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マナツノ
夏休み勉強会3-2
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一回目の問題を解き終わって、俺たちは答案を交換し丸つけする。
「ちとやらかしたな。」
「私も。ちょっと舐めてたわ。」
「私も2人と同じ感じやな。ちょっと想定より低い。」
結果は俺が52点、桜が60点、音羽が63点。英語が得意な順に並んだ感じだ。
「次は桜抜くわ。」
「言うたで!言うたで!抜けんかったらなんか奢りな。」
「別にええが。何がいい?」
「サイダー!」
「コーラ!」
「ジンジャーエール!」
「カルピス!」
「日本のサイダー!」
「じゃあ私はエナドリで。」
「どさくさに紛れて全員でせびるな!」
そんなこんなで盛りあがっていると、休憩時間が終わる。
2回目の問題を開いて解き始める。言ったからには勝ちたいが、ちょっと苦手な英語で、そこそこ得意な桜と勝負するなんて普通にしんどい。まともにやりあえたらまだマシな方だろう。
でも言ったからには勝ちたい。そんな感じで解き進めてみると、さっきまでより手応えがある。いつもなら悩むような長文も今回はそこそこ解ける。
さっきよりも早く感じる80分を過ごし、そして終わらせた。
「それじゃあお待ちかねの採点!」
「ここは公平に私がやらせてもらいます!」
「おっ!さすが音羽!」
音羽は赤ペンをくるくると回し、カチッとノックした。先生のようなその姿は様になっていて、本当に誰かの先生をしているようだ。しているとしたら…
「おい、なんで俺の方見んねん。」
「いや、音羽が教えてるとしたらカレンしかおらんなぁって。」
「いや、せやけど。」
「なんでカレンは素直に認めんのかなぁ?」
「そりゃあ音羽ちゃんや、もう周知の事実やからやで。」
「なるへそ。」
俺と桜の解答を採点しながら、口笛を吹く音羽。先に桜の採点が終わったようで、その答案を見せてきた。
「桜の点数は71点!上げてきたど~!」
『うえぇぇぇぇい!』
「お前ら喜びすぎや!」
桜の点数が上がったことで、リビングのボルテージが上がる。そして音羽は俺の採点を始めた。
「まる、まる、まる、まる、バツ、まる、まる、バツ、バツ、まる…」
ブツブツと呟きながら丸つけをして、そして全部終わった。
「それでは結果を発表します。どぅるるるるるるるるるるるるるるるる~ばん!70点!」
『っしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
俺の方が1点だけ低かった答案用紙が渡される。確かにそこには70と書かれていて、計算し直してもその結果は変わらなかった。
「久志!」
「なんや?」
「よろしくね!」
「しゃーねーなー。炭酸は買ってきてやるよ!」
「ひい君それはひどいって~!」
1人だけ炭酸以外を選んだきい以外のを買うと決めて、俺は外に出た。
「ちとやらかしたな。」
「私も。ちょっと舐めてたわ。」
「私も2人と同じ感じやな。ちょっと想定より低い。」
結果は俺が52点、桜が60点、音羽が63点。英語が得意な順に並んだ感じだ。
「次は桜抜くわ。」
「言うたで!言うたで!抜けんかったらなんか奢りな。」
「別にええが。何がいい?」
「サイダー!」
「コーラ!」
「ジンジャーエール!」
「カルピス!」
「日本のサイダー!」
「じゃあ私はエナドリで。」
「どさくさに紛れて全員でせびるな!」
そんなこんなで盛りあがっていると、休憩時間が終わる。
2回目の問題を開いて解き始める。言ったからには勝ちたいが、ちょっと苦手な英語で、そこそこ得意な桜と勝負するなんて普通にしんどい。まともにやりあえたらまだマシな方だろう。
でも言ったからには勝ちたい。そんな感じで解き進めてみると、さっきまでより手応えがある。いつもなら悩むような長文も今回はそこそこ解ける。
さっきよりも早く感じる80分を過ごし、そして終わらせた。
「それじゃあお待ちかねの採点!」
「ここは公平に私がやらせてもらいます!」
「おっ!さすが音羽!」
音羽は赤ペンをくるくると回し、カチッとノックした。先生のようなその姿は様になっていて、本当に誰かの先生をしているようだ。しているとしたら…
「おい、なんで俺の方見んねん。」
「いや、音羽が教えてるとしたらカレンしかおらんなぁって。」
「いや、せやけど。」
「なんでカレンは素直に認めんのかなぁ?」
「そりゃあ音羽ちゃんや、もう周知の事実やからやで。」
「なるへそ。」
俺と桜の解答を採点しながら、口笛を吹く音羽。先に桜の採点が終わったようで、その答案を見せてきた。
「桜の点数は71点!上げてきたど~!」
『うえぇぇぇぇい!』
「お前ら喜びすぎや!」
桜の点数が上がったことで、リビングのボルテージが上がる。そして音羽は俺の採点を始めた。
「まる、まる、まる、まる、バツ、まる、まる、バツ、バツ、まる…」
ブツブツと呟きながら丸つけをして、そして全部終わった。
「それでは結果を発表します。どぅるるるるるるるるるるるるるるるる~ばん!70点!」
『っしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
俺の方が1点だけ低かった答案用紙が渡される。確かにそこには70と書かれていて、計算し直してもその結果は変わらなかった。
「久志!」
「なんや?」
「よろしくね!」
「しゃーねーなー。炭酸は買ってきてやるよ!」
「ひい君それはひどいって~!」
1人だけ炭酸以外を選んだきい以外のを買うと決めて、俺は外に出た。
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