37 / 78
第六章
再婚
しおりを挟む
それからほどなくして、オクタヴィアの有罪が決定した。
本来ならば証拠不十分となるところを、宮殿に出入りしていた吟遊詩人の一人で、ギリシア出身の美少年を言い含め、金を握らせて偽証させたのだ。
勿論、違法だった。それでもなお、手段を選ばなかった。
オクタヴィアは、何一つとして言い訳しなかった。
偽りの証言にも眉一つ歪めない。裁判の席で久しぶりに会った時も、ただ礼儀正しく、頭を下げただけだった。
判決を下された時でさえ、取り乱すこともなく、静かに穏やかな微笑みを浮かべた。
観念していたのだろうか。
結果的に望みは果たされたはずなのに、心は晴れない。逆に、欝々と曇った気がした。
もっと、抵抗するかと思っていた。
泣いて縋りつき、傍に置いてほしいと頼んでくるのでは、と。
そうされても、許す気はなかった。面倒事にならず、安堵して然るべきこの結果を、ぽっかりと胸に穴が空いたような気持ちで見つめていた。
裏切られたと確信していてもなお、オクタヴィアに頼ってもらえると思っていたのだろうか。
文句一つ言わぬオクタヴィアをカンパニアの別荘に送り出し、ルキウスはようやく私室へと戻った。
オクタヴィアと二人、長い時間を共有した部屋。ルキウスの幸せを象徴するこの空間で、彼女のことを思い出さずにいられるはずがない。
時刻はまだ夕方に差しかかったばかりだったが、何もする気力もなかった。
ここで、こうやって一人で眠るのはどれくらいぶりだろう。
寝台に体を投げ出し、ため息が洩れる。
――同時に、閉じた瞳からは涙も。
なぜ、自分は泣いているのか。
これが、望んだ結果。自分の意思で、オクタヴィアを追放したはずなのに。
なぜ、これほどまでに寂しいのだろう。
どうしようもない空虚感に、息がつまる。
「――陛下」
声が、聞こえた。
そう遠くではない、囁くような女の声。
幻聴だろうか。ルキウスは真っ先に、自分の精神状態を疑った。
オクタヴィアに想いを馳せ、あまりの寂しさから彼女を求めたのかと。
幻でもいい。――否、幻ならば尚よかった。虚勢を張らず、真実の心を打ち明けることができるかもしれない。
オクタヴィアならきっと、聞いてくれる。とりとめのない、支離滅裂な話だってきっと、彼女なら。
けれど、違う。オクタヴィアならば、「ルキウス」と呼びかけてくるはずだ。記憶の中で、「陛下」などと呼ばれたことはない。
怪訝に思い、目を開けてすぐそこにあったのは、ポッパエアの顔だった。
「――っ!?」
幻などではない。
反射的に飛び起きる反動で、ポッパエアを突き飛ばす格好になった。きゃっ、と小さく悲鳴を上げて倒れる彼女を見る目が、自然と厳しくなる。
「――何故ここに?」
「外から声はかけたのですが、お返事がなくて……陛下の身に何かあったのではないかと、無礼を承知で入ってきてしまいました。申し訳ございません」
嘘だ。
皇后の座が空白になったのを見計らって訪ねてきたのは、後釜に座りたいからに決まっている。
現に、助け起こすために差し出したルキウスの手を、握り返す手つきが妙に艶めかしい。瞳の奥で輝く、怪しげな光にも気付かされた。
浅ましい下心に、吐き気さえする。
「確かに、無礼な話だ」
「――え?」
「この部屋にはもう、二度と近付かないで頂きたい。よろしいか?」
言い放ったルキウスへの目付きは、憎悪の色さえ含んでいた。
ポッパエアの美貌は、比類なきものだった。ヘレネに例えられるのも頷ける。
だが、無垢故の罪を重ねたヘレネと違い、ポッパエアは自らの野望に生きる女。アグリッピナと同種で、他人は全て利用するだけの道具として使う。
オト然り、今またこうやって、皇帝を陥落させようとしていたのは、火を見るよりも明らかだった。
相手は世間知らずの皇帝、すぐに意のままに操ることができる――そのはずだったのに、冷淡に扱われるのがよほど不本意なのだろう。
「――申し訳ございませんでした」
「いい。して、用件は?」
殊勝な顔をして見せているが、苛立ちが口の端に表れている。謝罪に対しても冷徹な反応を返すと、それはさらに強くなった。
ルキウスとて、理解はしている。美貌に自信のある女が、胸元の大きく開いた短衣《トゥニカ》を着て、「男」の寝室へと訪ねて来たのだ。目的など、わかりきっている。
その上であえて問いかける自分の意地の悪さも、自覚していたが。
「――オクタヴィア様の裏切りで、陛下がお心を痛めているご様子でしたので……できることならば、陛下のお役に立ちたいと」
胡散臭いほどの、熱っぽい視線。野心むき出しの顔に、ふと、利用価値を見出した。
「私の役に、か」
寝台の端に腰を下ろしながら、ポッパエアを見上げた。形ばかりの笑みの冷たさが、自分の唇をも凍り付かせてしまうのではないかと錯覚する。
「ならば一つ、協力してみるか。――なに、難しいことではない。私と結婚してくれればいいだけだ」
ごくあっさりとした、求婚の言葉。
意味を計りかねたのか、ポッパエアが一瞬、きょとんとこちらを見る。だがすぐに、喜色の強い笑顔になった。
関心のないふりをしていても、皇帝はすでに自分の美貌に参っていた――優越感にも似た感情が見て取れて、眉を顰める。
だからこういった人種は嫌いなのだ。
だが同時に、同種ではあってもアグリッピナ程に扱いにくい女ではなさそうだと判断する。
「結婚とはいえ、もちろん形式だけのものでいい。好きな男でもできれば、遠慮せずその男に嫁いでくれ。すぐに離縁してやるから、何の心配もいらない」
「――どういう、意味ですか」
あえて突き放した物言いをするのは、ポッパエアの増長が面白くなかったからだ。
お前を愛しているわけではない、自惚れるな。そう、釘を刺す意味合いもあった。
ちらりと一瞥を向けた後、ふいと顔を逸らす。
「私はオクタヴィア以外の女を愛するつもりはない。否、愛せるはずがない。だが皇帝という立場上、いつまでも独り身でいるわけにはいかないからな」
「それで、形ばかりの妻を演じろと?」
「君の見栄えは素晴らしいからな。皇后として、絵になる。形ばかり美しい君には、似合いの役だろう?」
言わなくてもいいはずの蔑みを口にするのは、計算ではなく感情の発露だった。
うまい策ではないとわかっていたが、逆にポッパエアの自尊心に傷を付け、よき皇后になって見返してやろうとでも躍起になってくれればいい、とも思い返す。
断ることは、あり得ない。
たとえ形式だけとはいえ、手に入れる権力に変わりはないのだ。おそらくそのために夫を捨てたであろう女にとって、好機であるのは疑うべくもない。
斯くて、ポッパエアは「皇帝ネロの妻」となる。ルキウスにとって、面白くもない芝居の日々が始まった。
本来ならば証拠不十分となるところを、宮殿に出入りしていた吟遊詩人の一人で、ギリシア出身の美少年を言い含め、金を握らせて偽証させたのだ。
勿論、違法だった。それでもなお、手段を選ばなかった。
オクタヴィアは、何一つとして言い訳しなかった。
偽りの証言にも眉一つ歪めない。裁判の席で久しぶりに会った時も、ただ礼儀正しく、頭を下げただけだった。
判決を下された時でさえ、取り乱すこともなく、静かに穏やかな微笑みを浮かべた。
観念していたのだろうか。
結果的に望みは果たされたはずなのに、心は晴れない。逆に、欝々と曇った気がした。
もっと、抵抗するかと思っていた。
泣いて縋りつき、傍に置いてほしいと頼んでくるのでは、と。
そうされても、許す気はなかった。面倒事にならず、安堵して然るべきこの結果を、ぽっかりと胸に穴が空いたような気持ちで見つめていた。
裏切られたと確信していてもなお、オクタヴィアに頼ってもらえると思っていたのだろうか。
文句一つ言わぬオクタヴィアをカンパニアの別荘に送り出し、ルキウスはようやく私室へと戻った。
オクタヴィアと二人、長い時間を共有した部屋。ルキウスの幸せを象徴するこの空間で、彼女のことを思い出さずにいられるはずがない。
時刻はまだ夕方に差しかかったばかりだったが、何もする気力もなかった。
ここで、こうやって一人で眠るのはどれくらいぶりだろう。
寝台に体を投げ出し、ため息が洩れる。
――同時に、閉じた瞳からは涙も。
なぜ、自分は泣いているのか。
これが、望んだ結果。自分の意思で、オクタヴィアを追放したはずなのに。
なぜ、これほどまでに寂しいのだろう。
どうしようもない空虚感に、息がつまる。
「――陛下」
声が、聞こえた。
そう遠くではない、囁くような女の声。
幻聴だろうか。ルキウスは真っ先に、自分の精神状態を疑った。
オクタヴィアに想いを馳せ、あまりの寂しさから彼女を求めたのかと。
幻でもいい。――否、幻ならば尚よかった。虚勢を張らず、真実の心を打ち明けることができるかもしれない。
オクタヴィアならきっと、聞いてくれる。とりとめのない、支離滅裂な話だってきっと、彼女なら。
けれど、違う。オクタヴィアならば、「ルキウス」と呼びかけてくるはずだ。記憶の中で、「陛下」などと呼ばれたことはない。
怪訝に思い、目を開けてすぐそこにあったのは、ポッパエアの顔だった。
「――っ!?」
幻などではない。
反射的に飛び起きる反動で、ポッパエアを突き飛ばす格好になった。きゃっ、と小さく悲鳴を上げて倒れる彼女を見る目が、自然と厳しくなる。
「――何故ここに?」
「外から声はかけたのですが、お返事がなくて……陛下の身に何かあったのではないかと、無礼を承知で入ってきてしまいました。申し訳ございません」
嘘だ。
皇后の座が空白になったのを見計らって訪ねてきたのは、後釜に座りたいからに決まっている。
現に、助け起こすために差し出したルキウスの手を、握り返す手つきが妙に艶めかしい。瞳の奥で輝く、怪しげな光にも気付かされた。
浅ましい下心に、吐き気さえする。
「確かに、無礼な話だ」
「――え?」
「この部屋にはもう、二度と近付かないで頂きたい。よろしいか?」
言い放ったルキウスへの目付きは、憎悪の色さえ含んでいた。
ポッパエアの美貌は、比類なきものだった。ヘレネに例えられるのも頷ける。
だが、無垢故の罪を重ねたヘレネと違い、ポッパエアは自らの野望に生きる女。アグリッピナと同種で、他人は全て利用するだけの道具として使う。
オト然り、今またこうやって、皇帝を陥落させようとしていたのは、火を見るよりも明らかだった。
相手は世間知らずの皇帝、すぐに意のままに操ることができる――そのはずだったのに、冷淡に扱われるのがよほど不本意なのだろう。
「――申し訳ございませんでした」
「いい。して、用件は?」
殊勝な顔をして見せているが、苛立ちが口の端に表れている。謝罪に対しても冷徹な反応を返すと、それはさらに強くなった。
ルキウスとて、理解はしている。美貌に自信のある女が、胸元の大きく開いた短衣《トゥニカ》を着て、「男」の寝室へと訪ねて来たのだ。目的など、わかりきっている。
その上であえて問いかける自分の意地の悪さも、自覚していたが。
「――オクタヴィア様の裏切りで、陛下がお心を痛めているご様子でしたので……できることならば、陛下のお役に立ちたいと」
胡散臭いほどの、熱っぽい視線。野心むき出しの顔に、ふと、利用価値を見出した。
「私の役に、か」
寝台の端に腰を下ろしながら、ポッパエアを見上げた。形ばかりの笑みの冷たさが、自分の唇をも凍り付かせてしまうのではないかと錯覚する。
「ならば一つ、協力してみるか。――なに、難しいことではない。私と結婚してくれればいいだけだ」
ごくあっさりとした、求婚の言葉。
意味を計りかねたのか、ポッパエアが一瞬、きょとんとこちらを見る。だがすぐに、喜色の強い笑顔になった。
関心のないふりをしていても、皇帝はすでに自分の美貌に参っていた――優越感にも似た感情が見て取れて、眉を顰める。
だからこういった人種は嫌いなのだ。
だが同時に、同種ではあってもアグリッピナ程に扱いにくい女ではなさそうだと判断する。
「結婚とはいえ、もちろん形式だけのものでいい。好きな男でもできれば、遠慮せずその男に嫁いでくれ。すぐに離縁してやるから、何の心配もいらない」
「――どういう、意味ですか」
あえて突き放した物言いをするのは、ポッパエアの増長が面白くなかったからだ。
お前を愛しているわけではない、自惚れるな。そう、釘を刺す意味合いもあった。
ちらりと一瞥を向けた後、ふいと顔を逸らす。
「私はオクタヴィア以外の女を愛するつもりはない。否、愛せるはずがない。だが皇帝という立場上、いつまでも独り身でいるわけにはいかないからな」
「それで、形ばかりの妻を演じろと?」
「君の見栄えは素晴らしいからな。皇后として、絵になる。形ばかり美しい君には、似合いの役だろう?」
言わなくてもいいはずの蔑みを口にするのは、計算ではなく感情の発露だった。
うまい策ではないとわかっていたが、逆にポッパエアの自尊心に傷を付け、よき皇后になって見返してやろうとでも躍起になってくれればいい、とも思い返す。
断ることは、あり得ない。
たとえ形式だけとはいえ、手に入れる権力に変わりはないのだ。おそらくそのために夫を捨てたであろう女にとって、好機であるのは疑うべくもない。
斯くて、ポッパエアは「皇帝ネロの妻」となる。ルキウスにとって、面白くもない芝居の日々が始まった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
夕映え~武田勝頼の妻~
橘 ゆず
歴史・時代
天正十年(1582年)。
甲斐の国、天目山。
織田・徳川連合軍による甲州征伐によって新府を追われた武田勝頼は、起死回生をはかってわずかな家臣とともに岩殿城を目指していた。
そのかたわらには、五年前に相模の北条家から嫁いできた継室、十九歳の佐奈姫の姿があった。
武田勝頼公と、18歳年下の正室、北条夫人の最期の数日を描いたお話です。
コバルトの短編小説大賞「もう一歩」の作品です。
西涼女侠伝
水城洋臣
歴史・時代
無敵の剣術を会得した男装の女剣士。立ち塞がるは三国志に名を刻む猛将馬超
舞台は三國志のハイライトとも言える時代、建安年間。曹操に敗れ関中を追われた馬超率いる反乱軍が涼州を襲う。正史に残る涼州動乱を、官位無き在野の侠客たちの視点で描く武侠譚。
役人の娘でありながら剣の道を選んだ男装の麗人・趙英。
家族の仇を追っている騎馬民族の少年・呼狐澹。
ふらりと現れた目的の分からぬ胡散臭い道士・緑風子。
荒野で出会った在野の流れ者たちの視点から描く、錦馬超の実態とは……。
主に正史を参考としていますが、随所で意図的に演義要素も残しており、また武侠小説としてのテイストも強く、一見重そうに見えて雰囲気は割とライトです。
三國志好きな人ならニヤニヤ出来る要素は散らしてますが、世界観説明のノリで注釈も多めなので、知らなくても楽しめるかと思います(多分)
涼州動乱と言えば馬超と王異ですが、ゲームやサブカル系でこの2人が好きな人はご注意。何せ基本正史ベースだもんで、2人とも現代人の感覚としちゃアレでして……。
鎌倉最後の日
もず りょう
歴史・時代
かつて源頼朝や北条政子・義時らが多くの血を流して築き上げた武家政権・鎌倉幕府。承久の乱や元寇など幾多の困難を乗り越えてきた幕府も、悪名高き執権北条高時の治政下で頽廃を極めていた。京では後醍醐天皇による倒幕計画が持ち上がり、世に動乱の兆しが見え始める中にあって、北条一門の武将金澤貞将は危機感を募らせていく。ふとしたきっかけで交流を深めることとなった御家人新田義貞らは、貞将にならば鎌倉の未来を託すことができると彼に「決断」を迫るが――。鎌倉幕府の最後を華々しく彩った若き名将の清冽な生きざまを活写する歴史小説、ここに開幕!
ナポレオンの妊活・立会い出産・子育て
せりもも
歴史・時代
帝国の皇子に必要なのは、高貴なる青き血。40歳を過ぎた皇帝ナポレオンは、早急に子宮と結婚する必要があった。だがその前に、彼は、既婚者だった……。ローマ王(ナポレオン2世 ライヒシュタット公)の両親の結婚から、彼がウィーンへ幽閉されるまでを、史実に忠実に描きます。
カクヨムから、一部転載
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/history.png?id=c54a38c2a36c3510c993)
大日本帝国領ハワイから始まる太平洋戦争〜真珠湾攻撃?そんなの知りません!〜
雨宮 徹
歴史・時代
1898年アメリカはスペインと戦争に敗れる。本来、アメリカが支配下に置くはずだったハワイを、大日本帝国は手中に収めることに成功する。
そして、時は1941年。太平洋戦争が始まると、大日本帝国はハワイを起点に太平洋全域への攻撃を開始する。
これは、史実とは異なる太平洋戦争の物語。
主要登場人物……山本五十六、南雲忠一、井上成美
※歴史考証は皆無です。中には現実性のない作戦もあります。ぶっ飛んだ物語をお楽しみください。
※根本から史実と異なるため、艦隊の動き、編成などは史実と大きく異なります。
※歴史初心者にも分かりやすいように、言葉などを現代風にしています。
【完結】女神は推考する
仲 奈華 (nakanaka)
歴史・時代
父や夫、兄弟を相次いで失った太后は途方にくれた。
直系の男子が相次いて死亡し、残っているのは幼い皇子か血筋が遠いものしかいない。
強欲な叔父から持ち掛けられたのは、女である私が即位するというものだった。
まだ幼い息子を想い決心する。子孫の為、夫の為、家の為私の役目を果たさなければならない。
今までは子供を産む事が役割だった。だけど、これからは亡き夫に変わり、残された私が守る必要がある。
これは、大王となる私の守る為の物語。
額田部姫(ヌカタベヒメ)
主人公。母が蘇我一族。皇女。
穴穂部皇子(アナホベノミコ)
主人公の従弟。
他田皇子(オサダノオオジ)
皇太子。主人公より16歳年上。後の大王。
広姫(ヒロヒメ)
他田皇子の正妻。他田皇子との間に3人の子供がいる。
彦人皇子(ヒコヒトノミコ)
他田大王と広姫の嫡子。
大兄皇子(オオエノミコ)
主人公の同母兄。
厩戸皇子(ウマヤドノミコ)
大兄皇子の嫡子。主人公の甥。
※飛鳥時代、推古天皇が主人公の小説です。
※歴史的に年齢が分かっていない人物については、推定年齢を記載しています。※異母兄弟についての明記をさけ、母方の親類表記にしています。
※名前については、できるだけ本名を記載するようにしています。(馴染みが無い呼び方かもしれません。)
※史実や事実と異なる表現があります。
※主人公が大王になった後の話を、第2部として追加する可能性があります。その時は完結→連載へ設定変更いたします。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/history.png?id=c54a38c2a36c3510c993)
土方歳三ら、西南戦争に参戦す
山家
歴史・時代
榎本艦隊北上せず。
それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。
生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。
また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。
そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。
土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。
そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。
(「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です)
吼えよ! 権六
林 本丸
歴史・時代
時の関白豊臣秀吉を嫌う茶々姫はあるとき秀吉のいやがらせのため自身の養父・故柴田勝家の過去を探ることを思い立つ。主人公の木下半介は、茶々の命を受け、嫌々ながら柴田勝家の過去を探るのだが、その時々で秀吉からの妨害に見舞われる。はたして半介は茶々の命を完遂できるのか? やがて柴田勝家の過去を探る旅の過程でこれに関わる人々の気持ちも変化して……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる