勇ましき日本男児の憂鬱

フランク太宰

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勇ましき日本男児の憂鬱

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  この短い文章をあの頃のすべてに捧げる.
 
 
・酒を飲んだってしかたない。
 
 M君、Yさん、Oさん、と酒を飲んだ。
だけどなにでもない。色のある話なんてないさ。
好い人達だ、裏でなにを言われようと、その感想は変わらない。
△大、○大、そこに、◻大学がいるのは日本では珍しいだろう。はじめてのことだ。自分の古い知り合いは誰もたいして、いい大学には行けなかった。下町育ちの悲しい定めかな。
 にしても、Oさんは少しは自分に惚れてくれりゃいいものを。
そううまくは、いきませんときた。
しかたないね。後悔と懺悔で心が沈む。自分は愛がほしいだけ。
臭いね。まったく、その通り。
朝から昼にかけてのことはまったく思い出せない。
そう、Mr Jとあった。彼は自分の通じない、言葉に付き合ってくれた。彼は良い男だ(The MAN)、エクアドル人。
さて、エクアドルは何処に在るのだろうか?あまりにも遠い、モスクワよりも。
 Mr Eにもあった彼は自分をパーティーに誘ってくれた。自分は彼が苦手だ。でも悪い人ではない。
 悪い人間なんて自分だけだ。自分は最低だ。救いを見過ごすののも当然なのかもしれない。でも、全て自分が悪いのだろうか? まったく何も、そう、何も分からない。馬鹿になってしまった。昔にもまして。
 ハットを買ったベイジュの、これを被ってどこへ行こうか?
いくべき場所など在るのだろうか?
ただ、思う。美しい海原で泳げたらと。全てを忘れ、全てを波の流れへまかせることができたらと。
 全て酒乱の妄想、意味などない。
日本語使いのバカの妄想、他の言葉で表現することもできない。ただ思う、
この酔いが永遠に続けばと。
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