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アケボノ
おかえり会①
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始業式も無事終わり、俺たちはいつも通り階段前で待ち合わせた。
「おっ!来た来た。生きてるかぁー?」
「ねぇねぇ!今日教室入ったら、めっちゃみんなね!サプライズしてくれたの!」
「おう。それはよかったな。」
俺はあとから来た柚さんを見る。なんかニヤニヤしてるから、おそらくは柚さんの仕業だろう。
「んじゃ、俺たちは先買い出し行っとくから、音羽、みんな来たら家まで案内しといて。」
「おっけー。」
音羽が気怠げに返事したのを見て、俺たちは階段を降り始めた。
2人分しか増えていないといえど、それで高いものを買っていく訳にはいかない。これからのために少しずつ節約していかないと。
「ね、もう手繋いでもいいよね。」
桜は小型犬みたいにウキウキしている。
「ってかバレなかったな。これ。」
「そだね。私的には結構気づくかなって思ってたけど。」
桜は制服の下からネックレスを出した。俺の桜へのクリスマスプレゼント。それはネックレスだ。桜の花びらのようなピンクゴールドの。他のやつに当たったらもう1個用意していたやつを渡そうと思っていたが、うまく桜に当たったので合法的に渡すことができた。
「ありがとね。」
「別にいいって、普通に渡したかっただけだ。」
手を繋ぎながら駅まで歩き、そのまま改札を通り過ぎる。今から行くスーパーは線路を越えたところにあるのだ。
肉とかその他もろもろを買い足す。買い足すだけだからそこまで値段もかさまなかった。
「半分持つで。」
「別にええで。さすがに桜よりは力あるから。」
「そのヒョロい腕が?」
「うっせ。」
再び駅に戻って電車に乗る。こうやって一緒に帰るのは本当に久しぶりだ。
「私、また学校やっていけそう。」
「そうか。なら良かった。きつくなったらいつでも言えよ。」
「おっ!来た来た。生きてるかぁー?」
「ねぇねぇ!今日教室入ったら、めっちゃみんなね!サプライズしてくれたの!」
「おう。それはよかったな。」
俺はあとから来た柚さんを見る。なんかニヤニヤしてるから、おそらくは柚さんの仕業だろう。
「んじゃ、俺たちは先買い出し行っとくから、音羽、みんな来たら家まで案内しといて。」
「おっけー。」
音羽が気怠げに返事したのを見て、俺たちは階段を降り始めた。
2人分しか増えていないといえど、それで高いものを買っていく訳にはいかない。これからのために少しずつ節約していかないと。
「ね、もう手繋いでもいいよね。」
桜は小型犬みたいにウキウキしている。
「ってかバレなかったな。これ。」
「そだね。私的には結構気づくかなって思ってたけど。」
桜は制服の下からネックレスを出した。俺の桜へのクリスマスプレゼント。それはネックレスだ。桜の花びらのようなピンクゴールドの。他のやつに当たったらもう1個用意していたやつを渡そうと思っていたが、うまく桜に当たったので合法的に渡すことができた。
「ありがとね。」
「別にいいって、普通に渡したかっただけだ。」
手を繋ぎながら駅まで歩き、そのまま改札を通り過ぎる。今から行くスーパーは線路を越えたところにあるのだ。
肉とかその他もろもろを買い足す。買い足すだけだからそこまで値段もかさまなかった。
「半分持つで。」
「別にええで。さすがに桜よりは力あるから。」
「そのヒョロい腕が?」
「うっせ。」
再び駅に戻って電車に乗る。こうやって一緒に帰るのは本当に久しぶりだ。
「私、また学校やっていけそう。」
「そうか。なら良かった。きつくなったらいつでも言えよ。」
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