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ミカヅキ
プレゼント④
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「プレゼント交換~!パフパフパフ~!」
クリパも盛り上がってきて、プレゼント交換をすることになった。
「じゃあ去年も使ったこのくじ引きを引いていって!今回は場所を貸し出してくれているQから!」
去年と同じように奏のスマホのアプリでくじを引いていく。俺からということは5分の1で同様に確からしいということだ。
スワイプして出た名前は…
「桜だな。」
「桜。」
「桜やな。」
「えっ?桜?」
奏が設定を帰るのを忘れていたみたいで、去年の設定のまんまやってしまったようだ。
「まぁいいんじゃね?桜は後から買うってことで。」
奏がそう言う。確かに帰ってくるんだからそれでいいのだ。
次に引くのはきい。
「じゃあ行くよ~!あっ!楓だ!」
「私のか~。刺さってくれたらいいんだけど。」
「えっ?そういう系?」
「嘘嘘、はいどーぞ。」
楓から赤い袋が渡される。サイズはそこまで大きくないが、少し平べったいような丸っこいような。
「ありがと~!開けていい?」
「どーぞ。」
袋から出てきたのは白いパーカーだ。しかもサイズは大きめ。きいが着たらブカブカ…オーバーサイズってやつか。
「とりあえず着てみるね。」
きいが頭から被って着ると案の定ダボッとしている。だけど、袖から手を出したらなかなかいい感じだ。
「あったか。修学旅行はこれで行こうかな?」
「いいんちゃう。どうせ北の大地やから寒いし。」
きいはさすがに部屋では暑かったのか、脱いで大事そうに畳んだ。
次は楓。
「私は誰のが当たるかな~?ってことで引きましたのは音羽!」
「はいはい、じゃあこれね。」
「ちょっと味気ないって!メリクリ~!とかないん?」
「めりくりー!」
少し不服そうにしながらも、緑の紙で包装された少し大きめの箱を受け取る。見た感じ少し重そうだ。
「何かな何かな~!」
ウキウキしながら箱を開ける楓を音羽はニヤニヤして見ている。これは何かやったのか。
すると、楓の表情がいきなり死んだ。曇ったとかではない。死んだ。
「私からのプレゼントは、数II復習セットでーす!」
さっきまでとは逆で、音羽のテンションがぶち上がっている。数IIなら全員履修してるし、別に問題ない。こんなテンションってことは中身がヤバいのか。
「音羽、どんなレベル入れたん?」
「知りたいなら覗いてみれば?さすがのQもやばいことが分かるから。」
そう言われて箱を覗いてみると、青やったり赤やったり黒やったりするやつが全種類。さすがの俺でも吐き気を覚える。
「楓、ファイト!」
「あ~~~~!」
クリパも盛り上がってきて、プレゼント交換をすることになった。
「じゃあ去年も使ったこのくじ引きを引いていって!今回は場所を貸し出してくれているQから!」
去年と同じように奏のスマホのアプリでくじを引いていく。俺からということは5分の1で同様に確からしいということだ。
スワイプして出た名前は…
「桜だな。」
「桜。」
「桜やな。」
「えっ?桜?」
奏が設定を帰るのを忘れていたみたいで、去年の設定のまんまやってしまったようだ。
「まぁいいんじゃね?桜は後から買うってことで。」
奏がそう言う。確かに帰ってくるんだからそれでいいのだ。
次に引くのはきい。
「じゃあ行くよ~!あっ!楓だ!」
「私のか~。刺さってくれたらいいんだけど。」
「えっ?そういう系?」
「嘘嘘、はいどーぞ。」
楓から赤い袋が渡される。サイズはそこまで大きくないが、少し平べったいような丸っこいような。
「ありがと~!開けていい?」
「どーぞ。」
袋から出てきたのは白いパーカーだ。しかもサイズは大きめ。きいが着たらブカブカ…オーバーサイズってやつか。
「とりあえず着てみるね。」
きいが頭から被って着ると案の定ダボッとしている。だけど、袖から手を出したらなかなかいい感じだ。
「あったか。修学旅行はこれで行こうかな?」
「いいんちゃう。どうせ北の大地やから寒いし。」
きいはさすがに部屋では暑かったのか、脱いで大事そうに畳んだ。
次は楓。
「私は誰のが当たるかな~?ってことで引きましたのは音羽!」
「はいはい、じゃあこれね。」
「ちょっと味気ないって!メリクリ~!とかないん?」
「めりくりー!」
少し不服そうにしながらも、緑の紙で包装された少し大きめの箱を受け取る。見た感じ少し重そうだ。
「何かな何かな~!」
ウキウキしながら箱を開ける楓を音羽はニヤニヤして見ている。これは何かやったのか。
すると、楓の表情がいきなり死んだ。曇ったとかではない。死んだ。
「私からのプレゼントは、数II復習セットでーす!」
さっきまでとは逆で、音羽のテンションがぶち上がっている。数IIなら全員履修してるし、別に問題ない。こんなテンションってことは中身がヤバいのか。
「音羽、どんなレベル入れたん?」
「知りたいなら覗いてみれば?さすがのQもやばいことが分かるから。」
そう言われて箱を覗いてみると、青やったり赤やったり黒やったりするやつが全種類。さすがの俺でも吐き気を覚える。
「楓、ファイト!」
「あ~~~~!」
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