氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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本編

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 リラの寝室は、当然ながらリラの匂いに溢れていて、エドワルドには夢心地な気分だ。

 少し時間が経っていたにも関わらず、エドワルドの下半身はずっとガチガチのままだった。

 リラが傍らに居て、萎える事等ある筈も無く、一刻も早く解放したい所だが、リラに怯えられても困るので、先ずはリラを存分に貪る事にする。

 リラを横抱きしたままベッドに腰掛け、リラの髪を飾る、エドワルドが贈った髪飾りをリラの髪から外しておく。壊れる事は無いだろうが、飾ったままだとリラが痛いかも知れないからだ。

 外した後は、早速リラの唇を奪い、その咥内へと舌を忍ばせ、右手を抱えていたリラの足の下から抜いて、ドレスの上から柔らかな胸へと手を伸ばす。


「!!」


 リラの身体がビクッと揺れ、ドレスの上からでもエドワルドの手に反応するが、少し前まで生で直に触れ、その気持ち良さを知るエドワルドにとってはどうしても物足りない。

(これは早々、邪魔な衣服を取り去らなければ)

 リラの胸を少し揉み、そこから脇へと手を滑らせて、先程外したボタンを再度その手で外していく。今度は全てを脱がせる気なので、全てのボタンを外してその肩に掛かるドレスを下ろし、エドワルドの服をキュッと握り締める手を交互に抜き取っていく。

 そして片腕でリラを支えたままドレスを引き下げ、再びリラの胸を露にし、リラが隠してしまわないように素早くその左胸にエドワルドの右手を添えて、そのままじっくり胸を揉む。


「んんっ……」


 リラの身体はエドワルドが直接胸に触れた瞬間、大きく反応を見せ、その反応に煽られたエドワルドは、少しの間、左胸を弄び楽しんだ後は、先ずリラの靴を片手で奪い取り、床に転がす。

 エドワルド自身の靴も、片手と足を使いながら外していき、リラをベッドに押し倒し、リラの胸元にキスの雨を降らせながら、リラの身体に纏わり付く邪魔な衣装を、全て剥ぎ取っていく。勿論、先程は手を入れただけで、脱がす事の叶わなかった下着も。


「!!!」


 リラが身体を隠そうと背を向けようとするが、そんな事を、勿論エドワルドが許す訳もなく、リラの身体を押さえ込み、確りと阻止をする。


「駄目だよリラ。ちゃんと見せて」

「だっ……だって!わたくしだけズルいですぅ~!えっ、えどわるどさまなんて、まだ、シャツすらぬいでいらっしゃらないのに、わたくし、だけ、なんて……ひどいですぅ……」


 思わず涙ぐむリラの可愛さに、エドワルドは内心大いに悶えながらもリラに謝る。


「ああ、ごめんねリラ。泣かないで。私の身体はリラだけの物だから、好きに見ても良いよ。ただ、下は……もう少しだけ後でね。見ればリラが怯えるかも知れないけれど、それが私のだから、覚悟だけはしていてね?」
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