507 / 773
アケボノ
修学旅行終わりには…
しおりを挟む
色々な思い出が詰まった修学旅行の後にあるのは、恒例…とは言いたくない期末考査だ。しかも、これで学年通しての成績が決まり、それが赤点だったら追認定課題をやらないといけない。それには絶対にかかりたくない。
けど、理系だから色々進むのが早かったせいか、2年生なのに3年の範囲もやり始めることになってしまった。元々言われていたことだが。
何だよ逆関数って。そのまま式にしたらいいやん。それに、極限。右側左側考えなあかんし、ルール多いし、それにlimlimlimlim書きすぎてもう疲れた。って思ったら次はlogをlimしなあかんとか。それが数Ⅲで数Cもなかなかなり。あかん古文混ざっちもうた。数Cはベクトル。矢印。→←↑↓↖↗↘↙…図形よりは分かりやすいしいいか。数ⅠAの範囲でも使えるし。1番酷いのは国語。源氏物語を大量にやった。それも文系よりも範囲が広い(っ`ω´c)ギィィ。俺はこれが一番許せない。化学は覚えるだけだから簡単。死ぬほど覚えなあかんけど。物理は音波とか光波とか。開口端補正とかそこら辺はテンプレやし。近似覚えたら光の実験系も分かる。地理は…何やったっけ?忘れたわ。英語はいつも通り…
でももう終わったことだ。今日は期末考査最終日。手応えもそこそこやし、追認定課題はないやろ。俺そこまで授業態度悪いわけちゃうし。
てなわけで、今日は男子だけでお送りすることになります。
「さっきからブツブツどうした?」
「いやぁ、上げて落とすの得意やなって思って。先生たち。」
「それな。せっかく楽しい修学旅行のすぐあとに期末とかありえへん。」
「でもまあ、もう終わったことやし。」
ここは駅前のファミレスの4人席。それを俺たちは座っている。俺の隣にいるのは奏。そして前に座っているのがカレン。その隣、通路側が白野だ。
「お前ら部活終わりに悪いな。」
「いいってことよ。」
「俺もちょうど同じ悩みやったし。」
修学旅行前なら絶対に集まることなどなかったメンバー。白野とちゃんと関わるようになったのはこの修学旅行からだからな。
「じゃあ始めますか。『ホワイトデーどうする?』問題。」
そう、期末考査のすぐ後に待っているイベント。ホワイトデーに向けて。
けど、理系だから色々進むのが早かったせいか、2年生なのに3年の範囲もやり始めることになってしまった。元々言われていたことだが。
何だよ逆関数って。そのまま式にしたらいいやん。それに、極限。右側左側考えなあかんし、ルール多いし、それにlimlimlimlim書きすぎてもう疲れた。って思ったら次はlogをlimしなあかんとか。それが数Ⅲで数Cもなかなかなり。あかん古文混ざっちもうた。数Cはベクトル。矢印。→←↑↓↖↗↘↙…図形よりは分かりやすいしいいか。数ⅠAの範囲でも使えるし。1番酷いのは国語。源氏物語を大量にやった。それも文系よりも範囲が広い(っ`ω´c)ギィィ。俺はこれが一番許せない。化学は覚えるだけだから簡単。死ぬほど覚えなあかんけど。物理は音波とか光波とか。開口端補正とかそこら辺はテンプレやし。近似覚えたら光の実験系も分かる。地理は…何やったっけ?忘れたわ。英語はいつも通り…
でももう終わったことだ。今日は期末考査最終日。手応えもそこそこやし、追認定課題はないやろ。俺そこまで授業態度悪いわけちゃうし。
てなわけで、今日は男子だけでお送りすることになります。
「さっきからブツブツどうした?」
「いやぁ、上げて落とすの得意やなって思って。先生たち。」
「それな。せっかく楽しい修学旅行のすぐあとに期末とかありえへん。」
「でもまあ、もう終わったことやし。」
ここは駅前のファミレスの4人席。それを俺たちは座っている。俺の隣にいるのは奏。そして前に座っているのがカレン。その隣、通路側が白野だ。
「お前ら部活終わりに悪いな。」
「いいってことよ。」
「俺もちょうど同じ悩みやったし。」
修学旅行前なら絶対に集まることなどなかったメンバー。白野とちゃんと関わるようになったのはこの修学旅行からだからな。
「じゃあ始めますか。『ホワイトデーどうする?』問題。」
そう、期末考査のすぐ後に待っているイベント。ホワイトデーに向けて。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
鷹鷲高校執事科
三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。
東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。
物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。
各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。
表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)

可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
全力でおせっかいさせていただきます。―私はツンで美形な先輩の食事係―
入海月子
青春
佐伯優は高校1年生。カメラが趣味。ある日、高校の屋上で出会った超美形の先輩、久住遥斗にモデルになってもらうかわりに、彼の昼食を用意する約束をした。
遥斗はなぜか学校に住みついていて、衣食は女生徒からもらったものでまかなっていた。その報酬とは遥斗に抱いてもらえるというもの。
本当なの?遥斗が気になって仕方ない優は――。
優が薄幸の遥斗を笑顔にしようと頑張る話です。

静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編3が完結しました!(2024.8.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる