氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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SS置き場

累計7500000ポイント突破記念♪ ~子供達の日常~

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「よ~、りぇべ~!り~ねぇ、く~ろとぞ~い、あしょぶ~、いっしょ~♪」


 リカルドが言葉を覚えだした頃、朝、ヨルドに抱えられてやって来た二人とレベッカを見て、座る手前の床を叩き、いつものように歓迎する。

 そんなリカルドに、ヨルドはいつもの通り、声を掛ける。


「お早う御座います、リカルド様。今日も仲良く遊んで下さいね」

「り~!り~!」

「リー、お早う」

「ぞ~い、く~ろ、おあよ~♪」


 リカルドは、また床を叩きながら、横に置いてたぬいぐるみを、ブンブン振って応えている。

 因みに、リカルドとあまり変わらない大きさのこのぬいぐるみは、クレアが作った動物シリーズの一つだ。

 子供達の玩具は、積み木に布を張り付けた物や、大きな紙箱、絵本に絵や文字、数学が描かれたカードと言った物が、使用人達の手作りで出来ている。


「リカルド様、今日は何して遊ぶんですか?」


 レベッカが聞けば、リカルドは小さなふにふにの手で、積み木を指差す。


「そりぇで、あしょぶのぉ~!まえにね、じぃじがね、お~きなおうち、ちゅくてたのぉ~♪」

「ああ、ジルギリス様が器用にお城っぽいの、作ってましたね」

「ありぇ、ちゅくう~!」

「いや、あれは難しいですよ?」


 レベッカが言うも、リカルドは笑顔で答える。


「く~ろとぞ~い、いっしょだも~♪ちゅくう~♪」

「う~ん……じぃじのまねじゃなく、三人のお家、作ろ?」


 クロードがリカルドに言うと、リカルドが首を傾げた。


「り~と、く~ろと、ぞ~いの?」

「そう。三人のお家。じぃじの凄かったけど、一緒のじゃ、面白くないよ?リーのパパ、帰って来た時、三人で作ったの、見せよ?」

「り~のパ~パ、みりゅ、よころぶ?」

「うん、喜ぶよ、きっと」


 クロードがリカルドに、ニッコリと微笑めば、リカルドが笑顔でぬいぐるみをブンブン振り回す。


「り~、ちゅくう~♪パ~パ、よころぶ~♪」

「ぞ~も、ちゅくう~!」


 そうして三人は積み木と格闘し、昼食でも積み木をチラチラ確認し、作ってる最中お眠になって、少し壊すも、お昼寝の後に再度頑張り、エドワルドが帰ってくる頃にはずっとソワソワし、今か今かと待ち続け、リラやレベッカ含む、使用人達は、その可愛さに心底悶えながら見守っていた。

 エドワルドが玄関に着くと、サイナスがコソッとその状況を説明し、エドワルドは既に報告だけで喜べる物だがなと思いながらも、子供達の元へ行き、子供達が一生懸命話すのを聞き、褒めると、子供達は誇らしげに喜んでいた。


「り~、またちゅくう~……」


 一生懸命作ったのだろうリカルドが、疲れたのかエドワルドの服をキュッと握り締め、ウツラウツラとしている。


「ああ、また見せてくれ。今日はもう、ゆっくりお休み」


 そう言ってエドワルドは、リカルドを抱き上げ、リカルドのベッドへと連れて行くのだった。



*****

 ※いつも有難う御座います~♪
 まだ、ミゲールが産まれる少し前ぐらいの日常でしょうかね?
 物凄く遅くなってしまいましたが、詩詩さんのリクの、リラとレベッカの子供達の交流と言う事で書かせて頂きました~!
 こんな感じで如何でしょうか?リカルドが頑張って喋っております~♪
 クロードもお兄ちゃんしてますよ!
 後、現在二つのリクを頂いておりますので、出来上がり次第出させて頂きます!
 皆様が、ほわほわっと、子供達に癒され、楽しんで頂けると幸いです♪
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