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後日談
16 (おまけ)
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「あのご婦人は、それ程有名な人だったのか……」
エドワルドとリラが結婚して、数ヶ月が経った頃に、訪ねて来たダンの両親を思い出すエドワルド。
「?あの、ご婦人?!ももももっ……もしかして、ダンのご両親に、お会いになられたのですか?!」
「ん?ああ、リラと結婚して、数ヶ月を経た頃に、ここにダンを訪ねて来られたからな」
そうエドワルドが答えると、シルビアはダンに向き直り、ダンの胸倉を掴み、泣きそうな顔で訴える。
「酷いです!ズルいです!私もまだ、ダンのご両親にお会いした事無かったのに~!!何で私が不在の時なんですか?!私もお会いしたかったのに~!!」
「落ち着けや、シルビー。あの二人なら、五年以内に結婚するっつっといたから、その内現れる。ドレファンって隣国情勢が落ち着くか、リラ嬢ちゃんが出産したら、必ず俺の女も帰って来るし、それに合わせてまた来いっつっといたんだ。あんな親でも嫁は気になるみたいだぞ?キラッキラの目で、どんな娘かって聞きまくってたからなぁ」
「ほほほほっ、本当に?!」
「娘も欲しかったらしいが、子育ては一人で懲りたらしい。孫が出来たら、頻繁に会いに来るから逃げられんなって言われたぞ。まぁ、俺ぁ端から逃がす気はねぇがなぁ」
「有難う御座います!ダン!」
エドワルドはシルビアのその姿を見て、ブンブンと千切れんばかりに尻尾を振る、犬の尾が見えたらしい。
因みに、ドレファン行きに同行していたエヴァンス家の護衛達は、リラの出産予定日に全員がクルルフォーン邸に顔を出し、シルビアを抜いた報告会を、ダンとサイナス主導の元で開催された。
「んで?俺のシルビーが極限状態に陥った元凶共の後始末はどうした?」
「シルビアさんに害をなそうとした連中は、悉くトラウマに残るような報復、人が入れる程の木箱に、マッパにひん剥いてから縛って放り込み、その上から無毒の蛇を大量に投入し、三日三晩、放置しました!」
「害は無いけど、ドレファンに残って欲しかったのか、男なんて信用しない方が~と唆してた女の方には、他の女から孤立させ、男の方にも、嫁の貰い手にはしたくないような噂をガッツリと流して置きました!」
「んで?シルビーに対する俺へのフォローは無しってか?」
ダンは凄みの有る笑みを見せた。
「「「いいいい、言いましたよ?!兄貴はシルビアさんを裏切るような人じゃないって!」」」
「シルビーが納得してなけりゃ、意味ねぇよな?」
ダンは暫くの間、毎日一人ずつ、クルルフォーン邸に顔を出せ、ちょっくら鍛え直してやると言い切った。
エドワルドとリラが結婚して、数ヶ月が経った頃に、訪ねて来たダンの両親を思い出すエドワルド。
「?あの、ご婦人?!ももももっ……もしかして、ダンのご両親に、お会いになられたのですか?!」
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そうエドワルドが答えると、シルビアはダンに向き直り、ダンの胸倉を掴み、泣きそうな顔で訴える。
「酷いです!ズルいです!私もまだ、ダンのご両親にお会いした事無かったのに~!!何で私が不在の時なんですか?!私もお会いしたかったのに~!!」
「落ち着けや、シルビー。あの二人なら、五年以内に結婚するっつっといたから、その内現れる。ドレファンって隣国情勢が落ち着くか、リラ嬢ちゃんが出産したら、必ず俺の女も帰って来るし、それに合わせてまた来いっつっといたんだ。あんな親でも嫁は気になるみたいだぞ?キラッキラの目で、どんな娘かって聞きまくってたからなぁ」
「ほほほほっ、本当に?!」
「娘も欲しかったらしいが、子育ては一人で懲りたらしい。孫が出来たら、頻繁に会いに来るから逃げられんなって言われたぞ。まぁ、俺ぁ端から逃がす気はねぇがなぁ」
「有難う御座います!ダン!」
エドワルドはシルビアのその姿を見て、ブンブンと千切れんばかりに尻尾を振る、犬の尾が見えたらしい。
因みに、ドレファン行きに同行していたエヴァンス家の護衛達は、リラの出産予定日に全員がクルルフォーン邸に顔を出し、シルビアを抜いた報告会を、ダンとサイナス主導の元で開催された。
「んで?俺のシルビーが極限状態に陥った元凶共の後始末はどうした?」
「シルビアさんに害をなそうとした連中は、悉くトラウマに残るような報復、人が入れる程の木箱に、マッパにひん剥いてから縛って放り込み、その上から無毒の蛇を大量に投入し、三日三晩、放置しました!」
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「「「いいいい、言いましたよ?!兄貴はシルビアさんを裏切るような人じゃないって!」」」
「シルビーが納得してなけりゃ、意味ねぇよな?」
ダンは暫くの間、毎日一人ずつ、クルルフォーン邸に顔を出せ、ちょっくら鍛え直してやると言い切った。
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