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終章
愁雨
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オトは遺言通り、ネロの遺体を炎に投じた。燃え尽きると、自らの手で一つひとつ骨を拾い上げて集めた。
死した罪人を貶める方法として、葬儀を行わないというものがあった。きちんと弔わなければ楽園に行けず、冥土の河を渡るのに百年を費やす――延々と苦しみ続けなければならないと思われていたからだ。
罪人として自死した「皇帝ネロ」を、公に弔うことはできない。それでもオトは、密かにではあっても手順を踏んで、埋葬した。
悲しみに沈みながら処置を行ったオトとは対照的に、民衆は一斉に歓声を上げた。ほんの数カ月前まではローマの守護神、アポロンなるネロと祀り上げていたのに、だ。
民の心変わりの早さは、オトの想像以上だった。
――そう、彼らの心変わりは、早い。
ネロの死を喜び、新皇帝万歳とガルバを持て囃したのも、わずかな間だった。
ガルバは決して愚鈍ではなかったが、市民感情を疎かにした。食料の配布もいい加減になりがちであったし、娯楽に関しては全く手を打たず、何よりも彼は老いていて見栄えが悪かった。
ガルバに失望すると、市民達はネロの美貌や気さくさ、気前の良さと、必要な時には必ず見せた、指導者たる堂々とした風采を懐かしんだ。
こうなる事は、容易に想像できていた。いかにガルバが優秀な皇帝になろうと、ローマ市民は派手なものを好む。
遠からず、皇帝ネロの美貌を思い出す日が来る、と。
だからこそ、虎視眈々と機会を狙っていたのだ。
――ガルバ暗殺。
彼が皇帝になって、わずか半年のことだった。
強引に後を継いだオトは、すぐにネロの名誉を復活させ始めた。
死後に破壊された像を立て直し、公式の書類には必ずネロ=オトとした。政治のやり方もルキウスの例に習ったし、やり残した事業にも果敢に挑んだ。
ただ、コリントス地峡の開拓だけはどうしようもなかった。あれだけの規模の工事を、労働力を集めるところから始めなければならないのであれば、いつまで経っても皇帝を辞めることができない。
そもそもオトは、皇帝になどなりたくはなかった。自分にはそれを務める程の才能もなければ、気力もない。
真に皇帝たるは、ネロただ一人だけだと思っていた。
自分はそう、ただの身代わりにすぎない。
そして今、ようやくその義務を終えた。公務室のソファに腰かけて、オトは嘆息する。
かつてネロの物だった臥台――その面影を辿りながら、短剣の柄を握りしめる。
それは、ネロが自らの喉に突き立てた白刃だった。
死ぬのは、生きるよりも簡単だ。力を入れる必要もない。手首に刃を当て、軽く引くだけでいい。
鮮血が指を滴り、床に落ちていく。
まるで合わせたかのように、暗雲に覆われていた空が、ゆっくりと泣き始めた。
ルシタニアへ送られると知ったあの日、どうかしていたのだと過去の自分を振り返る。
絶望とも哀しみともつかぬ激情に突き動かされ、ネロの元へと走った。
不在を知っても、引き下がることができなかった。ネロへと向けていたはずの、憎悪にも似た感情をオクタヴィアへとぶつけた。
彼女を犯している間、妙な充足感が胸を満たしていた。
ネロの大切な女を、この手で汚している――誰よりも大切だというオクタヴィアを、自分が奪ってやったのだと満足を覚えていた。
ネロ自身を傷つけるより、効果的な復讐だった。何よりも大切な宝物を、無残に踏み躙ってやったのだから。
その後、オクタヴィアの妊娠と追放を知った時には、愕然とした。個人的な恨みを、彼女に抱いていたわけではない。
ネロの寵愛を一身に集めていたことへの嫉妬はあっても、決して破滅を望んだわけではなかった。
だからオクタヴィアの死に、オトは生まれて初めて罪悪感というものを覚えた。
――もっとも、それが彼女自身に対してか、その後の人生を狂わされたネロに対してかは定かではないけれど。
確実なのはただ、ネロに対する想いが変わらないこと、むしろ増しているという事実だけだった。
地方総督の任務を、ひたすら真面目にこなしたのは早くネロの元に戻りたい一心からだった。
噂に聞く皇帝ネロの人気は、衰退の一途をたどっていた。手遅れにならないうちに傍へ行き、支えたい。
今度こそ、ネロの評判を落とすような真似は絶対にしない。
だから――許して欲しい。
そう願っていたオトの元へ、ガルバからの使者が訪れたのだ。協力し、憎きローマの敵、ネロを倒そうと。
無論、断るつもりだった。ネロの幸せをこそを願うオトが、受けるはずのない話である。むしろガルバに暗殺者を送りつけ、首を切ろうかとすら考えた。
けれど思い出したのだ。皇帝としてのネロの評判が、地に落ちているという現実を。
ならば一層のこと、失脚させてはどうか。
ガルバはあの通りの老人だ。市民の人気を博することは、不可能だろう。そして頃合いを見て、匿っていたネロを返り咲かせる。
このまま皇帝の地位に縋りついているよりはずっといいはずと思ったからこそ、反旗を翻したのだ。
全ては、ネロを救うために。
なのにオトの姿を見たネロは、言い訳の一つもさせずに自害してしまった。
――最後まで、自分の秘密を明かさないままに。
ネロはきっと、女だったのだろう。
確かに一見すれば、中性的な美貌の男に見える。だが骨格や触れた感触、男女の差は隠しきれない。数年を傍近くで過ごし、疑わずにいられる程鈍くもなかった。
オクタヴィアを犯したあの夜――寝台に残る処女の証を目にした時、疑惑は確信へと変化した。
異常なまでに仲の良かった二人の間に夫婦の契りがなかったのは、ネロが女である証明に思えた。
遺体を検めれば、真実か確かめることはできたけれど、そうはしなかった。ネロは言ったではないか、遺体を誰の目にも触れさせるなと。
それは民衆だけではなく、オト自身も含まれていたのだろう。
実際、ネロの性別などどちらでもよかった。男であろうと女であろうと、この激しい想いに何ら変わりはないのだから。
ああ、と涙が目尻から頬へと伝う。
愛した人の人生を不幸へと誘い、それを贖うどころか、謝罪すら許されなかった。
何より、死にまで追いやった責任の一端は、間違いなくオトにある。
だからネロの名誉を回復させることだけが、唯一できる罪滅ぼしだった。
それも、終わった。もう、楽にさせてくれ。
見上げた天井は、霞んでよく見えなかった。瞳を潤ませる涙のせいか、多量の出血で意識が朦朧としているのか――
ふと、苦笑した。どうでもいい。どちらにせよ、もうすぐ死ぬのだから。
閉じた瞼の裏に、ネロの姿が映る。鮮やかで、儚げで――美しい。
おれは、お前の運命を狂わせた。いつも哀しませてばかりだった。
だが、それでもと思う。
誰も聞く者はいない。途切れゆく意識の中、そっと囁きかけた。
「それでもおれは、お前に惚れていたんだ――」
屋根を打つ雨の音が、その囁きすらもかき消した。
声も、想いも、全てが水に流されていく。まるで最初から、何事もなかったかのように。
――そして、また。
天の滴が、地上を濡らす。
死した罪人を貶める方法として、葬儀を行わないというものがあった。きちんと弔わなければ楽園に行けず、冥土の河を渡るのに百年を費やす――延々と苦しみ続けなければならないと思われていたからだ。
罪人として自死した「皇帝ネロ」を、公に弔うことはできない。それでもオトは、密かにではあっても手順を踏んで、埋葬した。
悲しみに沈みながら処置を行ったオトとは対照的に、民衆は一斉に歓声を上げた。ほんの数カ月前まではローマの守護神、アポロンなるネロと祀り上げていたのに、だ。
民の心変わりの早さは、オトの想像以上だった。
――そう、彼らの心変わりは、早い。
ネロの死を喜び、新皇帝万歳とガルバを持て囃したのも、わずかな間だった。
ガルバは決して愚鈍ではなかったが、市民感情を疎かにした。食料の配布もいい加減になりがちであったし、娯楽に関しては全く手を打たず、何よりも彼は老いていて見栄えが悪かった。
ガルバに失望すると、市民達はネロの美貌や気さくさ、気前の良さと、必要な時には必ず見せた、指導者たる堂々とした風采を懐かしんだ。
こうなる事は、容易に想像できていた。いかにガルバが優秀な皇帝になろうと、ローマ市民は派手なものを好む。
遠からず、皇帝ネロの美貌を思い出す日が来る、と。
だからこそ、虎視眈々と機会を狙っていたのだ。
――ガルバ暗殺。
彼が皇帝になって、わずか半年のことだった。
強引に後を継いだオトは、すぐにネロの名誉を復活させ始めた。
死後に破壊された像を立て直し、公式の書類には必ずネロ=オトとした。政治のやり方もルキウスの例に習ったし、やり残した事業にも果敢に挑んだ。
ただ、コリントス地峡の開拓だけはどうしようもなかった。あれだけの規模の工事を、労働力を集めるところから始めなければならないのであれば、いつまで経っても皇帝を辞めることができない。
そもそもオトは、皇帝になどなりたくはなかった。自分にはそれを務める程の才能もなければ、気力もない。
真に皇帝たるは、ネロただ一人だけだと思っていた。
自分はそう、ただの身代わりにすぎない。
そして今、ようやくその義務を終えた。公務室のソファに腰かけて、オトは嘆息する。
かつてネロの物だった臥台――その面影を辿りながら、短剣の柄を握りしめる。
それは、ネロが自らの喉に突き立てた白刃だった。
死ぬのは、生きるよりも簡単だ。力を入れる必要もない。手首に刃を当て、軽く引くだけでいい。
鮮血が指を滴り、床に落ちていく。
まるで合わせたかのように、暗雲に覆われていた空が、ゆっくりと泣き始めた。
ルシタニアへ送られると知ったあの日、どうかしていたのだと過去の自分を振り返る。
絶望とも哀しみともつかぬ激情に突き動かされ、ネロの元へと走った。
不在を知っても、引き下がることができなかった。ネロへと向けていたはずの、憎悪にも似た感情をオクタヴィアへとぶつけた。
彼女を犯している間、妙な充足感が胸を満たしていた。
ネロの大切な女を、この手で汚している――誰よりも大切だというオクタヴィアを、自分が奪ってやったのだと満足を覚えていた。
ネロ自身を傷つけるより、効果的な復讐だった。何よりも大切な宝物を、無残に踏み躙ってやったのだから。
その後、オクタヴィアの妊娠と追放を知った時には、愕然とした。個人的な恨みを、彼女に抱いていたわけではない。
ネロの寵愛を一身に集めていたことへの嫉妬はあっても、決して破滅を望んだわけではなかった。
だからオクタヴィアの死に、オトは生まれて初めて罪悪感というものを覚えた。
――もっとも、それが彼女自身に対してか、その後の人生を狂わされたネロに対してかは定かではないけれど。
確実なのはただ、ネロに対する想いが変わらないこと、むしろ増しているという事実だけだった。
地方総督の任務を、ひたすら真面目にこなしたのは早くネロの元に戻りたい一心からだった。
噂に聞く皇帝ネロの人気は、衰退の一途をたどっていた。手遅れにならないうちに傍へ行き、支えたい。
今度こそ、ネロの評判を落とすような真似は絶対にしない。
だから――許して欲しい。
そう願っていたオトの元へ、ガルバからの使者が訪れたのだ。協力し、憎きローマの敵、ネロを倒そうと。
無論、断るつもりだった。ネロの幸せをこそを願うオトが、受けるはずのない話である。むしろガルバに暗殺者を送りつけ、首を切ろうかとすら考えた。
けれど思い出したのだ。皇帝としてのネロの評判が、地に落ちているという現実を。
ならば一層のこと、失脚させてはどうか。
ガルバはあの通りの老人だ。市民の人気を博することは、不可能だろう。そして頃合いを見て、匿っていたネロを返り咲かせる。
このまま皇帝の地位に縋りついているよりはずっといいはずと思ったからこそ、反旗を翻したのだ。
全ては、ネロを救うために。
なのにオトの姿を見たネロは、言い訳の一つもさせずに自害してしまった。
――最後まで、自分の秘密を明かさないままに。
ネロはきっと、女だったのだろう。
確かに一見すれば、中性的な美貌の男に見える。だが骨格や触れた感触、男女の差は隠しきれない。数年を傍近くで過ごし、疑わずにいられる程鈍くもなかった。
オクタヴィアを犯したあの夜――寝台に残る処女の証を目にした時、疑惑は確信へと変化した。
異常なまでに仲の良かった二人の間に夫婦の契りがなかったのは、ネロが女である証明に思えた。
遺体を検めれば、真実か確かめることはできたけれど、そうはしなかった。ネロは言ったではないか、遺体を誰の目にも触れさせるなと。
それは民衆だけではなく、オト自身も含まれていたのだろう。
実際、ネロの性別などどちらでもよかった。男であろうと女であろうと、この激しい想いに何ら変わりはないのだから。
ああ、と涙が目尻から頬へと伝う。
愛した人の人生を不幸へと誘い、それを贖うどころか、謝罪すら許されなかった。
何より、死にまで追いやった責任の一端は、間違いなくオトにある。
だからネロの名誉を回復させることだけが、唯一できる罪滅ぼしだった。
それも、終わった。もう、楽にさせてくれ。
見上げた天井は、霞んでよく見えなかった。瞳を潤ませる涙のせいか、多量の出血で意識が朦朧としているのか――
ふと、苦笑した。どうでもいい。どちらにせよ、もうすぐ死ぬのだから。
閉じた瞼の裏に、ネロの姿が映る。鮮やかで、儚げで――美しい。
おれは、お前の運命を狂わせた。いつも哀しませてばかりだった。
だが、それでもと思う。
誰も聞く者はいない。途切れゆく意識の中、そっと囁きかけた。
「それでもおれは、お前に惚れていたんだ――」
屋根を打つ雨の音が、その囁きすらもかき消した。
声も、想いも、全てが水に流されていく。まるで最初から、何事もなかったかのように。
――そして、また。
天の滴が、地上を濡らす。
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