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マナツノ
夏休み勉強会1-4
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「んじゃ俺らは帰るな~。」
「また明日ね~。」
「また明日。」
「バイバ~イ!」
奏と楓、音羽、そしてカレンが家を出る。その背中を見送って、俺たちは家の中に戻った。
「それで、きいはなんで帰らねぇんだ?」
「あれ?言ってなかったっけ?今日こっち泊まるって。」
「初耳なんだが?」
「え~、桜言ってなかったん?」
「忘れてたわ。ごめんごめん。」
確かに来た時に荷物が多い気はしていたけど、まさか泊まりだとは。
でも、これで1つやりたいことができる。
「んじゃ、今日はオールすっか。3人で。」
「「え?」」
今まで1人でオールは何回もやってきた。が、誰かと一緒にオールするのはやったことがない。
「いやいや、寝させてよ。ひい君も絶対眠なるって。」
「たしかに明日は休み。つまり朝死んどっても問題ない。これはオールするしかないね。」
「桜!?」
桜もこっち側についてくれて、きい1人がオール反対側に。
「で、でも、オールなんかしちゃったら宿題なくなるやん!ほんなら明日からどないすんねん。」
「国語の独自テストの形式ってなんやったっけ。」
「完全実力問題。」
「ちょっと待っとってな。」
俺は2階に上がって2冊ある赤本を取り出す。そしてリビングに持って降りた。
「これ貸すわ。」
「ん?いやいやいやいや、私外部受けへんで?」
「実力問題なんやろ?それなら上のレベルの問題解けたら、当然それより低いレベルの問題は解けるよな?」
俺が持ってきたのは東京にある国立大学で国語が強い大学の過去問。図書室の赤本抽選でテキトーに書いたら当たった本だ。
「確かにそうやけど…」
「あっ、きいがやるんやったら私もやるで。」
「桜、ほんと?」
「私もこういう問題は解きたいし。」
桜も興味津々に赤本を見始めたので、作戦は成功かなと思う。そう。桜がやることになったらきいは間違いなくやるのだ。
「じゃあ一緒にやろ!」
「その前に宿題終わらせてからな。」
「はーい!」
きいは元気よく返事して、宿題を開く。とはいえ時間はもう6時過ぎ。今日2部練の杏はもうそろそろ帰ってくるし、とりあえず色々用意せな。
「桜、風呂頼む。」
「おっけー。ご飯よろしくね~。」
「おう。」
杏が帰ってきたときに最高の状態で迎える。それを目指して、杏が帰ってくるのを待った。
「また明日ね~。」
「また明日。」
「バイバ~イ!」
奏と楓、音羽、そしてカレンが家を出る。その背中を見送って、俺たちは家の中に戻った。
「それで、きいはなんで帰らねぇんだ?」
「あれ?言ってなかったっけ?今日こっち泊まるって。」
「初耳なんだが?」
「え~、桜言ってなかったん?」
「忘れてたわ。ごめんごめん。」
確かに来た時に荷物が多い気はしていたけど、まさか泊まりだとは。
でも、これで1つやりたいことができる。
「んじゃ、今日はオールすっか。3人で。」
「「え?」」
今まで1人でオールは何回もやってきた。が、誰かと一緒にオールするのはやったことがない。
「いやいや、寝させてよ。ひい君も絶対眠なるって。」
「たしかに明日は休み。つまり朝死んどっても問題ない。これはオールするしかないね。」
「桜!?」
桜もこっち側についてくれて、きい1人がオール反対側に。
「で、でも、オールなんかしちゃったら宿題なくなるやん!ほんなら明日からどないすんねん。」
「国語の独自テストの形式ってなんやったっけ。」
「完全実力問題。」
「ちょっと待っとってな。」
俺は2階に上がって2冊ある赤本を取り出す。そしてリビングに持って降りた。
「これ貸すわ。」
「ん?いやいやいやいや、私外部受けへんで?」
「実力問題なんやろ?それなら上のレベルの問題解けたら、当然それより低いレベルの問題は解けるよな?」
俺が持ってきたのは東京にある国立大学で国語が強い大学の過去問。図書室の赤本抽選でテキトーに書いたら当たった本だ。
「確かにそうやけど…」
「あっ、きいがやるんやったら私もやるで。」
「桜、ほんと?」
「私もこういう問題は解きたいし。」
桜も興味津々に赤本を見始めたので、作戦は成功かなと思う。そう。桜がやることになったらきいは間違いなくやるのだ。
「じゃあ一緒にやろ!」
「その前に宿題終わらせてからな。」
「はーい!」
きいは元気よく返事して、宿題を開く。とはいえ時間はもう6時過ぎ。今日2部練の杏はもうそろそろ帰ってくるし、とりあえず色々用意せな。
「桜、風呂頼む。」
「おっけー。ご飯よろしくね~。」
「おう。」
杏が帰ってきたときに最高の状態で迎える。それを目指して、杏が帰ってくるのを待った。
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