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自宅に到着すると、キッチンテーブルの上にラップのかかったチャーハンが用意されていた。両親は共働きなので、普段は家にいない。私服に着替えてから、冷蔵庫から麦茶を取りだし、グラスコップに注ぐ。透明な茜色のお茶がコップいっぱいになると、テーブルの上に置いた。
「さて、頂こう」
レンゲスプーンでチャーハンを掬い、口元へ運ぶ。すっかり冷めきった冷たいご飯と玉子の組み合わせ。もそもそとした食感を噛みしめながら、さっきの出来事を思い出した。何故あの二人は突然、話しかけてきたのだろう。それが理解不明だった。見た目は派手だけど、悪い子達ではない。ただ煌びやかな容姿は私には眩しくて、大きな圧をいつも感じる。それだけで心が圧迫され、とてもじゃないけれど仲良くなれそうもなかった。明るくて可愛くて人望も厚く、毎日お洒落やイケメン芸能人の話で盛り上がっている、二人。私とは別の世界で生きていくのだろう。明るくて友達も多く、毎日楽しそうだ。私は根暗で友達がいない。あまり毎日が楽しくない。全くの真逆の性格。
(何で私はこうなんだろう)
自嘲しながら、チャーハンを噛みしめる。食べ終わると自分に失望しながら、食べ終わった食器を洗った。麦茶で喉の渇きを潤すと、自室へ紙パックのオレンジジュースを持って向かった。
「渋谷かぁ」
ベッドに横たわりながら、呟いた。人が多い場所が私は、もう何年も行っていなかった。岩田さんも笹村さんもきっと、行きなれているのだろう。行く場所さえ、私とは違う。私は大体休みの日は自室で過ごす。どこも行きたくなかった。明日から春休み。当分はここが私の憩いの場になる。枕元に置いていたリモコンに手を伸ばし、テレビを点ける。昼のエンタメ番組が放送されていた。流行りのスイーツやファッションなどを紹介する番組だ。普段は学校だから、こんな番組が放送されていることさえ、知らなかった。
『今、旬のフルーツ、イチゴ! そのイチゴを使ったチーズケーキタルトが美味しいお店がこちらなんです』
容姿端麗な女性タレントが笑顔で、その店を紹介する。それは渋谷にある店だった。カフェはいつも満席。ケーキもすぐに完売してしまう程の人気店だそうだ。
(ふーん。岩田さんと笹村さんもこれを食べたくて渋谷に行くのかな)
けれどもお値段はなかなかお高いようで、一切れ八百円のタルトは高校生の私達には財布に響きそうだ。美味しそうではあるけれど、私はこれには興味がなかった。ぼんやり画面を見ているうちに、話題は次のテーマに移っていた。
『今日は、なんと、今話題のファッションインフルエンサー、深山ゆきさんにお越し頂いております』
フェミニン系の服を着た、ロングヘアの女子アナがそう発した時、ゲストのお笑い芸人やタレントが盛大な拍手をした。その名前は聞いた事があった。そう。岩田さんや笹村さんをはじめ、他の女子も昼休みにこのインフルエンサーの話をしていたのを耳にした記憶がある。
その登場したインフルエンサーは、目も覚めるような美しさだった。華やかな職業が似合いそうな女性だ。
とても細くて目が大きくて、顔も小さい。髪も長く、メイクも上手だ。これに限ってはプロのメイクさんが綺麗に整えてくれてはいるのだろうけれど。作られた人形のようだ。ひざ丈のスカートからは、形の良い長い足が様になっていた。この方が沢山の人から、大きな支持を得ているのが分かる気がした。
「いいなぁ……」
思わず体を起こして、テレビに見入る。まさか何気につけたテレビにこんなに釘付けになるとは思わなかった。素敵な人だから、絶対彼氏は居るだろう。
『深山ゆきさんは、お年はいくつなんですか?』
女子アナが問う。
『二十四です』
お姫様のような容姿とは真逆で、割とハキハキしたような声だった。女優やモデルのような美しさとは違う、別の美しさを持っている人だ。思わず体がフリーズした。紙パックのオレンジジュースを手に持ったまま、動けなくなった。何故だろう。私もこんな風になりたいと心の底から、思ってしまった。今までにない感情が体の底から湧いて来る。何だろう。この感情。
深山ゆきさんは短大を卒業した後、アパレルメーカーに就職した。二年、アパレルの店頭スタッフとして活躍したと言う。洋服の投稿をSNSで発信したところ爆発的な人気が出た。それから本社に呼ばれてインフルエンサー兼、コラボ商品の仕事をするようになったと言う。コラボ商品は大きな人気を呼び、オンラインショップでも店頭でも売り切れ、今は店頭でも商品は売っているけれど、コラボ商品はオンラインでの受注生産の販売に至ったという。最初に二年でフォロワーは十万人を超したそうだ。男性も女性も虜にする容姿だと思った。私もその一人。一瞬にしてこの方を強い憧れを抱いてしまった。恋に近い感情を抱きながら、真剣にテレビのモニターに見入る。
『そのワンピース素敵ですね』
女子アナが、ゆきさんが着ておられるワンピースを褒めた。薄いグレー色のスウェット生地のIラインのワンピースだけど、裾にボタンが付いており、ウエスト部分はリボン付きのベルトで細い腰が強調されていた。首元は赤いガラスが入ったさくらんぼのパーツが主張されたネックレス。首元には清楚な白襟。少しロリータっぽくもあり、フェミニンっぽさもある。
『こちら、四日後に発売になります』
ゆきさんは唇をほころばせながら、説明してくれた。白い襟は付け襟だそうだ。襟とベルトは別売り。
『こちら、付け襟とベルトを外すと、Iラインにもなります』
そう言いながら、襟とベルトを外しながらテレビ越しに教えてくれた。スタジオ内がわぁっと声が響く。
『カジュアルに着たいのであれば、この付属品をつけないで着ることも可能ですし、上品さを表したいのであれば、この二つも是非買って頂いてもらえればと思います』
「え、これ欲しい」
あまり洋服に興味がない私が初めて、惹きつけられた。テレビで見たのだから、かなりの人気商品になるだろう。全国の『Apple tea』というアパレルショップで発売されるという。店は私も知っていた。私にはゆきさんより一つ年下の姉がいる。姉も私もショッピングモールでたまに買う服だった。全国に沢山の店舗を展開しており、値段はファストファッションより少し高めくらいのお値段で、買いやすい価格だと言う。
『サイズは、M、L、LL 3Lの四展開です。LLと3Lはオンラインストア限定ですが、明後日渋谷で行われる試着会でも試着することが出来ます』
「渋谷、試着会……」
あの二人が言っていたのは、彼女目当てなのだろう。色々知らない世界を、一気に知ることになり、軽いめまいを覚える。
「あ、私は何サイズなんだろう……」
心にヒヤッとしたものが走る。私は中学の時、陸上部だった。けれども、いじめに遭い部活を辞めてしまった。走るのが早かった私は、親にも先生にも勿体ないと責められた。そう。あれから太った。高校に入ってからすぐに行われた身体測定でも三キロは太ったし、二年、三年の始めは何キロだったか覚えていない。
(Mサイズの服は着れなさそうだよな)
そう考えると自信がなく、不安が大きく押し寄せてくる。値段は二千二百円と随分、安い。サイズが豊富だからそこは安心出来るけど、出来るものなら、オンライン限定じゃないものを買いたいものだ。あっという間に深山ゆみさんの話は終わり、次は料理のコーナーへ移ったところで、テレビの電源を切った。
引き出しの中から、スヌーピーのキャラクターがついた長財布を取り出した。私の小遣いは月、七千円。中途半端な金額だけど、高校生にしては充分もらえている額だった。普段、コンビニでおやつを買ったり学校で使う文具を買う以外は、お金をあまり使っていなかった。ファスナーを開け、いくら入っているか確認する。
「一万五千円。結構あるな」
ここ二か月、あまりお金を使っていなかったことを思い出した。これなら余裕で渋谷に行けると胸を撫でおろす。あとは、あの二人に会わなければいいけれど。
「あ、でも、明日渋谷に行くって言ってたっけ」
