お前のせいで、仲良くしろって怒られるのはコッチなんだぞ!」
ネイルはそんな事知るかと思っていると、その中の一人が手を振り上げた、その時。
「こらぁ~~~!!!何してんの?!そこぉっ!!」
女の子の声が響くも、ネイルは騒がしいのがまた増えたと思っただけだった。
そしてその子、レイニーは棒を振り回し、あっさり絡んできた子供達を追い払う。
「助けてなんて言ってないけど?」
「うん?言われてないねぇ。そんな事より、玄関に飾ってあったお花!あれ、この前きた時と同じお花だよね?!なんであんなにも長く持つの?」
首を傾げて聞いてくるレイニーの言葉に、ネイルは内心首を傾げる。
(?この前って言うけど、5日ぐらいしか経って無いよね?この子も僕の邪魔をしに来たのかな?)
植物に興味が有ると言いながら、ネイルの事をしつこく聞いてくる女の子が、後を絶たない。
そんな煩いだけの女の子に興味を持てる筈も無く、放置していると、その内居なくなるのだが、煩わしい事に変わりは無い。
ネイルはレイニーをそのまま放置し歩き出すと、レイニーの呟きが耳に入る。
「良いなぁ。わたしの部屋だと、1日や2日で枯れちゃうのに……」
(……え?……1日や、2日?)
ネイルが振り返れば、レイニーはネイルに背を向け歩き出していた。
(……邪魔する気は無い?それにしても、1日や2日って……)
ネイルの家では有り得ない。
そもそも、水を替えなくても1日や2日ぐらいなら、持つのが当然だと言う認識だったからだ。
そんな事が有り、その後絡まれる度にレイニーが割って入って来るものの、他の女の子達とは違い、レイニーはそのまま去ってしまう。
そんなレイニーに興味を抱いたネイルは、ある日レイニーに声を掛け、初心者でも育て易い花の苗を、植木鉢ごと渡すと、初心者でも育て易いと聞いたレイニーは、花のような満面の笑顔をネイルに向ける。
「ありがとう!うわぁ、どんな花が咲くのかな?頑張って育てるね!」
レイニーは笑顔で元気良く帰っていったのだが、その3日後にレイニーが泣きそうな顔でネイルを訪ねて来た。
「ごっ、ごめんなさい!ちゃんとっ、言われた通りにしたんだけど、どうしたら良いのかわかんなくて……」
レイニーの持つ苗は何故か萎れていた。
勿論、それを持つレイニーも項垂れている。
(……物凄く簡単に育てられる種類の苗が3日で……。うわぁ何これ、観察したい)
異性と言うよりは、新種の植物を発見した気分のネイルだった。
*****
※いつも有難う御座います~♪
今回はMayuさんリクで、二人の子供時代です!
レイニーは女の子ですが、男の子相手でも構わず突進して行き、普通に勝っちゃう子供でした(笑)
お店の勤務している方は、通常とは違って何かと大変ですが、元気に乗り越えて行きましょうねぇ!
家で過ごされる方は、なるべく外出を避けて、元気にお過ごし下さい!
皆様に少しでも楽しんで頂けたら幸いです♪
唯一人、妻のレイニーを除けば。
レイニーは隣の領の娘で、近隣の貴族は、貴族の子供は貴族の子供同士遊んだ方が良いだろうと、近隣の領地から、ネイルの居る侯爵家の庭に集まる事が恒例となっていた。
ネイルは他の子供達と遊ぶ事よりも、一人で本を読んだり、植物を観察したりする方が楽しかったのだが、それが気に食わなかったのだろう。ある日、数人に絡まれた。
「お前、ナマイキなんだよ!せっかくこっちが誘ってんのに!」
「頼んでない」
「そういう態度がムカつくって言ってんだろ?!」
「お前のせいで、仲良くしろって怒られるのはコッチなんだぞ!」
ネイルはそんな事知るかと思っていると、その中の一人が手を振り上げた、その時。
「こらぁ~~~!!!何してんの?!そこぉっ!!」
女の子の声が響くも、ネイルは騒がしいのがまた増えたと思っただけだった。
そしてその子、レイニーは棒を振り回し、あっさり絡んできた子供達を追い払う。
「助けてなんて言ってないけど?」
「うん?言われてないねぇ。そんな事より、玄関に飾ってあったお花!あれ、この前きた時と同じお花だよね?!なんであんなにも長く持つの?」
首を傾げて聞いてくるレイニーの言葉に、ネイルは内心首を傾げる。
(?この前って言うけど、5日ぐらいしか経って無いよね?この子も僕の邪魔をしに来たのかな?)
植物に興味が有ると言いながら、ネイルの事をしつこく聞いてくる女の子が、後を絶たない。
そんな煩いだけの女の子に興味を持てる筈も無く、放置していると、その内居なくなるのだが、煩わしい事に変わりは無い。
ネイルはレイニーをそのまま放置し歩き出すと、レイニーの呟きが耳に入る。
「良いなぁ。わたしの部屋だと、1日や2日で枯れちゃうのに……」
(……え?……1日や、2日?)
ネイルが振り返れば、レイニーはネイルに背を向け歩き出していた。
(……邪魔する気は無い?それにしても、1日や2日って……)
ネイルの家では有り得ない。
そもそも、水を替えなくても1日や2日ぐらいなら、持つのが当然だと言う認識だったからだ。
そんな事が有り、その後絡まれる度にレイニーが割って入って来るものの、他の女の子達とは違い、レイニーはそのまま去ってしまう。
そんなレイニーに興味を抱いたネイルは、ある日レイニーに声を掛け、初心者でも育て易い花の苗を、植木鉢ごと渡すと、初心者でも育て易いと聞いたレイニーは、花のような満面の笑顔をネイルに向ける。
「ありがとう!うわぁ、どんな花が咲くのかな?頑張って育てるね!」
レイニーは笑顔で元気良く帰っていったのだが、その3日後にレイニーが泣きそうな顔でネイルを訪ねて来た。
「ごっ、ごめんなさい!ちゃんとっ、言われた通りにしたんだけど、どうしたら良いのかわかんなくて……」
レイニーの持つ苗は何故か萎れていた。
勿論、それを持つレイニーも項垂れている。
(……物凄く簡単に育てられる種類の苗が3日で……。うわぁ何これ、観察したい)
異性と言うよりは、新種の植物を発見した気分のネイルだった。
*****
※いつも有難う御座います~♪
今回はMayuさんリクで、二人の子供時代です!
レイニーは女の子ですが、男の子相手でも構わず突進して行き、普通に勝っちゃう子供でした(笑)
お店の勤務している方は、通常とは違って何かと大変ですが、元気に乗り越えて行きましょうねぇ!
家で過ごされる方は、なるべく外出を避けて、元気にお過ごし下さい!
皆様に少しでも楽しんで頂けたら幸いです♪
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