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SS置き場

累計1250000ポイント突破記念♪ ~鉄壁のエヴァンス家~

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 エドワルドが王都を離れ、ジーンも王宮で寝泊まりをしていたある日の夜。

 エヴァンス家の敷地内で、悲鳴が響いた。


「客みたいだな。こんな夜更けにご苦労なこって」


 ダンは繋ぎに一人だけ使用人を連れて、声の主に近付いて行くと、エヴァンス家の犬達が、二人の男を囲んでいる。

 その内の二匹は、唸り声を上げながら、各々足に噛み付き離さない。


「痛い痛い痛い!!!」

「たたたたっ、助けてくれ!!足がっ!足がっっ!!」


 煩くて仕方が無いから、ダンは二匹に下がるように命じる。ただし囲いは解かないままで。


「で、何者だあんた等」

「げっ、下民の分際で何してる!!早くこの犬を遠退かせろ!!」

「下民ねぇ?他人の家に侵入しといて言う事か?」

「煩い!他国民の分際で!」

「威勢が良いなぁ。じゃあ、こいつ等嗾けて口封じるか。どうせ罪人だもんなぁ」

「ふざけるな!我々は罪人では無い!!じっ……ジーン殿に、妹君を手籠めにしてくれと、頼まれたんだ!!」

「そうだぞ?!ジーン殿が言ったのだ!」

「そうかぁ、ジーン坊っちゃんが。それなら仕方ねぇなぁ」


 そう言って、ダンは二人に近寄り当て身を食らわせる。

(選りに選って、ジーン坊っちゃんの名前を出すとはなぁ)


「お前達はいつもの見張りと、他にも居ないか探してくれや。よし、行け!」


 ダンの声で一斉に見張りに戻る犬達に外を任せ、ダンは連れに、マッド達を呼んで来るよう頼み、二人を屋敷内に連れ込むと、呼ばれたマッド達と鉢合わせた。


「おうマッド!この二人を好きにして良いぞ。ウチの嬢ちゃんを手籠めにしようとした上に、ウチの坊っちゃんが言ったと大嘘吐きやがった。存分に相手してやれ」

「あらぁ~ん、嬉しいわぁ~♪じゃあ、あの罠部屋使っても良いのねぇ~?馬鹿な子達♪複数での遊び方を、存分に教え込んでア・ゲ・ル♪さぁ、あんた達!朝までたっぷりこの二人で遊ぶわよぉ!!ダンちゃん、追加が来ても、ドンドン連れて来て頂戴!何なら朝と言わず、若様が帰って来るまで相手しても良いわよ?!」

「ああ、それ良いなぁ。坊っちゃんの名前を出す阿呆には丁度良いか。坊っちゃんと対面させてやりたいしなぁ。じゃあ、一人だけを交代制で警備に出せ。一人が仕事と休憩、他の皆はそいつ等の相手。これなら二対一でそいつ等が嬢ちゃんにしようとした事だ。そういう事だから、追加が来るまでそれで行け」

「了解よぉ~♪じゃあ、あたしが最初に休憩と夜勤をするからぁ、あんた達は順番決めなさい。ただし、この二人を寝かせるんじゃないわよぉ?部屋に着いたら、最初に来た夜のように、存分にヤっておしまいなさい!」

「「「「了解です!マッド姐さん!!有難うございます、ダンの兄貴!!」」」」


 獲物を貰った彼女達は獲物を担ぎ、イキイキと罠部屋へと向かった。



*****

 ※いつも有難う御座います♪
 今回、エドワルドが王都不在で、ジーンが王宮に泊まり込んでいる時の出来事です!
 エヴァンス家には使用人達しか居ないからと、お馬鹿な屑がエヴァンス邸に忍び込もうとして、ワンコ達に噛み付かれてます(笑)
 そして、マッド姉さん達の餌食になりましたとさ♪
 少しでもお楽しみ頂ければ幸いです!
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