氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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後日談

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 モーラが顔を赤く染めながらも、頷く姿を目にしたサイナスは、身体を一旦起こして、モーラのスカートを取り払い、モーラの大切な部分だけが隠された姿を見て、唾液を嚥下し、その残りの一枚に手を掛けて、ゆっくりと取り払い、モーラの足の爪先から、キスの雨を降らせて、徐々に上へと向かい、モーラの両足を広げて身体を割り込ませ、蜜で濡れるその中心を見詰めたまま、しっとりと吸い付くような太股を舐め上げ、所有印を付け、更に上へと目指し、足の付け根部分に到達すれば、モーラの蜜の匂いが充満し、その匂いに酔いしれながらも、その味を確かめたくて、舌を伸ばす。

 温かく湿った物が、モーラの足の間を這い、モーラとしては足を閉じたい衝動と、もっと強い快楽を味わいたい想いとが、足の間から聴こえる水音によって更に高まり、サイナスの頭に手を置くものの、止めさせたいのかねだりたいのか、自分でも判らずサイナスの髪を掻き混ぜるぐらいだ。


「サイナス、サイナス、サイナス~!!」


 蜜の溢れる場所に舌や指を何度も入れられ、モーラは喘ぎ、嬌声を上げ、サイナスの名を呼び続ける。

 花芯を弄られ、あまりの強い刺激に、頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなっていると、衣擦れの音が耳に入り、何気無く下を見れば、サイナスの裸体が目に入る。

(サイナス……格好良い。わたしだけの物になるなんて、夢みたい。……サイナスの身体って、こんなにも筋肉付いてたんだぁ……)

 モーラがサイナスの裸体に見惚れていると、サイナスが覆い被さり、散々口淫を施した場所に、熱く硬く反り返り、先走りで濡れた一物を押し当て、擦り付け、モーラに囁く。


「モーラ、このまま入れたい。オイルや媚薬も有るけど、使いたい?ここはもう充分濡れてると思うけど、モーラがもっと気持ち良くなりたいなら、使うよ?」

「いっ……いりません!これ以上なんて、夢としか思えなくなっちゃうし、サイナスだけで、充分気持ち良いから、来て?痛くても良いの。サイナスとの行為を、ちゃんと覚えてたいから」


(痛みが有る方が、夢だなんて思えなくて済むし、サイナスとは、これから沢山するんだから!!媚薬やオイルはいつでも使えるけど、初めては一回切りだから、痛みも覚えてたいの!)

 モーラが手を伸ばせば、サイナスは腕の中に収まってくれる。


「じゃあ、このまま入れるね。爪を立てても噛み付いても良いから、頑張って。その後、ご褒美として、僕ので沢山気持ち良くしてあげる」


 モーラの足の間から、粘着性の有る水音が絶えず聴こえ、異物感と圧迫感が迫まり来るも、サイナスのだと思えば嫌ではないのが不思議だ。

 その後、身を引き裂くような痛みに、サイナスの背に爪を立ててしまうが、サイナスはそのままモーラの最奥へと腰を進め、全てを押し込んだ。
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