5 / 25
主人公(仮)の書いた、こんがらがった日記。
しおりを挟む
全ての事柄が過去になっていくのは、不幸だ。皆それに耐えて、死んでいくにしても。
時として"そんな"普通のことに耐えられずにいる、人もいるのだろ。
きっと僕はそうだ。全ての過去が牙をむき出しにして前方にはだかっている。
Aの個とに関しても亡霊はいつもすぐ側にいる。
まだ、生きてはいるSでさえ、彼女が誰かと眠りに就いている姿は僕を責める。
しかし、ながら誰も悪くないのだ。
誰しも勝手に生きとし生きているだけ。
包丁をもちながら、僕に迫ってくるやつはいない。でも、彼らは僕に牙を向けるのだ。
そして医者はいない。南北戦争でただ被弾した兵士の脚を切断するだけの医者もいない。
荒野をただ一人さ迷い太陽は上がらず、月は輝かない、この大地でさ迷い続け、
疲れはてても眠れずに、ただ啓治を求めてさ迷い続ける。
遠くに見える灯台からはそんな男が見えて、きっと、この世界の破滅を目にしている。
時として"そんな"普通のことに耐えられずにいる、人もいるのだろ。
きっと僕はそうだ。全ての過去が牙をむき出しにして前方にはだかっている。
Aの個とに関しても亡霊はいつもすぐ側にいる。
まだ、生きてはいるSでさえ、彼女が誰かと眠りに就いている姿は僕を責める。
しかし、ながら誰も悪くないのだ。
誰しも勝手に生きとし生きているだけ。
包丁をもちながら、僕に迫ってくるやつはいない。でも、彼らは僕に牙を向けるのだ。
そして医者はいない。南北戦争でただ被弾した兵士の脚を切断するだけの医者もいない。
荒野をただ一人さ迷い太陽は上がらず、月は輝かない、この大地でさ迷い続け、
疲れはてても眠れずに、ただ啓治を求めてさ迷い続ける。
遠くに見える灯台からはそんな男が見えて、きっと、この世界の破滅を目にしている。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします
希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。
国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。
隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。
「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる