ADHD(注意欠陥障害)の人

セリー

文字の大きさ
上 下
55 / 262
10代の頃

55

しおりを挟む
バイトの帰り、ナオキくんとマック行って、それから駅まで送ってくれた。

夜遅くて人通り少なかった。

それで、ナオキくんにキスされちゃった。

すごくドキドキして、ナオキくんの顔が見られなかった。

ナオキくんが「これから家に行っちゃダメ?」って言ってきた。

・・・どうしよう、部屋、すごく汚い。

ダメって言ったら、何もしないからって言われた。

だから正直に「部屋汚いし」って言ったら、「女の子の部屋だからそんなに汚くないでしょ」って。

どうしてもダメって何度も言った。そしたら、「じゃ、今度ね」って言って、やっとあきらめてくれた。

・・・私、ナオキくんと付き合うことになるのかな。

嬉しさより先に、部屋を片付けなくちゃいけないことでゆうつになった。

一日じゃ片付けられないほど汚れてる。

どうしよう、ナオキくんを部屋に呼ぶなんて無理・・・



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

朝がくるまで待ってて

夏波ミチル
ライト文芸
大好きな兄・玲司を七年前に亡くした妹・小夜子と、玲司のことが好きだった男・志岐。 決してもう二度と取り戻せない最愛の人を幻影を通して繋がり合う女子高生と男の奇妙な関係の物語です。

転生墓守は伝説騎士団の後継者

深田くれと
ファンタジー
 歴代最高の墓守のロアが圧倒的な力で無双する物語。

続く三代の手仕事に込めた饅頭の味

しらかわからし
ライト文芸
二〇二二年八月六日の原爆の日が祖母の祥月命日で奇しくもこの日念願だった「心平饅頭」が完成した。 そして七十七年前(一九四五年)に広島に原爆が投下された日で、雲母坂 心平(きららざか しんぺい)十八歳の祖母はそれによって他界した。平和公園では毎年、慰霊祭が行われ、広島県市民の多くは、職場や学校でも原爆が投下された時間の八時十五分になると全員で黙とうをする。  三代続きの和菓子店である「桔平」は売上が低迷していて、三代目の店主の心平は店が倒産するのではないかと心配で眠れない毎日を過ごしていた。 両親を連れて初めて組合の旅行に行った先で、美味しい饅頭に出会う。 それからというもの寝ても覚めてもその饅頭の店の前で並ぶ行列と味が脳裏から離れず、一品で勝負できることに憧れを持ち、その味を追求し完成させる。 しかし根っからの職人故、販売方法がわからず、前途多難となる。それでも誠実な性格だった心平の周りに人が集まっていき、店に客が来るようになっていく。 「じいちゃんが拵えた“粒餡(つぶあん)”と、わしが編み出した“生地”を使い『旨うなれ! 旨うなれ!』と続く三代の手仕事に込めた饅頭の味をご賞味あれ」と心平。 この物語は以前に公開させて頂きましたが、改稿して再度公開させて頂きました。

ヰタ・ピクトアリス

てるる
エッセイ・ノンフィクション
てるるの絵的人生。 多分、自分とあなたのためだけに 描いているのです、わたしも。 (アイ・キャッチャーは好きな作家さんの 作品の擬人化)

「お母さん心配し過ぎですよ。」 発達障害だとわかりにくい息子、母親がモンペ扱いされる。

たすく
エッセイ・ノンフィクション
広汎性発達障害と診断された息子。 小さい頃から色々あったけれど、本当に大変なのは小学校からでした。 学校では困っていると言えず、ストレスを溜めて家に帰って泣く日々。 ほんの少しのフォローを学校にお願いすると、見た目ではわからない障害なので断られます。 担任からは「心配し過ぎ」と言われ、息子の困り感は強くなるばかり。 頑張る息子と母親のお話。

あの頃のぼくら〜ある日系アメリカ人の物語〜

white love it
ライト文芸
1962年。東京オリンピックまであと2年となった、ある日の夏。日系アメリカ人のジャック・ニシカワは、アメリカはユタ州の自身が代表を務める弁護士事務所にて、一本の電話を受け取る。かつて同じ日系アメリカ人収容所に入れられていたクレア・ヤマモトが、重病で病院に運び込まれたというのだ。ジャックは、かつて収容所にいたころのことを思い出しながら、飛行機に乗ったー 登場人物 ジャック・ニシカワ 日系アメリカ人の弁護士 クレア・ヤマモト  かつてジャック・ニシカワと同じ収容所に居た日系の美女

社会人漂流記「転生かと思ったら…マジの現実でした」

ちゃぼ茶
ファンタジー
社会人のナガノは乗っていた飛行機が墜落。目を覚ましたのはとある島…?最近よく聞く転生かと思ったがどうやら現実でした。この無人島かも有人島かもわからない場所で生き抜くナガノが記した日記と共に…

落ち込み少女

淡女
ライト文芸
「ここから飛び降りて」 僕はたった今、学校の屋上で、 一人の少女から命を絶つよう命じられていた。 悩き多き少女たちは 自らの悩みを具現化した悩み部屋を作ってしまう!? 僕はどこまで踏み込める? どこまで彼女たちの痛みに関われる? 分からない、だからこそ僕は人と交わるんだ。

処理中です...