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SS置き場
お気に入り6000人突破記念♪ ~皆で涼みに行きましょう~
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ディーラン国周辺は、比較的穏やかな気候で、常春の地域では有るが、一応四季と呼べる季節が有る。
今年の夏は、いつもより暑さが増している為、クルルフォーン領の中に有る避暑として最適な、静かで涼しい、とても綺麗な湖の畔に建つ別荘へと行く事にした。
昔エドワルドがリラを手に入れようと画策していた頃に、前領主の別荘を改築し、結婚後は避暑地としてリラが快適に過ごせるようにと、度々手を加えて利用していたのだ。
エドワルドがリラと結婚してからは、クルルフォーン領に最低限の滞在日数では無く、のんびりと過ごせる日程で滞在する為、領民達は直に声を掛けられたり、クルルフォーン一家の幸せそうな姿を間近で見る事が出来て、とても喜んでいるようだ。
今回エヴァンス家の面々も誘い、クルルフォーン領の別荘に着くと、早速出歩きたがる子供達と共に、直ぐ傍の透明度の高い湖へと赴く。
湖は幻想的な美しさで屋敷からも見えるのだが、どうせなら触れる距離で見たいと子供達が言い出したが、それ程までに幻想的な美しさを持つ湖なのだから、近距離で見たいと思うのは当然だと言っても良いだろう。
「湖は見た目よりも深いから、落ちるんじゃないぞ。子供達だけで行くのも禁止だ。絶対に大人達を連れて行け。足元は滑る場所も有るから、気を付けて歩くように。守らないと一週間以上、おやつは抜きにするからな」
勿論、エドワルドの言うおやつは、リラが作る美味しいお菓子だ。以上、と言うのは、反省が無ければ一週間では済まさず、それ以上に延ばすと言う意味だ。
因みに湖は端の深さでも、一部を除けば平均的な大人の肩程有り、エドワルドでも胸元ぐらいにはなるだろう。
子供達だけで行って、落ちようものなら大変な事になる。
その為、エドワルドが子供達に声を掛け、他の子供の親達や、同行する大人達にも注意を促した。
子供達は、エドワルドの言いたい事や、その理由もきちんと理解した上で、リラの作るおやつが一週間以上食べられない事になるなんて、絶対に嫌だし、何より心配を掛けさせたくないので、素直に『はい!』と返事をする。
そんな子供達を、大人達は微笑ましそうに見守っている。
「子供達は、賢く良い子達に育っているわね」
リリーの言葉に、リラは即答する。
「はい!わたくしにとって、自慢の息子達ですわ♪子供達は皆、このクルルフォーン家の宝ですもの!」
リラにとって、使用人達は家族同然なのだから、その子供達もまた家族だ。
日傘の下で、とても綺麗な笑みを浮かべて言うリラに、子供達は誇らしげな顔をする。
クルルフォーンの姓で無い子供達にとっても、リラは自慢の女主人で有り、第二の母のような存在だ。
子供達はこれからも自慢の宝と言われるように、一生懸命努力していくのだった。
*****
※いつも有難う御座います!
中々更新出来ず、遅くなりましたが、智秋さんからの湖に遊びに行く話のリクでした♪
子供達はリラの作るお菓子が大好きです♪おやつ抜きは切実に避けたい事案です(笑)
智秋さんリク有難う御座いました~!
まだまだ暑い日が続いてますが、皆様、体調には気を付けて下さいね。
皆様が少しでもほっこり楽しんで頂ければ幸いです♪
今年の夏は、いつもより暑さが増している為、クルルフォーン領の中に有る避暑として最適な、静かで涼しい、とても綺麗な湖の畔に建つ別荘へと行く事にした。
昔エドワルドがリラを手に入れようと画策していた頃に、前領主の別荘を改築し、結婚後は避暑地としてリラが快適に過ごせるようにと、度々手を加えて利用していたのだ。
エドワルドがリラと結婚してからは、クルルフォーン領に最低限の滞在日数では無く、のんびりと過ごせる日程で滞在する為、領民達は直に声を掛けられたり、クルルフォーン一家の幸せそうな姿を間近で見る事が出来て、とても喜んでいるようだ。
今回エヴァンス家の面々も誘い、クルルフォーン領の別荘に着くと、早速出歩きたがる子供達と共に、直ぐ傍の透明度の高い湖へと赴く。
湖は幻想的な美しさで屋敷からも見えるのだが、どうせなら触れる距離で見たいと子供達が言い出したが、それ程までに幻想的な美しさを持つ湖なのだから、近距離で見たいと思うのは当然だと言っても良いだろう。
「湖は見た目よりも深いから、落ちるんじゃないぞ。子供達だけで行くのも禁止だ。絶対に大人達を連れて行け。足元は滑る場所も有るから、気を付けて歩くように。守らないと一週間以上、おやつは抜きにするからな」
勿論、エドワルドの言うおやつは、リラが作る美味しいお菓子だ。以上、と言うのは、反省が無ければ一週間では済まさず、それ以上に延ばすと言う意味だ。
因みに湖は端の深さでも、一部を除けば平均的な大人の肩程有り、エドワルドでも胸元ぐらいにはなるだろう。
子供達だけで行って、落ちようものなら大変な事になる。
その為、エドワルドが子供達に声を掛け、他の子供の親達や、同行する大人達にも注意を促した。
子供達は、エドワルドの言いたい事や、その理由もきちんと理解した上で、リラの作るおやつが一週間以上食べられない事になるなんて、絶対に嫌だし、何より心配を掛けさせたくないので、素直に『はい!』と返事をする。
そんな子供達を、大人達は微笑ましそうに見守っている。
「子供達は、賢く良い子達に育っているわね」
リリーの言葉に、リラは即答する。
「はい!わたくしにとって、自慢の息子達ですわ♪子供達は皆、このクルルフォーン家の宝ですもの!」
リラにとって、使用人達は家族同然なのだから、その子供達もまた家族だ。
日傘の下で、とても綺麗な笑みを浮かべて言うリラに、子供達は誇らしげな顔をする。
クルルフォーンの姓で無い子供達にとっても、リラは自慢の女主人で有り、第二の母のような存在だ。
子供達はこれからも自慢の宝と言われるように、一生懸命努力していくのだった。
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※いつも有難う御座います!
中々更新出来ず、遅くなりましたが、智秋さんからの湖に遊びに行く話のリクでした♪
子供達はリラの作るお菓子が大好きです♪おやつ抜きは切実に避けたい事案です(笑)
智秋さんリク有難う御座いました~!
まだまだ暑い日が続いてますが、皆様、体調には気を付けて下さいね。
皆様が少しでもほっこり楽しんで頂ければ幸いです♪
応援ありがとうございます!
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