444 / 803
後日談
5
しおりを挟む
「リラ様、妊娠おめでとう御座います!」
翌日の昼前に、アナスタシアがクルルフォーン邸を訪れ、リラに、祝いの言葉を贈ってくれる。
「シアお義姉様、有り難う御座います!」
リラは心底嬉しそうな笑顔を浮かべ、アナスタシアを迎え入れた。
「今朝、王宮でエドワルド様にお会いしたので、お祝いの言葉を贈らせて頂きましたが、とても上機嫌でいらっしゃいましたわ♪わたくし、エドワルド様があれ程ご機嫌なお姿を拝見したのは、リラ様と結婚してからしか見ていませんわ。昔は無表情に近くて、あの方に表情筋が存在するのかしら?と、思った事も有ったぐらいですのに、リラ様とご結婚をなされてからは、別人かと言いたくなるぐらいに幸せそうで、わたくしとても嬉しいですわ♪これもリラ様のお陰です!本当に有り難う御座います!!」
「わわっ……わたくしは何も……。寧ろ、わたくしの方がエド様に、お礼を言わなければいけない立場なのです!エド様がわたくしを幸せにしてくれているのですから!!エド様と出会えて、本当に幸せなのです!こうして、シアお義姉様とも仲良くして頂けて、沢山の好意を頂いて、本当に嬉しいのです!いつも有り難う御座います、シアお義姉様!!」
「わたくしも、リラ様と仲良くなれて、本当に嬉しいですわ♪」
アナスタシアは、リラに優しい笑顔を返しながら、内心大いに悶えて癒される。
(リラ様は、いつも可愛過ぎですわ!!こんなに可愛過ぎなリラ様が義妹なのです!仲良くして当然ですわ!!この国の他の令嬢や夫人達も、リラ様を見習えば良いのです!他人の夫を狙うより、今の幸せをリラ様のように、有り難がれば良いのに。わたくしは国王陛下、リラ様は王弟であり資産家でもある、エドワルド様に選ばれたのですから、羨ましく思うのは当然なのかも知れませんが、だからと言って相思相愛な夫婦の旦那様を狙う等、馬鹿のする事なのに、それが分からない馬鹿だからこそ、アレク様やエドワルド様に嫌われるのです。結婚しても変わらずにいる、謙虚なリラ様の爪の垢でも飲ませてやりたいぐらいですわ!)
「わたくしは経験者ですので、いつでも頼って下さいね?リラ様に迷惑をお掛けするような育ち方をさせてしまいましたが、今後はそのような事が無いように充分気を付けます。出産は大変ですが、産まれて来た我が子を抱けば、そんな大変さも忘れてしまえるぐらいの喜びが有りますからね。ああ……。リラ様とエドワルド様のお子様が、今から楽しみで仕方が無いですわ♪」
そんな会話をしながら楽しくお喋りを続け、また来ますわねとアナスタシアは言って、夕方頃に王宮へと帰って行った。
翌日の昼前に、アナスタシアがクルルフォーン邸を訪れ、リラに、祝いの言葉を贈ってくれる。
「シアお義姉様、有り難う御座います!」
リラは心底嬉しそうな笑顔を浮かべ、アナスタシアを迎え入れた。
「今朝、王宮でエドワルド様にお会いしたので、お祝いの言葉を贈らせて頂きましたが、とても上機嫌でいらっしゃいましたわ♪わたくし、エドワルド様があれ程ご機嫌なお姿を拝見したのは、リラ様と結婚してからしか見ていませんわ。昔は無表情に近くて、あの方に表情筋が存在するのかしら?と、思った事も有ったぐらいですのに、リラ様とご結婚をなされてからは、別人かと言いたくなるぐらいに幸せそうで、わたくしとても嬉しいですわ♪これもリラ様のお陰です!本当に有り難う御座います!!」
「わわっ……わたくしは何も……。寧ろ、わたくしの方がエド様に、お礼を言わなければいけない立場なのです!エド様がわたくしを幸せにしてくれているのですから!!エド様と出会えて、本当に幸せなのです!こうして、シアお義姉様とも仲良くして頂けて、沢山の好意を頂いて、本当に嬉しいのです!いつも有り難う御座います、シアお義姉様!!」
「わたくしも、リラ様と仲良くなれて、本当に嬉しいですわ♪」
アナスタシアは、リラに優しい笑顔を返しながら、内心大いに悶えて癒される。
(リラ様は、いつも可愛過ぎですわ!!こんなに可愛過ぎなリラ様が義妹なのです!仲良くして当然ですわ!!この国の他の令嬢や夫人達も、リラ様を見習えば良いのです!他人の夫を狙うより、今の幸せをリラ様のように、有り難がれば良いのに。わたくしは国王陛下、リラ様は王弟であり資産家でもある、エドワルド様に選ばれたのですから、羨ましく思うのは当然なのかも知れませんが、だからと言って相思相愛な夫婦の旦那様を狙う等、馬鹿のする事なのに、それが分からない馬鹿だからこそ、アレク様やエドワルド様に嫌われるのです。結婚しても変わらずにいる、謙虚なリラ様の爪の垢でも飲ませてやりたいぐらいですわ!)
「わたくしは経験者ですので、いつでも頼って下さいね?リラ様に迷惑をお掛けするような育ち方をさせてしまいましたが、今後はそのような事が無いように充分気を付けます。出産は大変ですが、産まれて来た我が子を抱けば、そんな大変さも忘れてしまえるぐらいの喜びが有りますからね。ああ……。リラ様とエドワルド様のお子様が、今から楽しみで仕方が無いですわ♪」
そんな会話をしながら楽しくお喋りを続け、また来ますわねとアナスタシアは言って、夕方頃に王宮へと帰って行った。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9,203
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる