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イツモノ
俺たちは1学期中間Ⅱ④
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「ねぇ、奏。私、無欠やった。」
「それ、当たり前やぞ。」
「ぐぬぬぬぬぬ。」
俺の隣で唸る楓。いや、本当やからな。
「前まで補習常連やったのに、今回は補習行かんから褒めて欲しいねん!」
「普通に平均下がっただけちゃうん?上位層はほぼ理系と文IIに吸い取られたんやし。」
「…………」
ぷくーーーーっ。あぁ、俺やらかしたな。
「はいはい、頑張ったな。」
「しょうがねぇな感半端ないんやけど。まぁ、許すけど。」
俺が頭を撫でてやると、にへぇと表情が崩れる。これはもっと撫でてアピールか。いつもは無視しているが、今日くらいは付き合ってやろう。
「えへへー!」
「今日の晩は何がいい?」
「焼肉定食!」
「楓は焼肉抜きな。」
「コスパいいけど嫌だ!」
分かってるってともうちょっと頭を撫でる。
「奏はどうやったん?」
「満点-29点」
「嘘やん。」
〇〇〇〇〇
「カレン、大皿取って。」
「はいよ~。何作ってるん?」
「麻婆豆腐、肉マシマシ。」
今日は久しぶりに時間がかかる晩ご飯だ。昨日まではカレンのテスト直しに付き合ったり、勉強したり…。色々大変な2週間ちょいやった。
「いつもありがとね、音羽ちゃん。」
「何よ今更。」
「いや、言いたくなっただけや。冷めんうちに食うで。」
「それ、カレンが言うことちゃう気がするけど…まぁいいか。」
テーブルに小皿とレンゲを並べて座る。
「「いただきます!」」
「そういえばテストどうやった?」
「ん?音羽ちゃんが教えてくれたとこばっか出たから、結構取れたで。」
「満点-?」
「40」
「おお!すごいや!」
「音羽ちゃんは?」
「聞くな。」
「うい~。」
今回は文I組が好調やったみたい。楓は無欠って喜んでたし、奏もカレンも調子良かったみたい。文IIと理系は…今回は悪かった。
あれ?きいってどうやったんやろ?
〇〇〇〇〇
「欠点が1、2、3、4。欠点4つ。あ~ーーーー!私の6月が~!」
「それ、当たり前やぞ。」
「ぐぬぬぬぬぬ。」
俺の隣で唸る楓。いや、本当やからな。
「前まで補習常連やったのに、今回は補習行かんから褒めて欲しいねん!」
「普通に平均下がっただけちゃうん?上位層はほぼ理系と文IIに吸い取られたんやし。」
「…………」
ぷくーーーーっ。あぁ、俺やらかしたな。
「はいはい、頑張ったな。」
「しょうがねぇな感半端ないんやけど。まぁ、許すけど。」
俺が頭を撫でてやると、にへぇと表情が崩れる。これはもっと撫でてアピールか。いつもは無視しているが、今日くらいは付き合ってやろう。
「えへへー!」
「今日の晩は何がいい?」
「焼肉定食!」
「楓は焼肉抜きな。」
「コスパいいけど嫌だ!」
分かってるってともうちょっと頭を撫でる。
「奏はどうやったん?」
「満点-29点」
「嘘やん。」
〇〇〇〇〇
「カレン、大皿取って。」
「はいよ~。何作ってるん?」
「麻婆豆腐、肉マシマシ。」
今日は久しぶりに時間がかかる晩ご飯だ。昨日まではカレンのテスト直しに付き合ったり、勉強したり…。色々大変な2週間ちょいやった。
「いつもありがとね、音羽ちゃん。」
「何よ今更。」
「いや、言いたくなっただけや。冷めんうちに食うで。」
「それ、カレンが言うことちゃう気がするけど…まぁいいか。」
テーブルに小皿とレンゲを並べて座る。
「「いただきます!」」
「そういえばテストどうやった?」
「ん?音羽ちゃんが教えてくれたとこばっか出たから、結構取れたで。」
「満点-?」
「40」
「おお!すごいや!」
「音羽ちゃんは?」
「聞くな。」
「うい~。」
今回は文I組が好調やったみたい。楓は無欠って喜んでたし、奏もカレンも調子良かったみたい。文IIと理系は…今回は悪かった。
あれ?きいってどうやったんやろ?
〇〇〇〇〇
「欠点が1、2、3、4。欠点4つ。あ~ーーーー!私の6月が~!」
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