196 / 724
ムカシハ
俺の好きなもの
しおりを挟む
今日は待ちに待った好きな漫画の最終巻の発売日。本当は終わらないで欲しかったが、こればっかりは受け止めるしかない。
先月の初めに連載が終了して、単行本は今日の発売分が最終巻。また、ファンブックも今日が発売日で、特典付きだ。
そして今日行くのは、オタロードにあるアニマイトではなく、梅田にあるアニマイト。なぜなら、学校終わりに家に帰ってから私服に着替えて行くから、もしかしたら売り切れているかもしれない。でも、今日中に2巻とも揃えたいから、近くに大型の本屋があり、そこになくても潰しが効くところって考えると、梅田が1番利便性が高いからだ。
「桜も来たかったのか?」
「私はカフェテラス応援してるから。」
カフェテラスは今クールのラブコメアニメの1つ。海辺の町のカフェテラスを舞台にしたハーレム系ラブコメだ。
「あと、梅田から淀屋橋の途中にあるたい焼き屋行きたいし。」
「あぁ、あそこか。最近値上がりしたけどな。旨さは変わってないぞ。」
「他、久志がオススメのお店とかある?」
「ん~、あそこのパン屋かな?ミニクロワッサン1個50円。」
「そこも行こ!ね!」
HEPの隣を通過して、途中で曲がる。両側にはJRが通っていて、そこに見えてくるのは梅田センタービル。ここの地下にアニマイトがある。
「こっちが漫画とかかな?」
「多分な。本棚見えるし。」
店舗は2つに分かれていて、手前側に漫画とキャラグッズがあるようだ。
「じゃあ後でな。」
「店の外でOK?」
「やな。この広さなら探せないこともないけど。」
「やね、後で。」
とりあえず2手に別れて、それぞれ目当ての品を探す。俺は目当ての漫画とラノベの方に少し、桜は漫画とキャラグッズに用がある。
店内に入ってすぐに新刊コーナーへ。最終巻は見つけたが、キャラブックは見当たらない。売り切れたようだ。俺はラノベコーナーに移動してカラフルな背表紙を眺める。
「無さげだな。」
今日はとことんツイてない。こりゃあ、次に行く本屋でもあるかどうか。とりあえず確保した最終巻を買って、店の外へ。5分もしないうちに桜が出てきた。どこか不満そうな顔だ。
「あんまなかった…」
手に持っているエコバッグには漫画が1冊しか入っていない。目当てのグッズはなかったようだ。
「俺もなかったからジュンコ堂行くぞ。」
「あっ、ファンブック無かったんや。あれも揃えないと、推す側としてはね。」
「分かってるやん。そこそこ近いから行くぞ。」
先月の初めに連載が終了して、単行本は今日の発売分が最終巻。また、ファンブックも今日が発売日で、特典付きだ。
そして今日行くのは、オタロードにあるアニマイトではなく、梅田にあるアニマイト。なぜなら、学校終わりに家に帰ってから私服に着替えて行くから、もしかしたら売り切れているかもしれない。でも、今日中に2巻とも揃えたいから、近くに大型の本屋があり、そこになくても潰しが効くところって考えると、梅田が1番利便性が高いからだ。
「桜も来たかったのか?」
「私はカフェテラス応援してるから。」
カフェテラスは今クールのラブコメアニメの1つ。海辺の町のカフェテラスを舞台にしたハーレム系ラブコメだ。
「あと、梅田から淀屋橋の途中にあるたい焼き屋行きたいし。」
「あぁ、あそこか。最近値上がりしたけどな。旨さは変わってないぞ。」
「他、久志がオススメのお店とかある?」
「ん~、あそこのパン屋かな?ミニクロワッサン1個50円。」
「そこも行こ!ね!」
HEPの隣を通過して、途中で曲がる。両側にはJRが通っていて、そこに見えてくるのは梅田センタービル。ここの地下にアニマイトがある。
「こっちが漫画とかかな?」
「多分な。本棚見えるし。」
店舗は2つに分かれていて、手前側に漫画とキャラグッズがあるようだ。
「じゃあ後でな。」
「店の外でOK?」
「やな。この広さなら探せないこともないけど。」
「やね、後で。」
とりあえず2手に別れて、それぞれ目当ての品を探す。俺は目当ての漫画とラノベの方に少し、桜は漫画とキャラグッズに用がある。
店内に入ってすぐに新刊コーナーへ。最終巻は見つけたが、キャラブックは見当たらない。売り切れたようだ。俺はラノベコーナーに移動してカラフルな背表紙を眺める。
「無さげだな。」
今日はとことんツイてない。こりゃあ、次に行く本屋でもあるかどうか。とりあえず確保した最終巻を買って、店の外へ。5分もしないうちに桜が出てきた。どこか不満そうな顔だ。
「あんまなかった…」
手に持っているエコバッグには漫画が1冊しか入っていない。目当てのグッズはなかったようだ。
「俺もなかったからジュンコ堂行くぞ。」
「あっ、ファンブック無かったんや。あれも揃えないと、推す側としてはね。」
「分かってるやん。そこそこ近いから行くぞ。」
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
大好きな彼女を学校一のイケメンに寝取られた。そしたら陰キャの僕が突然モテ始めた件について
ねんごろ
恋愛
僕の大好きな彼女が寝取られた。学校一のイケメンに……
しかし、それはまだ始まりに過ぎなかったのだ。
NTRは始まりでしか、なかったのだ……
おっぱい揉む?と聞かれたので揉んでみたらよくわからない関係になりました
星宮 嶺
青春
週間、24hジャンル別ランキング最高1位!
ボカロカップ9位ありがとうございました!
高校2年生の太郎の青春が、突然加速する!
片想いの美咲、仲の良い女友達の花子、そして謎めいた生徒会長・東雲。
3人の魅力的な女の子たちに囲まれ、太郎の心は翻弄される!
「おっぱい揉む?」という衝撃的な誘いから始まる、
ドキドキの学園生活。
果たして太郎は、運命の相手を見つけ出せるのか?
笑いあり?涙あり?胸キュン必至?の青春ラブコメ、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる