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第6話:人生一発大逆転するぞ、やめたほうがいいんじゃないすか
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俺と相棒二人だけの冴えない冒険者パーティー。リーダーの俺は宿屋の階段で転んでケガをして、いまだに治るまで部屋のベッドで休んでいる。
「異世界なんてねーよ」
「ないんすか」
「当たり前だろ」
「けど、今、流行ってるらしいっすけど」
「異世界に行って、楽して暮らそうなんて妄想していると現実世界でどうにもならなくなるぞ」
「けど、すでにリーダーは現実世界で足をケガして治るまで寝たきりのどうにもならない生活をしてますねえ」
相棒に嫌味を言われた。
確かに宿屋の階段でスっ転んでケガして、今は治るまでベッドで寝たきり。
情けない。
ケガした俺は仕方がないので相棒の世話になっている。
「しかし、輪廻転生ってのはあるかもしれませんっすねえ」
「そうだな」
「あれ、さっきは異世界なんてないって言ってなかったすか」
「うむ。実際のところ転生とかあるかもしれん。たださあ、仮に来世があるとしたら前世があったわけじゃないか」
「そうすねえ」
「お前、前世の事、覚えているかよ」
「いや、全く覚えてないすね」
「覚えていないと言うことはなかったことと一緒だ。つまり、人生は一度きりなんだ。あっと言う間に終わるんだ」
「何か宗教家に怒られそうっすね、リーダーの考えは」
「しかしだなあ、今、俺たちはしょぼくれた生活をしているわけだ。これが前世で悪い事をした報いとはっきり分かるなら納得がいくわけだ。しかし、覚えていない。前世の報いとか言っているが、それを忘れたら反省できないじゃないか。単に自分は運が悪いとか、自分を認めない世間の連中が悪いとか思い込むだけだぞ」
「まあ、輪廻転生も人間の考えたことかもしれませんっすねえ」
「異世界に行って楽しようって考えよりもマシかもしれんがな」
「けど、流行ってるんすよ。それだけ、みんな生活が苦しいんじゃないんすかねえ」
「それは現実逃避じゃないかな。ちゃんと生きろ、根性だせ。特に若い奴ら、ちゃんと暮らせ!」
「ちゃんと暮らしてますよ。いいかげんに暮らしてきたリーダーに言われたくないって異世界好きの人たちに怒られるんじゃないすか」
「だからさ、俺を反面教師にしろって言ってるんだ。おっさんになってもスライム退治。もう、どうしようもないぞ」
「あれ、この前、人生一発逆転を狙うって言ってませんすか」
「そのつもりだぞ」
「人生一発逆転って、異世界に行くのと同じ考えじゃないすか。現実逃避っすよ」
「うるさいぞ」
確かに現実逃避かもしれん。
しかし、妄想よりはましじゃないかなあ。
「とにかく何か行動しようとしているんだから、現実逃避ではないぞ」
「そんなことを言ってる人が、下手に無茶な行動して大失敗。異世界どころかあの世に逝くんじゃないすか」
そうなるかもしれん。
しかし、人生、このままスライム退治で終わるのはやはり嫌なんだな。
「とにかくケガが治ったら行動するぞ、俺は」
「はいはい、わかりましたっすよ。まあ、気楽な異世界に行くなら付き合いますが、あの世には一人で逝ってくれませんすかね」
相棒はニヤリと笑った。
どうせ口だけと思っているんだろ。
しかし、俺は本気だ。
ただ、問題は何をもって人生大逆転させるかだな。
何も思いつかん。
少し考えるか。
……………………………………………………
数日後。
うーむ、ケガがなかなか治らない。
もう、おっさんだからか。
若い頃なんて、あっと言う間治ったものだがなあ。
ベッドに横になって、イライラする俺。
つい、わめいてしまう。
「とにかく、俺は人生一発大逆転するぞ!」
「やめたほうがいいんじゃないすか」
「なんでだよ」
「ろくなことにならないんじゃないすか」
「まだ、失敗するかどうかはわからないだろ」
「そうっすね。けど、たいがい失敗しますけどね」
「けど、成功する奴もいるだろ」
「まあ、ごく一部じゃないすか。ところでリーダーはどうやって、人生一発大逆転するんすか」
「まだ、決めてない」
「何なんすか。そんなの全然ダメじゃないすか」
「うるさいぞ」
とは言え、今のところ何にもアイデアが浮かばない。
おまけに足のキズがいまだに治ってない。
おっさんになると、本当にケガの治りが遅くなる。
やれやれ。
「おとなしくスライム退治してるほうがいいんじゃないすか」
「しかし、スライム退治じゃあ、ジリ貧だぞ」
「スライム退治も立派な仕事ですよ。あれ、リーダーも以前、そんなこと言ってなかったすか」
「そうだったな。しかしなあ、やはり、このままだと野垂れ死にかもしれん。それは嫌だ。どうせ死ぬなら、やはり、人生一発大逆転だぞ」
「スライム退治も面白いときもありませんすかね」
「お前、そんなこと言ってるけど、たまにさぼってるじゃないか」
「さぼれるというところがスライム退治のいいところなんですよ。ドラゴンを退治中にさぼれないっすよ。踏みつぶされて終わりっすよ」
「お前、仕事をなめてるんじゃないか」
「たまには休憩も必要っすよ」
「ふざけた奴だな。お前、若いんだから、もっと冒険しろよ。若い冒険者のうちは~やりたいこと~何でもできるのさ~♪」
「なんすか、その変な歌は」
「遥か古代に流行っていた歌のようだな。著作権の関係上、ちょっと変えたがな」
「まあ、人生あきらめが肝心すよ。あれ、これも前、リーダーが言っていたような覚えがしますっけど」
「俺のようなおっさんならな。お前は若いんだから、もっと前向きに生きろ。異世界に行くなんて考えるな。現実世界で頑張れ」
「前向きに階段を歩いて、滑って転んでケガして、ゴブリン退治に参加出来なかったリーダーには言われたくないっすね」
「うるさいぞ」
確かに冒険者としては情けない。
しかし、どうしようもない。
運命とは残酷かもしれん。
しかし、このままスライム退治で人生が終わるのはやはり嫌なんだな。
「さて、おいらはスライム退治にいってきまっすよ、場所は村の隣のすぐ近くの森。剣を借りますよ」
「ああ、かまわんぞ」
相棒は宿屋を出て行った。
俺は考える。
何とか、良い方法はないか。
しかし、さっぱり思いつかん。
相棒がなかなか帰って来ない。
まさか、見捨てられたんではと不安になる。
夕方。
やっと相棒が帰ってきた。
剣を俺に返す。
金もくれた。
「今日の報酬の半分すよ」
「おお、すまないな」
しかし、ほんのわずかな金額。
「なんか、世話になっているので文句言うつもりはないけど、えらく金額が少ないな」
「一日、森にいたんすけど、結局、最弱スライムを一匹退治しただけっすからね」
「そうなのか、やはりスライム退治ではジリ貧じゃないか」
「こういう日もありますよ」
「こういう日が連続で続いたらどうすんだよ」
「人生、山あり谷ありっすよ」
そう相棒は言うが、冷静に考えてスライム退治では先細り確実だな。
「悪いが、冒険者ギルドに行って、なんか興味深い仕事を探してくれないか」
「なんすか、興味深いって」
「一見、簡単そうで、実は大冒険につながるような仕事だ」
「そんな都合のいいものないっすよ。その考えは異世界に行って楽しようとしている人と同じじゃないすか。偉そうに異世界好きの人を批判できませんすよ、リーダーは」
言われてみれば、そうだな。
「しかし、このままスライム退治ばっかじゃ、やばいぞ」
「わかったすよ。ただ、今日はもう冒険者ギルドは閉まってるんで、明日いきますよ。それに、まだリーダーの足、治ってないじゃないすか」
「いや、もう大丈夫だ」
俺は何とか立ち上がる。
そう、これが俺のしがないスライム退治人生を一発大逆転する最初の一歩だ。
そこで、またスっ転ぶ俺。
「イテテ」
「ほら、まだ無理しちゃまずいっすよ、ちゃんと治るまで寝ててくれませんかね」
「うーむ、悔しいがそうするか」
しかし、俺はまだ諦めてないぞ。
俺はまだ生きている。
死ぬまで生きる。
命が尽きるまでがんばるぞ!
「異世界なんてねーよ」
「ないんすか」
「当たり前だろ」
「けど、今、流行ってるらしいっすけど」
「異世界に行って、楽して暮らそうなんて妄想していると現実世界でどうにもならなくなるぞ」
「けど、すでにリーダーは現実世界で足をケガして治るまで寝たきりのどうにもならない生活をしてますねえ」
相棒に嫌味を言われた。
確かに宿屋の階段でスっ転んでケガして、今は治るまでベッドで寝たきり。
情けない。
ケガした俺は仕方がないので相棒の世話になっている。
「しかし、輪廻転生ってのはあるかもしれませんっすねえ」
「そうだな」
「あれ、さっきは異世界なんてないって言ってなかったすか」
「うむ。実際のところ転生とかあるかもしれん。たださあ、仮に来世があるとしたら前世があったわけじゃないか」
「そうすねえ」
「お前、前世の事、覚えているかよ」
「いや、全く覚えてないすね」
「覚えていないと言うことはなかったことと一緒だ。つまり、人生は一度きりなんだ。あっと言う間に終わるんだ」
「何か宗教家に怒られそうっすね、リーダーの考えは」
「しかしだなあ、今、俺たちはしょぼくれた生活をしているわけだ。これが前世で悪い事をした報いとはっきり分かるなら納得がいくわけだ。しかし、覚えていない。前世の報いとか言っているが、それを忘れたら反省できないじゃないか。単に自分は運が悪いとか、自分を認めない世間の連中が悪いとか思い込むだけだぞ」
「まあ、輪廻転生も人間の考えたことかもしれませんっすねえ」
「異世界に行って楽しようって考えよりもマシかもしれんがな」
「けど、流行ってるんすよ。それだけ、みんな生活が苦しいんじゃないんすかねえ」
「それは現実逃避じゃないかな。ちゃんと生きろ、根性だせ。特に若い奴ら、ちゃんと暮らせ!」
「ちゃんと暮らしてますよ。いいかげんに暮らしてきたリーダーに言われたくないって異世界好きの人たちに怒られるんじゃないすか」
「だからさ、俺を反面教師にしろって言ってるんだ。おっさんになってもスライム退治。もう、どうしようもないぞ」
「あれ、この前、人生一発逆転を狙うって言ってませんすか」
「そのつもりだぞ」
「人生一発逆転って、異世界に行くのと同じ考えじゃないすか。現実逃避っすよ」
「うるさいぞ」
確かに現実逃避かもしれん。
しかし、妄想よりはましじゃないかなあ。
「とにかく何か行動しようとしているんだから、現実逃避ではないぞ」
「そんなことを言ってる人が、下手に無茶な行動して大失敗。異世界どころかあの世に逝くんじゃないすか」
そうなるかもしれん。
しかし、人生、このままスライム退治で終わるのはやはり嫌なんだな。
「とにかくケガが治ったら行動するぞ、俺は」
「はいはい、わかりましたっすよ。まあ、気楽な異世界に行くなら付き合いますが、あの世には一人で逝ってくれませんすかね」
相棒はニヤリと笑った。
どうせ口だけと思っているんだろ。
しかし、俺は本気だ。
ただ、問題は何をもって人生大逆転させるかだな。
何も思いつかん。
少し考えるか。
……………………………………………………
数日後。
うーむ、ケガがなかなか治らない。
もう、おっさんだからか。
若い頃なんて、あっと言う間治ったものだがなあ。
ベッドに横になって、イライラする俺。
つい、わめいてしまう。
「とにかく、俺は人生一発大逆転するぞ!」
「やめたほうがいいんじゃないすか」
「なんでだよ」
「ろくなことにならないんじゃないすか」
「まだ、失敗するかどうかはわからないだろ」
「そうっすね。けど、たいがい失敗しますけどね」
「けど、成功する奴もいるだろ」
「まあ、ごく一部じゃないすか。ところでリーダーはどうやって、人生一発大逆転するんすか」
「まだ、決めてない」
「何なんすか。そんなの全然ダメじゃないすか」
「うるさいぞ」
とは言え、今のところ何にもアイデアが浮かばない。
おまけに足のキズがいまだに治ってない。
おっさんになると、本当にケガの治りが遅くなる。
やれやれ。
「おとなしくスライム退治してるほうがいいんじゃないすか」
「しかし、スライム退治じゃあ、ジリ貧だぞ」
「スライム退治も立派な仕事ですよ。あれ、リーダーも以前、そんなこと言ってなかったすか」
「そうだったな。しかしなあ、やはり、このままだと野垂れ死にかもしれん。それは嫌だ。どうせ死ぬなら、やはり、人生一発大逆転だぞ」
「スライム退治も面白いときもありませんすかね」
「お前、そんなこと言ってるけど、たまにさぼってるじゃないか」
「さぼれるというところがスライム退治のいいところなんですよ。ドラゴンを退治中にさぼれないっすよ。踏みつぶされて終わりっすよ」
「お前、仕事をなめてるんじゃないか」
「たまには休憩も必要っすよ」
「ふざけた奴だな。お前、若いんだから、もっと冒険しろよ。若い冒険者のうちは~やりたいこと~何でもできるのさ~♪」
「なんすか、その変な歌は」
「遥か古代に流行っていた歌のようだな。著作権の関係上、ちょっと変えたがな」
「まあ、人生あきらめが肝心すよ。あれ、これも前、リーダーが言っていたような覚えがしますっけど」
「俺のようなおっさんならな。お前は若いんだから、もっと前向きに生きろ。異世界に行くなんて考えるな。現実世界で頑張れ」
「前向きに階段を歩いて、滑って転んでケガして、ゴブリン退治に参加出来なかったリーダーには言われたくないっすね」
「うるさいぞ」
確かに冒険者としては情けない。
しかし、どうしようもない。
運命とは残酷かもしれん。
しかし、このままスライム退治で人生が終わるのはやはり嫌なんだな。
「さて、おいらはスライム退治にいってきまっすよ、場所は村の隣のすぐ近くの森。剣を借りますよ」
「ああ、かまわんぞ」
相棒は宿屋を出て行った。
俺は考える。
何とか、良い方法はないか。
しかし、さっぱり思いつかん。
相棒がなかなか帰って来ない。
まさか、見捨てられたんではと不安になる。
夕方。
やっと相棒が帰ってきた。
剣を俺に返す。
金もくれた。
「今日の報酬の半分すよ」
「おお、すまないな」
しかし、ほんのわずかな金額。
「なんか、世話になっているので文句言うつもりはないけど、えらく金額が少ないな」
「一日、森にいたんすけど、結局、最弱スライムを一匹退治しただけっすからね」
「そうなのか、やはりスライム退治ではジリ貧じゃないか」
「こういう日もありますよ」
「こういう日が連続で続いたらどうすんだよ」
「人生、山あり谷ありっすよ」
そう相棒は言うが、冷静に考えてスライム退治では先細り確実だな。
「悪いが、冒険者ギルドに行って、なんか興味深い仕事を探してくれないか」
「なんすか、興味深いって」
「一見、簡単そうで、実は大冒険につながるような仕事だ」
「そんな都合のいいものないっすよ。その考えは異世界に行って楽しようとしている人と同じじゃないすか。偉そうに異世界好きの人を批判できませんすよ、リーダーは」
言われてみれば、そうだな。
「しかし、このままスライム退治ばっかじゃ、やばいぞ」
「わかったすよ。ただ、今日はもう冒険者ギルドは閉まってるんで、明日いきますよ。それに、まだリーダーの足、治ってないじゃないすか」
「いや、もう大丈夫だ」
俺は何とか立ち上がる。
そう、これが俺のしがないスライム退治人生を一発大逆転する最初の一歩だ。
そこで、またスっ転ぶ俺。
「イテテ」
「ほら、まだ無理しちゃまずいっすよ、ちゃんと治るまで寝ててくれませんかね」
「うーむ、悔しいがそうするか」
しかし、俺はまだ諦めてないぞ。
俺はまだ生きている。
死ぬまで生きる。
命が尽きるまでがんばるぞ!
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