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SS置き場
累計6000000ポイント突破記念♪ ~お泊まり会の裏で~
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エドワルドから、国王夫妻が泊まりに来ると聞き、サイナスは貴賓室の夫婦用の部屋と女性用の二人部屋、そして、護衛の者達の部屋を幾つか使用出来るように指示をする。
「あの……何で女性用の二人部屋まで?」
「王妃様と若奥様は仲が良いんだから、女性二人で夜を過ごすと言う事も有り得るからだよ。執事ってのは、無駄になっても良いから念には念を入れて、幾通りのパターンを想定するのが大切だ。その場になって、用意してませんでしたって慌て出すのは三流で、用意してないけど直ぐにするのは二流。先を読んであらゆるパターンを想定し、用意するのは一流だ。詰まりは、前にマッドさんが、接客業の店長って例えてたけど、例えば、服でも飲食店でも良いけど、お前は店の目玉商品が欲しくて行ったのに、まだ出来てませんって言われるのと、もう暫くお待ち下さいって言われるのと、直ぐに出されるの、どれが良いかなんて、目に見えてるだろ」
サイナスはサラッと説明し、次に、料理長にも、国王夫妻の好きな食べ物や調理法、と言った事を情報として流し、取り入れるように指示を出す。
そして、万全の準備をして、国王夫妻を迎えるのだ。
国王夫妻が泊まりに来たその日、クルルフォーン邸に護衛として同行した近衛隊長は、ダンを見付けて、目を輝かせ、そそくさと近寄り丁寧に頭を下げて挨拶し、どうかまた、手合わせをお願い致しますと頼んでいる。
「えっ?……あの方……近衛隊長ですよね?なっ、何でダンさんに頭を下げて挨拶してるんですか???」
「お前……ダンさんの情報、どこまで知ってる?」
「にっ、庭師で元は傭兵だったから、多少の護衛は出来ると……」
「……お前、それ、ダンさんが刺客なら、確実にエドワルド様は死んでたからな?言われた言葉だけを鵜呑みにしてたら、暗殺者とか、入り放題だぞ……」
「でっ、でもっ、若奥様の専属だからっ!」
「その割りには、レベッカ無能扱いしたよな?お前。疑うなら先ず全員が基本だろ。勿論それを表情や態度に出したら意味無いけどな。……ダンさんは十五年余り前に王宮で、剣の指南をしてたんだよ。近衛隊長はその時ダンさんに指導して貰った内の一人。言っとくがダンさんは、この国で最強の部類の強さを持つぞ。変わった剣術を使うから、この国で敵う人間はいないとまで言われてるから、怒らせるなよ?」
「そっ……そんなに凄い人なんですか?!?」
「前近衛隊長は知ってるか?この近隣国でも相当有名だけど、あの人よりダンさんの方が上だから。それこそ、前近衛隊長がダンさんに手合わせとかで、習っていたぐらいだからね」
何でそんな人が庭師に……。ランドールはエヴァンス家の使用人、半端無い……と熟思うのだった。
*****
※いつも有難う御座います~♪
今回は国王夫妻のクルルフォーン邸に宿泊した時に派生した裏話でした!
ランドールはダンの正体を知らなかったので、近衛隊長が親しそうに頭を下げて挨拶してるのを見て、ダンさん何者?!と思ったようです(笑)
皆様にお楽しみ頂けたら幸いです♪
「あの……何で女性用の二人部屋まで?」
「王妃様と若奥様は仲が良いんだから、女性二人で夜を過ごすと言う事も有り得るからだよ。執事ってのは、無駄になっても良いから念には念を入れて、幾通りのパターンを想定するのが大切だ。その場になって、用意してませんでしたって慌て出すのは三流で、用意してないけど直ぐにするのは二流。先を読んであらゆるパターンを想定し、用意するのは一流だ。詰まりは、前にマッドさんが、接客業の店長って例えてたけど、例えば、服でも飲食店でも良いけど、お前は店の目玉商品が欲しくて行ったのに、まだ出来てませんって言われるのと、もう暫くお待ち下さいって言われるのと、直ぐに出されるの、どれが良いかなんて、目に見えてるだろ」
サイナスはサラッと説明し、次に、料理長にも、国王夫妻の好きな食べ物や調理法、と言った事を情報として流し、取り入れるように指示を出す。
そして、万全の準備をして、国王夫妻を迎えるのだ。
国王夫妻が泊まりに来たその日、クルルフォーン邸に護衛として同行した近衛隊長は、ダンを見付けて、目を輝かせ、そそくさと近寄り丁寧に頭を下げて挨拶し、どうかまた、手合わせをお願い致しますと頼んでいる。
「えっ?……あの方……近衛隊長ですよね?なっ、何でダンさんに頭を下げて挨拶してるんですか???」
「お前……ダンさんの情報、どこまで知ってる?」
「にっ、庭師で元は傭兵だったから、多少の護衛は出来ると……」
「……お前、それ、ダンさんが刺客なら、確実にエドワルド様は死んでたからな?言われた言葉だけを鵜呑みにしてたら、暗殺者とか、入り放題だぞ……」
「でっ、でもっ、若奥様の専属だからっ!」
「その割りには、レベッカ無能扱いしたよな?お前。疑うなら先ず全員が基本だろ。勿論それを表情や態度に出したら意味無いけどな。……ダンさんは十五年余り前に王宮で、剣の指南をしてたんだよ。近衛隊長はその時ダンさんに指導して貰った内の一人。言っとくがダンさんは、この国で最強の部類の強さを持つぞ。変わった剣術を使うから、この国で敵う人間はいないとまで言われてるから、怒らせるなよ?」
「そっ……そんなに凄い人なんですか?!?」
「前近衛隊長は知ってるか?この近隣国でも相当有名だけど、あの人よりダンさんの方が上だから。それこそ、前近衛隊長がダンさんに手合わせとかで、習っていたぐらいだからね」
何でそんな人が庭師に……。ランドールはエヴァンス家の使用人、半端無い……と熟思うのだった。
*****
※いつも有難う御座います~♪
今回は国王夫妻のクルルフォーン邸に宿泊した時に派生した裏話でした!
ランドールはダンの正体を知らなかったので、近衛隊長が親しそうに頭を下げて挨拶してるのを見て、ダンさん何者?!と思ったようです(笑)
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