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後日談
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王宮で早馬から、リラの手紙を受け取ったエドワルドは、その場で開封し、目を通して早馬を飛ばして来た者に礼を言った上で、直ぐに帰宅すると告げ、執務室に引き返し、他の政務官達に今日は帰宅する事を告げ、早々に馬で帰宅する。
結婚前は馬車で通っていたが、結婚後は、少しでも長く、リラのいる家にいたいので、馬車では無く馬で通うようになったのだ。
こう言った緊急の場合、馬で通っていると、然程時間も掛からずに、家に着くから有り難い。
リラは風邪のようだと言っていたが、女医に見て貰った報告を直にと言うのなら、風邪では無かったと言う事だろうが、直にと言うのが気に掛かる。
「サイナス、リラは?」
出迎えたサイナスに簡潔に聞くと、サイナスも簡潔に答えてくれる。
「お部屋でお待ちです」
「有難う」
頭を下げるサイナスを、横目で見ながら、その横を通り過ぎる際に礼を言う。
そして、大急ぎで部屋に向かい、扉を開けると、振り向くリラに駆け寄るエドワルド。
「ただいま、リラ。それで、報告って何?」
「おっ、お帰りなさいませ、エド様!あのっ、あのっ……態々お呼び立てしてご免なさいっ!ですが、どうしても、わたくしから言いたくてっ!!」
「私の方は大丈夫だから。それで?どんな話なのかな?」
慌て出し、若干泣きそうな顔になってるリラを抱き締めて、エドワルドは間近でリラと視線を合わせる。
「わっ……わたくしのお腹に、エド様とのお子がっ、お子が宿っているそうですっ!!」
「……子供?」
「はいっ!お仕事の邪魔をしてしまい、申し訳有りません。ですが、どっ、どうしても、どうしてもわたくしの口から伝えたかったのですっ!!」
力説するリラに、満面の笑みを浮かべるエドワルド。
「……うん。有難うリラ。とても嬉しいよ。子供が出来た事も、リラから伝えて貰えた事も、凄く嬉しい。子供を宿してくれて、逸早く伝えてくれて、有難う。心から愛しているよ」
エドワルドの優しい言葉と笑顔で、感極まったリラが、エドワルドの背に手を回して、ギュウッとエドワルドを抱き締め返す。
「わっ……わたくしも、愛していますぅ~!」
リラの可愛さに、寝室に連れ込みたい衝動を抑えて、一応確認とばかりに女医に聞く。
「女医とは言え、女性に聞くのは失礼かも知れないけれど、妊婦であろうと、リラの魅力には抗えないだろうから、リラとの性的行為はどこまでして良いのか、聞いて置いても良いかな?」
「エド様?!」
「私にとって、とても重要な事だよ。半年以上リラと出来ないなんて、辛過ぎる。挿入が不可なら、口淫だけでもリラとしたい。リラだって、そんなに長く空けていれば、身体が疼いて辛くなる筈だよ?」
エドワルドは悪びれ無くリラに言うが、リラは顔をこれ以上無いと言う程真っ赤に染め上げ、口を閉ざした。
「あー……そうですね、流れやすい危険な時期は過ぎているようですし、リラ様の体調が良ければ大丈夫ですよ。激しくするのは身体に負担が掛かり易いので、出来るだけ控えて頂きたいですが、挿入も可能です。……本当に公爵様は、リラ様が大好きなのですねぇ」
呆れ混じりの女医の言葉に、エドワルドは、当然だと謂わんばかりに、リラを抱き締め直したのだった。
結婚前は馬車で通っていたが、結婚後は、少しでも長く、リラのいる家にいたいので、馬車では無く馬で通うようになったのだ。
こう言った緊急の場合、馬で通っていると、然程時間も掛からずに、家に着くから有り難い。
リラは風邪のようだと言っていたが、女医に見て貰った報告を直にと言うのなら、風邪では無かったと言う事だろうが、直にと言うのが気に掛かる。
「サイナス、リラは?」
出迎えたサイナスに簡潔に聞くと、サイナスも簡潔に答えてくれる。
「お部屋でお待ちです」
「有難う」
頭を下げるサイナスを、横目で見ながら、その横を通り過ぎる際に礼を言う。
そして、大急ぎで部屋に向かい、扉を開けると、振り向くリラに駆け寄るエドワルド。
「ただいま、リラ。それで、報告って何?」
「おっ、お帰りなさいませ、エド様!あのっ、あのっ……態々お呼び立てしてご免なさいっ!ですが、どうしても、わたくしから言いたくてっ!!」
「私の方は大丈夫だから。それで?どんな話なのかな?」
慌て出し、若干泣きそうな顔になってるリラを抱き締めて、エドワルドは間近でリラと視線を合わせる。
「わっ……わたくしのお腹に、エド様とのお子がっ、お子が宿っているそうですっ!!」
「……子供?」
「はいっ!お仕事の邪魔をしてしまい、申し訳有りません。ですが、どっ、どうしても、どうしてもわたくしの口から伝えたかったのですっ!!」
力説するリラに、満面の笑みを浮かべるエドワルド。
「……うん。有難うリラ。とても嬉しいよ。子供が出来た事も、リラから伝えて貰えた事も、凄く嬉しい。子供を宿してくれて、逸早く伝えてくれて、有難う。心から愛しているよ」
エドワルドの優しい言葉と笑顔で、感極まったリラが、エドワルドの背に手を回して、ギュウッとエドワルドを抱き締め返す。
「わっ……わたくしも、愛していますぅ~!」
リラの可愛さに、寝室に連れ込みたい衝動を抑えて、一応確認とばかりに女医に聞く。
「女医とは言え、女性に聞くのは失礼かも知れないけれど、妊婦であろうと、リラの魅力には抗えないだろうから、リラとの性的行為はどこまでして良いのか、聞いて置いても良いかな?」
「エド様?!」
「私にとって、とても重要な事だよ。半年以上リラと出来ないなんて、辛過ぎる。挿入が不可なら、口淫だけでもリラとしたい。リラだって、そんなに長く空けていれば、身体が疼いて辛くなる筈だよ?」
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「あー……そうですね、流れやすい危険な時期は過ぎているようですし、リラ様の体調が良ければ大丈夫ですよ。激しくするのは身体に負担が掛かり易いので、出来るだけ控えて頂きたいですが、挿入も可能です。……本当に公爵様は、リラ様が大好きなのですねぇ」
呆れ混じりの女医の言葉に、エドワルドは、当然だと謂わんばかりに、リラを抱き締め直したのだった。
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