557 / 803
後日談
二人目 1
しおりを挟む
リラがリカルドを産んで三年後、リラは男の子を出産した。
エドワルドは、リラ似の女の子が欲しい!と思っていたが、母子共に、無事に産まれて来てくれた事の方が何よりなので、リラが何事も無く生きている事に感謝する。
リラが生きてさえ居れば、子供は幾らでも作れるし、まだ見ぬ子供かリラかと言われてしまえば、エドワルドは迷い無くリラを選んでしまうからだ。
それでも、リラとの子供は格別に嬉しく、可愛いと思ってしまう。
つい先日、レベッカも子供を産んだが、そちらも男の子でルシード、そして、先月にはクレアが女の子を産んでいて、ココアと名付けられ、皆、母子共に元気だ。
因みに、マッドの最初の子供は男の子でルッグス、ダンの子供とサイナスの最初の子供は女の子で、ダンの子供はシシル、サイナスの子供はキャリーと言う。
「リラ、有難う。今回もよく頑張った。元気な男の子だよ」
エドワルドの声を聞き、リラは満面の笑みを浮かべる。
「エド様が居てくれるので、わたくし、幾らでも頑張れますわ♪」
汗だくになりながらもそんな事を言うリラが可愛くて仕方無い。
エドワルドは、リラの額にソッと口付けを落とし、リラの手を握る。
「疲れただろう。少し休みなさい。私はリラが目を覚ますまで、ずっとリラの傍に居るから」
今回は前より少し時間が掛かり、エドワルドは気が気じゃ無かったが、女医が言うにはこれぐらい普通の範囲内で、難産だともっと掛かると言われた。
難産だと、お産にどれぐらい掛かるのかを聞いたエドワルドは、女性陣の皆が、安産で良かったと心底思ってしまった程だ。
エドワルドから、目の色合いを継いだ二人目の子は、ミゲールと名付けられた。
そしてミゲールが旅に出ても大丈夫な時期になると、エヴァンス領にいるジオラルドに呼ばれて、エヴァンス領に沢山の子供を連れての大移動となり、ヨルドの乗る馬車に子供達を集めて乗せると、ヨルド効果は絶大で、母親達も安心して子供を抱き抱え、そこに前回と同じくエヴァンス家当主夫妻も混ざり、ホクホク顔でリカルドとミゲールを抱き抱えて乗り込んだ。
(……まぁ、私はリラと、たっぷり愛し合えるから、願ったり叶ったりだけど)
そんな事を思いつつ、エドワルドはエヴァンス領までの道中を思う存分楽しんだ。
そして、エヴァンス領の本宅に着くと、子供達は熱烈大歓迎を受け、初孫を喜ぶキーツやモーラの母親、孫に会えるとの報せを受けて、シルビアの父親やクレアの両親も本宅にまで、出向いてくれたようだ。
その日は子供達の歓迎会とばかりに、祝宴が催され、皆が皆、子供達と一緒に、楽しく過ごした。
エドワルドは、リラ似の女の子が欲しい!と思っていたが、母子共に、無事に産まれて来てくれた事の方が何よりなので、リラが何事も無く生きている事に感謝する。
リラが生きてさえ居れば、子供は幾らでも作れるし、まだ見ぬ子供かリラかと言われてしまえば、エドワルドは迷い無くリラを選んでしまうからだ。
それでも、リラとの子供は格別に嬉しく、可愛いと思ってしまう。
つい先日、レベッカも子供を産んだが、そちらも男の子でルシード、そして、先月にはクレアが女の子を産んでいて、ココアと名付けられ、皆、母子共に元気だ。
因みに、マッドの最初の子供は男の子でルッグス、ダンの子供とサイナスの最初の子供は女の子で、ダンの子供はシシル、サイナスの子供はキャリーと言う。
「リラ、有難う。今回もよく頑張った。元気な男の子だよ」
エドワルドの声を聞き、リラは満面の笑みを浮かべる。
「エド様が居てくれるので、わたくし、幾らでも頑張れますわ♪」
汗だくになりながらもそんな事を言うリラが可愛くて仕方無い。
エドワルドは、リラの額にソッと口付けを落とし、リラの手を握る。
「疲れただろう。少し休みなさい。私はリラが目を覚ますまで、ずっとリラの傍に居るから」
今回は前より少し時間が掛かり、エドワルドは気が気じゃ無かったが、女医が言うにはこれぐらい普通の範囲内で、難産だともっと掛かると言われた。
難産だと、お産にどれぐらい掛かるのかを聞いたエドワルドは、女性陣の皆が、安産で良かったと心底思ってしまった程だ。
エドワルドから、目の色合いを継いだ二人目の子は、ミゲールと名付けられた。
そしてミゲールが旅に出ても大丈夫な時期になると、エヴァンス領にいるジオラルドに呼ばれて、エヴァンス領に沢山の子供を連れての大移動となり、ヨルドの乗る馬車に子供達を集めて乗せると、ヨルド効果は絶大で、母親達も安心して子供を抱き抱え、そこに前回と同じくエヴァンス家当主夫妻も混ざり、ホクホク顔でリカルドとミゲールを抱き抱えて乗り込んだ。
(……まぁ、私はリラと、たっぷり愛し合えるから、願ったり叶ったりだけど)
そんな事を思いつつ、エドワルドはエヴァンス領までの道中を思う存分楽しんだ。
そして、エヴァンス領の本宅に着くと、子供達は熱烈大歓迎を受け、初孫を喜ぶキーツやモーラの母親、孫に会えるとの報せを受けて、シルビアの父親やクレアの両親も本宅にまで、出向いてくれたようだ。
その日は子供達の歓迎会とばかりに、祝宴が催され、皆が皆、子供達と一緒に、楽しく過ごした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9,206
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる