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本編

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「わっ、わたくしは……どうすれば良いですか?」


 リラの言葉に、最初は驚いたが、エドワルドは色気全開に微笑み、甘く囁く。


「少しずつで良いから、私との行為を受け入れて。私がリラの素肌を触れたがるように、リラも私を少しずつで良いから求めて。私がリラの蜜を欲しがっても嫌がらないで。沢山味見させて。リラの胸も沢山弄りたい。服の上からだと物足りない。直に揉んで、先端を弄って舐め回したい。今日は無理でも、時間を掛けて、あの時と同じような事をしたい。ああ、それと、私のここも、いつか直に、リラから触れて欲しい。リラの手や口で、愛撫して欲しい」


 リラは全身を赤く染め上げ、視線を彷徨わせるが、意を決して言葉を紡ぐ。


「……わっ、わたくしも、エドワルド様を求めてます、よ?……そのっ……今日は無理でも……直に、触れて、欲しい、です……」


 うるうるとした瞳を向けてくるリラが、可愛くて仕方無い。咄嗟に苦しまない程度に、それでも強くリラを抱き締めるエドワルド。


(くっ……!可愛過ぎるっ!!後半年も待たなければいけないなんてっ!だが、今日耐えればリラをまだまだ味わう事が確実に出来る!耐えなければ、マッドが来る!リラを味わえずに倍以上の時間を無駄にする!それだけは避けたい!!堪えろ私!ここを切り抜ければ、次に会う時から、少しずつでも先に進む事が出来るんだ!)

 リラの顔中にキスの雨を降らせ、気を紛らせるエドワルド。

 暫くして、漸くエドワルドが何とかやり過ごす事に成功し、でも、出来れば抜きたいと切実に思っていると、扉がノックされる音を聴く。

 カウチから身体を起こして座り、リラの衣装をサッと整え座らせた後に返事をする。

 その返事で、ダンとレベッカが部屋に入って来た。


「もうすぐで夕食が出来るらしいぞ。取り敢えず嬢ちゃんは、レベッカにその化粧を直して貰え。今のままだと(報告は入れてるが)ジーン坊っちゃんが心配するからな」

「わっ、分かりましたわ。レベッカ、お願い」

「はい。お任せ下さい」


 リラとレベッカは、奥の寝室の方へと向かい、ダンとエドワルドはその場に残る。

 ダンはエドワルドをチラッと横目で見て、ボソッと呟く。


「公爵様は……かわやだな」

「ああ。少しだけここを頼む」


 エドワルドは少しだけその場を離れ、抜く事にした。
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