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後日談
クルルフォーン領行き 1
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エドワルドは、自領であるクルルフォーン領で、リラのお披露目をする為に、結婚したばかりの妻を連れて、領地に向かう予定を立てていた。
クルルフォーン領の領民は、エドワルドが王都で結婚した、と聞き付けて、領主館には沢山の祝いの品が贈られているらしい。
勿論そこでもお披露目と言う名の簡単な結婚式を挙げて、領民に愛しい妻の顔を覚えて貰い、領主の新妻溺愛っぷりを深く理解させる為に、人目も気にせず、イチャイチャするつもりだ。
それぐらいしても、領民は呆れる所か、心底喜び、この先も安心して暮らせると、安堵してくれる事だろう。
何せ、領主が極度の女嫌いで、一代限りの公爵領だと、領民達に随分気落ちさせていたのだから。
そんな訳でエドワルドは、領地では、お披露目を兼ねての結婚式を挙げて、恋愛婚だと証明する為に、領民の前でも存分にイチャイチャして、領民達を安心させてあげようねとリラに甘く囁き、その身体を貪欲に貪り、リラとの快楽漬けで日々を満たし、新婚生活を満喫中だ。
とは言え、仕事は素早くきちんと済ませ、仕上がりも文句が言えない出来だから、使用人達はリラに、頑張れ~!と内心応援するぐらいしか出来ないのだが、リラも時折負けていない為、放って置いても大丈夫だと判断されている。
そもそも、あんな重い愛情を一身に受け続けても、変わらず平然と立ち向かい、無意識に煽って食われに行くリラは、さすがド天然、と言えるだろう。
しかも、あの様子のエドワルドに対して、引く所か突進するような発言をし続けるリラなので、エドワルド以外に見向きもせず、エドワルドの貪欲な性欲に対しても、他は全く知らないので、一般の人より少しだけ多いのかな???程度にしか思っていないのだ。
そんなリラだからこそ、エドワルドは更なる執着心を募らせ、増していくだけの愛情も惜しみ無く注ぐのだが、リラはそれに応えて、エドワルドに更なる愛情を注ぎ、その繰り返しで、他者が入り込める余地等全く無いと言って良い。
溺愛される事に慣れてるリラは、自分に向けられてる愛情が多ければ多い程、無意識のまま相手にそれ以上の愛情を降り注いでいるのだ。
元々感情が希薄だったエドワルドにとって、愛した分以上の愛が貰えるなんて、思ってすらいなかったのだ。
そんなリラを手に入れて、手に入れる前から溺愛していたエドワルドが、可愛い妻に、のめり込まない訳が無い。
クルルフォーン領に向かう馬車は、当然いつも使用する馬車で、リラを見付け、何が何でも手に入れようと決意して、その後、リラとの情事がここでも出来るようにと、お金を惜しまず造らせた物。
いつもリラと出掛ける時に使用する機密性の高い馬車で、喩え中から大声で叫んだとしても、外には一切漏れないと言う、優れ物の構造だ。
元々リラとの為に特注で造らせた物なので、初めてリラを味見した、記念すべき馬車で有り、その後あの馬車は、エドワルド一番のお気に入りとなり、普段も使うようになったのだった。
クルルフォーン領の領民は、エドワルドが王都で結婚した、と聞き付けて、領主館には沢山の祝いの品が贈られているらしい。
勿論そこでもお披露目と言う名の簡単な結婚式を挙げて、領民に愛しい妻の顔を覚えて貰い、領主の新妻溺愛っぷりを深く理解させる為に、人目も気にせず、イチャイチャするつもりだ。
それぐらいしても、領民は呆れる所か、心底喜び、この先も安心して暮らせると、安堵してくれる事だろう。
何せ、領主が極度の女嫌いで、一代限りの公爵領だと、領民達に随分気落ちさせていたのだから。
そんな訳でエドワルドは、領地では、お披露目を兼ねての結婚式を挙げて、恋愛婚だと証明する為に、領民の前でも存分にイチャイチャして、領民達を安心させてあげようねとリラに甘く囁き、その身体を貪欲に貪り、リラとの快楽漬けで日々を満たし、新婚生活を満喫中だ。
とは言え、仕事は素早くきちんと済ませ、仕上がりも文句が言えない出来だから、使用人達はリラに、頑張れ~!と内心応援するぐらいしか出来ないのだが、リラも時折負けていない為、放って置いても大丈夫だと判断されている。
そもそも、あんな重い愛情を一身に受け続けても、変わらず平然と立ち向かい、無意識に煽って食われに行くリラは、さすがド天然、と言えるだろう。
しかも、あの様子のエドワルドに対して、引く所か突進するような発言をし続けるリラなので、エドワルド以外に見向きもせず、エドワルドの貪欲な性欲に対しても、他は全く知らないので、一般の人より少しだけ多いのかな???程度にしか思っていないのだ。
そんなリラだからこそ、エドワルドは更なる執着心を募らせ、増していくだけの愛情も惜しみ無く注ぐのだが、リラはそれに応えて、エドワルドに更なる愛情を注ぎ、その繰り返しで、他者が入り込める余地等全く無いと言って良い。
溺愛される事に慣れてるリラは、自分に向けられてる愛情が多ければ多い程、無意識のまま相手にそれ以上の愛情を降り注いでいるのだ。
元々感情が希薄だったエドワルドにとって、愛した分以上の愛が貰えるなんて、思ってすらいなかったのだ。
そんなリラを手に入れて、手に入れる前から溺愛していたエドワルドが、可愛い妻に、のめり込まない訳が無い。
クルルフォーン領に向かう馬車は、当然いつも使用する馬車で、リラを見付け、何が何でも手に入れようと決意して、その後、リラとの情事がここでも出来るようにと、お金を惜しまず造らせた物。
いつもリラと出掛ける時に使用する機密性の高い馬車で、喩え中から大声で叫んだとしても、外には一切漏れないと言う、優れ物の構造だ。
元々リラとの為に特注で造らせた物なので、初めてリラを味見した、記念すべき馬車で有り、その後あの馬車は、エドワルド一番のお気に入りとなり、普段も使うようになったのだった。
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