陰キャの陰キャによる陽に限りなく近い陰キャのための救済措置〜俺の3年間が青くなってしまった件〜

136君

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ミカヅキ

プレゼント②

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「バカ兄、早く!」
「待てって、でっかい声出してるから目立ってるじゃねぇか。」
「バカ兄が遅いのが悪い!あと鈍すぎ!」

今日は久しぶりにバカ兄と一緒に買い物。1週間後に迫ったクリパでプレゼント交換をするみたいなので、それ用のプレゼントを買いに来たのだ。

「買うもの目当てついてんのか?」
「まぁある程度ってか無難なやつならこれかなってやつはある。バカ兄は?」
「無難なやつにはしたくないんよな。」
「やったことあるみたいな感じやな。」

図星だったのか、バカ兄の足が止まる。

「行くよ!」
「うい。」

 そんなことを言いつつも、私も目星がついているだけで、何を買うかとかは何一つ決まっちゃいない。学生同士のやつだから、それこそ少し高めのシャーペンとかボールペンとか。そんなものは使い勝手がいい。あとは雑貨系。全員年上なので(一応)、ネタはなしだ。

 一緒にぶらぶらと歩きながら、気になった店を覗く。そんな感じで買うものを絞っていって最後に買おうと決めていた。その方が、私たち同士で交換になっても少し楽しめるし。

「じゃあここで解散ね。」
「何分後ぐらいにどこ集合?」
「ん~、1時間後にフードコート。」
「了解。」

ほとんどの店を見て回って、ある程度の目星がついたので一旦別れることに。私が向かったのは3階の奥の方にある文房具屋。バカ兄がよく使うところだ。

「たしかここら辺に…あったあった。」

私が少し前から欲しかったやつ。私はそれを買った。

 その後も少しぶらぶらして、1時間後、フードコートに向かった。そこには袋を2つ机の上に置いているバカ兄がいた。
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