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本編

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(なななっ、何て事を言うのですかぁ?!エドワルド様ぁ~っっ!!ぞぞぞぞ、存分に可愛がってあげるって、わたくしも好きなだけ、エドワルド様に存分に甘えて良いって!そんな事を言って、後悔しても知りませんわよ?!寂しい想いをさせてしまったのだからと、何でもわたくしの言う事を聞くなんて言って、わたくしを甘やかせ過ぎですぅ~!否定的な言葉なんて言う気はありませんものぉっ!!エドワルド様が寝ている間に、ああっ、あの夜会の後の情事を、存分に思い出していれば良い、なんて言われて、思い出さない筈無いじゃありませんか!!だって、わたくし、前だってエドワルド様の寝顔を見て、思い出してしまったのですからぁ~!ふっ、服は、なるべく脱がさないようにするって、でも、わたくしの素肌は堪能したいって言う事は、ふふっ、服の中に手を入れると言う事ですわよね?!起きたらわたくしの胸を触らせてって、じじじっ、直で、あのっ、あのっ、あの時のように、さわっ、さわっっ~~~!!!)


 エドワルドの爆弾発言に、リラは動けない状態で、顔から火が出そうな程に熱く火照らせ、悶え続ける。

(きききっ、期待させるだけさせておいて、ふふっ、触れて下さらなければ、わたくし、泣きますからね?!ぞぞっ、存分に思い出して淫乱になったら、エドワルド様の所為ですからぁ!!)

 疼き出す身体を自身で抱き締め、膝の上で休むエドワルドを潤んだ瞳で見下ろすリラ。

(ううっ。……いっ、未だに夢でも見ている気分ですぅ。これ程綺麗な男性が、平凡以下のわたくしを求め、欲しがるなんてぇ~。わたくしのような大した取り柄も無い、細かい事だけを覚えている女なんて、嫌がられても仕方無いのにぃ~。エドワルド様は優し過ぎますぅ~)

 エドワルドはリラを美しいと評してくれた事もあるが、未だに平凡以下の容姿だと、勘違いしているリラは、自身の鈍さに気付いていない。

 勿論、エドワルドが優しいだけではなく、刷り込み洗脳のような愛情を注いでいる腹黒だと言う事も。

(エドワルド様のお母様は、何故、これ程素敵なエドワルド様を嫌うのかしら?わたくしだったら、エドワルド様に似た子供なら、喩え笑わない子でも絶対に構い倒します!エドワルド様に似てなくても、エドワルド様の子供だもの!絶対に可愛いに決まってますぅ!わたくしに似たら、ちょっと可哀想ですが、それでも、絶対に構い倒します~!!)

 リラが子供に掛かり切りになれば、エドワルドが少し拗ねそうな気もするが、リラは大好きなエドワルドとの子供なら、複数だろうと絶対に全員を可愛がると言う自信があった。

 だからこそ、ハンナのような、息子に息子では無い者と認識させる、母親の心境が解らないし、解りたいとも思わなかった。
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