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本編
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(もう、もうっ!伯父様とお祖父様ってば、何を考えているのかと思ったら!!)
リラはエドワルドの手を引きながら、階段を上がり、自室に連れ込む。勿論部屋には鍵を掛けての引き籠りだ。
そうしてリラ自ら、エドワルドにしがみ付くような勢いで抱き付いた。
勿論、エドワルドは内心大いに悶えながらも、リラを抱き締め返す。
「わたくしは、エドワルド様と結婚出来るだけで嬉しいのです!元々、結婚すら出来ないと思っていたから、式なんて、どこでだって良いのです!!挙げて頂けるだけでも嬉しいと思っているのに、王都で、とても盛大且つ豪華な式になってしまって恐縮していると言うのに……エドワルド様!あの二人の我が儘は聞き流して下さい!!こんな事でエドワルド様に八つ当たりしようだなんて、馬鹿げてます!」
よしよしと、エドワルドはリラのサラサラした髪を撫でながら、嬉しそうに言う。
「王都での式は、私の事情と我が儘も入っているからね。リラが恐縮する事無いよ。リラは堂々としていれば良いのだから」
「?エドワルド様の、我が儘???」
キョトンと見上げて来るリラが可愛くて、エドワルドは甘く囁く。
「公務とは別に、私の花嫁がリラだと言う事を、皆に自慢する為の我が儘も入っているからね。私はリラを自慢して、毒華と評する相手を見返してやりたいし、悔しがる姿も存分に眺めてやりたい。リラは私だけの物で、私もリラだけの物だとね」
(勿論、貴族だけで無く、この地でリラに惚れてた男にもきっちり解らせる気でいるから、このエヴァンス領でもちゃんと結婚式をするけれどね。ただ、あの二人は知らなかった様だけど、それだって私の我が儘だから、リラには内緒で進めるよ)
エドワルドはリラを抱き締めたままでほくそ笑む。
「そっ、そんな事を言うと、わたくしも自慢しますからね!エドワルド様狙いの女性達に、エドワルド様はわたくしの物だと行動で示しますから!!人目を気にせずエドワルド様にくっつくのです!女性がいたら、離れません!!」
「リラなら大歓迎だよ。他の女性なんて興味も湧かないからね。リラ、そろそろ下に戻ろうか。リラの部屋をじっくり見たいのは山々だけど、リラと二人切りだと、リラが欲しくて堪らなくなるからね。セイル家のお二方も、きっと反省している筈だよ?可愛い孫や姪に叱られたのだから」
「はっ……反省……してるでしょうか……?」
「私だったら、先ずリラに会いに来るね」
(それに、まだ未婚だからと慌てて来るよ。その証拠に、足音は聴こえないけれど、気配が直ぐそこに)
エドワルドが扉を見たと思ったら、その扉が勢い良く叩かれた。
リラはエドワルドの手を引きながら、階段を上がり、自室に連れ込む。勿論部屋には鍵を掛けての引き籠りだ。
そうしてリラ自ら、エドワルドにしがみ付くような勢いで抱き付いた。
勿論、エドワルドは内心大いに悶えながらも、リラを抱き締め返す。
「わたくしは、エドワルド様と結婚出来るだけで嬉しいのです!元々、結婚すら出来ないと思っていたから、式なんて、どこでだって良いのです!!挙げて頂けるだけでも嬉しいと思っているのに、王都で、とても盛大且つ豪華な式になってしまって恐縮していると言うのに……エドワルド様!あの二人の我が儘は聞き流して下さい!!こんな事でエドワルド様に八つ当たりしようだなんて、馬鹿げてます!」
よしよしと、エドワルドはリラのサラサラした髪を撫でながら、嬉しそうに言う。
「王都での式は、私の事情と我が儘も入っているからね。リラが恐縮する事無いよ。リラは堂々としていれば良いのだから」
「?エドワルド様の、我が儘???」
キョトンと見上げて来るリラが可愛くて、エドワルドは甘く囁く。
「公務とは別に、私の花嫁がリラだと言う事を、皆に自慢する為の我が儘も入っているからね。私はリラを自慢して、毒華と評する相手を見返してやりたいし、悔しがる姿も存分に眺めてやりたい。リラは私だけの物で、私もリラだけの物だとね」
(勿論、貴族だけで無く、この地でリラに惚れてた男にもきっちり解らせる気でいるから、このエヴァンス領でもちゃんと結婚式をするけれどね。ただ、あの二人は知らなかった様だけど、それだって私の我が儘だから、リラには内緒で進めるよ)
エドワルドはリラを抱き締めたままでほくそ笑む。
「そっ、そんな事を言うと、わたくしも自慢しますからね!エドワルド様狙いの女性達に、エドワルド様はわたくしの物だと行動で示しますから!!人目を気にせずエドワルド様にくっつくのです!女性がいたら、離れません!!」
「リラなら大歓迎だよ。他の女性なんて興味も湧かないからね。リラ、そろそろ下に戻ろうか。リラの部屋をじっくり見たいのは山々だけど、リラと二人切りだと、リラが欲しくて堪らなくなるからね。セイル家のお二方も、きっと反省している筈だよ?可愛い孫や姪に叱られたのだから」
「はっ……反省……してるでしょうか……?」
「私だったら、先ずリラに会いに来るね」
(それに、まだ未婚だからと慌てて来るよ。その証拠に、足音は聴こえないけれど、気配が直ぐそこに)
エドワルドが扉を見たと思ったら、その扉が勢い良く叩かれた。
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