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マナツノ
夏休み勉強会2-1
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「おっはー!」
「よぉーっす!」
「おはよーさん!」
「やっはろー!」
今日も4人がうちの家に来た。それを迎えて、4人を中に入れる。
「あっ!みんな来た~!おっそいよ~!待ちくたびれちってもう始めてたど~!」
「おはよー、みんな。」
きいと桜はもうローテーブルに座っていて、国語の教材を広げている。いや、正しくは一度も片付けていないだ。
「なぁ、きい今日どうした?」
「俺たち3人今日徹夜やから。」
『は?』
4人の声が重なる。テスト前でもないのに徹夜とか、異常者の極みでしかない。
「まっ、女子陣は頑張れ。きいは今日はずっとあんな感じやろうから。」
「「えーい」」
楓と音羽は不満そうな声を漏らしながらローテーブルの横に座る。
「さてと、俺たちも始めるか。」
「やな。」
「せやなぁ。」
並びは昨日と同じ順番。カレンと奏は昨日と同じ問題集を広げている。そして俺は復習用の問題集。共通テストレベルの問題の問題集だ。これは独自テストの範囲と被っているため、学校で配られたもので、基本から発展まで問題がある。今回の宿題はC問題全部で分量は50ページほど。ちなみにまだ手をつけていない。昨日の夜、船戸さんに聞いたら「私もまだやってない。怖いもん。」とのこと。分量も問題の質もそこそこだから普通にキツい。
「青チャちゃうんや。終わったん?」
「徹夜したんやで。終わるやろ。」
「徹夜しても俺は終わらん気するわ。」
「それはカレンやからやな。」
「カレンやから終わらんのやろ。」
「覚えとけよ。」
どうでもいい話をしながらカリカリと問題集を進めていく。一瞬で計算が終わるものもあれば、全く式から覚えていなくて、自分の部屋から青チャを取ってきてやり方を見直したりしないといけない問題もある。
「「ん?」」
「ん?なんか変なことでもあるか?」
「いや、俺の見間違いか?」
「いや、俺にもそう見える。」
「だからどしてん?」
「「なんでIAの青チャがあんの?」」
「買ったから。」
「「いやいやいやいや。」」
俺の手元にあるIAの青チャに驚いたようだ。買ったんだからあるに決まっているだろ。
「なんで買おう思ったん?黄チャ買ったやんな?」
「足りんな思うて。」
「「足りんな!?」」
ありのままの気持ちを伝えたら、めちゃくちゃ驚かれる。だって黄チャ全部簡単やもん。見たら解けるもん。
「青チャは黄チャの次のレベルやで。別に赤言うてる訳ちゃうねんし、そんなに驚かんでも。」
「「………」」
そう言うと2人は黙ってしまう。そしてしばらくして口を開いた。
「新宮隊員、ここから先は違う世界のようだ。撤退するぞ。」
「イエッサー!」
「よぉーっす!」
「おはよーさん!」
「やっはろー!」
今日も4人がうちの家に来た。それを迎えて、4人を中に入れる。
「あっ!みんな来た~!おっそいよ~!待ちくたびれちってもう始めてたど~!」
「おはよー、みんな。」
きいと桜はもうローテーブルに座っていて、国語の教材を広げている。いや、正しくは一度も片付けていないだ。
「なぁ、きい今日どうした?」
「俺たち3人今日徹夜やから。」
『は?』
4人の声が重なる。テスト前でもないのに徹夜とか、異常者の極みでしかない。
「まっ、女子陣は頑張れ。きいは今日はずっとあんな感じやろうから。」
「「えーい」」
楓と音羽は不満そうな声を漏らしながらローテーブルの横に座る。
「さてと、俺たちも始めるか。」
「やな。」
「せやなぁ。」
並びは昨日と同じ順番。カレンと奏は昨日と同じ問題集を広げている。そして俺は復習用の問題集。共通テストレベルの問題の問題集だ。これは独自テストの範囲と被っているため、学校で配られたもので、基本から発展まで問題がある。今回の宿題はC問題全部で分量は50ページほど。ちなみにまだ手をつけていない。昨日の夜、船戸さんに聞いたら「私もまだやってない。怖いもん。」とのこと。分量も問題の質もそこそこだから普通にキツい。
「青チャちゃうんや。終わったん?」
「徹夜したんやで。終わるやろ。」
「徹夜しても俺は終わらん気するわ。」
「それはカレンやからやな。」
「カレンやから終わらんのやろ。」
「覚えとけよ。」
どうでもいい話をしながらカリカリと問題集を進めていく。一瞬で計算が終わるものもあれば、全く式から覚えていなくて、自分の部屋から青チャを取ってきてやり方を見直したりしないといけない問題もある。
「「ん?」」
「ん?なんか変なことでもあるか?」
「いや、俺の見間違いか?」
「いや、俺にもそう見える。」
「だからどしてん?」
「「なんでIAの青チャがあんの?」」
「買ったから。」
「「いやいやいやいや。」」
俺の手元にあるIAの青チャに驚いたようだ。買ったんだからあるに決まっているだろ。
「なんで買おう思ったん?黄チャ買ったやんな?」
「足りんな思うて。」
「「足りんな!?」」
ありのままの気持ちを伝えたら、めちゃくちゃ驚かれる。だって黄チャ全部簡単やもん。見たら解けるもん。
「青チャは黄チャの次のレベルやで。別に赤言うてる訳ちゃうねんし、そんなに驚かんでも。」
「「………」」
そう言うと2人は黙ってしまう。そしてしばらくして口を開いた。
「新宮隊員、ここから先は違う世界のようだ。撤退するぞ。」
「イエッサー!」
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