深山ゆきさんの試着会は、四日後。きっと会うことはないと分かるとまた、安心した。それに渋谷は広い。大都会だ。クラスメイトにバッタリ会うことはほぼないと、言い聞かせた。
「さて、頂こう」
レンゲスプーンでチャーハンを掬い、口元へ運ぶ。すっかり冷めきった冷たいご飯と玉子の組み合わせ。もそもそとした食感を噛みしめながら、さっきの出来事を思い出した。何故あの二人は突然、話しかけてきたのだろう。それが理解不明だった。見た目は派手だけど、悪い子達ではない。ただ煌びやかな容姿は私には眩しくて、大きな圧をいつも感じる。それだけで心が圧迫され、とてもじゃないけれど仲良くなれそうもなかった。明るくて可愛くて人望も厚く、毎日お洒落やイケメン芸能人の話で盛り上がっている、二人。私とは別の世界で生きていくのだろう。明るくて友達も多く、毎日楽しそうだ。私は根暗で友達がいない。あまり毎日が楽しくない。全くの真逆の性格。
(何で私はこうなんだろう)
自嘲しながら、チャーハンを噛みしめる。食べ終わると自分に失望しながら、食べ終わった食器を洗った。麦茶で喉の渇きを潤すと、自室へ紙パックのオレンジジュースを持って向かった。
「渋谷かぁ」
ベッドに横たわりながら、呟いた。人が多い場所が私は、もう何年も行っていなかった。岩田さんも笹村さんもきっと、行きなれているのだろう。行く場所さえ、私とは違う。私は大体休みの日は自室で過ごす。どこも行きたくなかった。明日から春休み。当分はここが私の憩いの場になる。枕元に置いていたリモコンに手を伸ばし、テレビを点ける。昼のエンタメ番組が放送されていた。流行りのスイーツやファッションなどを紹介する番組だ。普段は学校だから、こんな番組が放送されていることさえ、知らなかった。
『今、旬のフルーツ、イチゴ! そのイチゴを使ったチーズケーキタルトが美味しいお店がこちらなんです』
容姿端麗な女性タレントが笑顔で、その店を紹介する。それは渋谷にある店だった。カフェはいつも満席。ケーキもすぐに完売してしまう程の人気店だそうだ。
(ふーん。岩田さんと笹村さんもこれを食べたくて渋谷に行くのかな)
けれどもお値段はなかなかお高いようで、一切れ八百円のタルトは高校生の私達には財布に響きそうだ。美味しそうではあるけれど、私はこれには興味がなかった。ぼんやり画面を見ているうちに、話題は次のテーマに移っていた。
『今日は、なんと、今話題のファッションインフルエンサー、深山ゆきさんにお越し頂いております』
フェミニン系の服を着た、ロングヘアの女子アナがそう発した時、ゲストのお笑い芸人やタレントが盛大な拍手をした。その名前は聞いた事があった。そう。岩田さんや笹村さんをはじめ、他の女子も昼休みにこのインフルエンサーの話をしていたのを耳にした記憶がある。
その登場したインフルエンサーは、目も覚めるような美しさだった。華やかな職業が似合いそうな女性だ。
とても細くて目が大きくて、顔も小さい。髪も長く、メイクも上手だ。これに限ってはプロのメイクさんが綺麗に整えてくれてはいるのだろうけれど。作られた人形のようだ。ひざ丈のスカートからは、形の良い長い足が様になっていた。この方が沢山の人から、大きな支持を得ているのが分かる気がした。
「いいなぁ……」
思わず体を起こして、テレビに見入る。まさか何気につけたテレビにこんなに釘付けになるとは思わなかった。素敵な人だから、絶対彼氏は居るだろう。
『深山ゆきさんは、お年はいくつなんですか?』
女子アナが問う。
『二十四です』
お姫様のような容姿とは真逆で、割とハキハキしたような声だった。女優やモデルのような美しさとは違う、別の美しさを持っている人だ。思わず体がフリーズした。紙パックのオレンジジュースを手に持ったまま、動けなくなった。何故だろう。私もこんな風になりたいと心の底から、思ってしまった。今までにない感情が体の底から湧いて来る。何だろう。この感情。
深山ゆきさんは短大を卒業した後、アパレルメーカーに就職した。二年、アパレルの店頭スタッフとして活躍したと言う。洋服の投稿をSNSで発信したところ爆発的な人気が出た。それから本社に呼ばれてインフルエンサー兼、コラボ商品の仕事をするようになったと言う。コラボ商品は大きな人気を呼び、オンラインショップでも店頭でも売り切れ、今は店頭でも商品は売っているけれど、コラボ商品はオンラインでの受注生産の販売に至ったという。最初に二年でフォロワーは十万人を超したそうだ。男性も女性も虜にする容姿だと思った。私もその一人。一瞬にしてこの方を強い憧れを抱いてしまった。恋に近い感情を抱きながら、真剣にテレビのモニターに見入る。
『そのワンピース素敵ですね』
女子アナが、ゆきさんが着ておられるワンピースを褒めた。薄いグレー色のスウェット生地のIラインのワンピースだけど、裾にボタンが付いており、ウエスト部分はリボン付きのベルトで細い腰が強調されていた。首元は赤いガラスが入ったさくらんぼのパーツが主張されたネックレス。首元には清楚な白襟。少しロリータっぽくもあり、フェミニンっぽさもある。
『こちら、四日後に発売になります』
ゆきさんは唇をほころばせながら、説明してくれた。白い襟は付け襟だそうだ。襟とベルトは別売り。
『こちら、付け襟とベルトを外すと、Iラインにもなります』
そう言いながら、襟とベルトを外しながらテレビ越しに教えてくれた。スタジオ内がわぁっと声が響く。
『カジュアルに着たいのであれば、この付属品をつけないで着ることも可能ですし、上品さを表したいのであれば、この二つも是非買って頂いてもらえればと思います』
「え、これ欲しい」
あまり洋服に興味がない私が初めて、惹きつけられた。テレビで見たのだから、かなりの人気商品になるだろう。全国の『Apple tea』というアパレルショップで発売されるという。店は私も知っていた。私にはゆきさんより一つ年下の姉がいる。姉も私もショッピングモールでたまに買う服だった。全国に沢山の店舗を展開しており、値段はファストファッションより少し高めくらいのお値段で、買いやすい価格だと言う。
『サイズは、M、L、LL 3Lの四展開です。LLと3Lはオンラインストア限定ですが、明後日渋谷で行われる試着会でも試着することが出来ます』
「渋谷、試着会……」
あの二人が言っていたのは、彼女目当てなのだろう。色々知らない世界を、一気に知ることになり、軽いめまいを覚える。
「あ、私は何サイズなんだろう……」
心にヒヤッとしたものが走る。私は中学の時、陸上部だった。けれども、いじめに遭い部活を辞めてしまった。走るのが早かった私は、親にも先生にも勿体ないと責められた。そう。あれから太った。高校に入ってからすぐに行われた身体測定でも三キロは太ったし、二年、三年の始めは何キロだったか覚えていない。
(Mサイズの服は着れなさそうだよな)
そう考えると自信がなく、不安が大きく押し寄せてくる。値段は二千二百円と随分、安い。サイズが豊富だからそこは安心出来るけど、出来るものなら、オンライン限定じゃないものを買いたいものだ。あっという間に深山ゆみさんの話は終わり、次は料理のコーナーへ移ったところで、テレビの電源を切った。
引き出しの中から、スヌーピーのキャラクターがついた長財布を取り出した。私の小遣いは月、七千円。中途半端な金額だけど、高校生にしては充分もらえている額だった。普段、コンビニでおやつを買ったり学校で使う文具を買う以外は、お金をあまり使っていなかった。ファスナーを開け、いくら入っているか確認する。
「一万五千円。結構あるな」
ここ二か月、あまりお金を使っていなかったことを思い出した。これなら余裕で渋谷に行けると胸を撫でおろす。あとは、あの二人に会わなければいいけれど。
「あ、でも、明日渋谷に行くって言ってたっけ」
深山ゆきさんの試着会は、四日後。きっと会うことはないと分かるとまた、安心した。それに渋谷は広い。大都会だ。クラスメイトにバッタリ会うことはほぼないと、言い聞かせた。
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