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1年生編終了記念 幕間
久志の作詞ノート
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ヨルマチ
眠るの
君の隣でいつも通り
君の吐息に耳を澄ませながら
胸が高鳴る
何にも特徴のない 僕と話してて楽しいの?
まだ強張ったままさ 僕の身体も言葉も
夢を見ていたんだ 楽しい日々が来る夢を
だけどそれがただの夢だってことを
今までも今もただ信じていたんだ
眠るの
君の隣でいつも通り
転がれば肩が触れる距離
叶わない妄想をして
君の寝言に耳を澄ませながら
まだ眠れないの
さっきまで他人だった 私と話すの楽しいの?
まだ知らないままよ 何が趣味だとか好きだとか
夢を見ているの 幸せな日々の夢を
だからこれが現実《ほんもの》になればいいなと
甘すぎる考えも信じていたいの
想うの
君の隣で見つめて
本当の気持ち 隠して
叶わない恋 知って
君の髪の毛とかしながら
“好き”と呟いてみる
大好きだよ…
―――――――――――――――――――――
初恋
明日が見えなくて 淋しくなるほどに
温かい君の手に 包み込まれたくて
今にも泣きそうで 濡れそうなこの袖に
君に貰った時計が 時を刻んでる
「いつまでも同じ時を過ごせるように」って 願ってたんだ
あの冬の頃は
別れ際に 繋いだ手の温もりが まだ恋しい
忘れたくて 忘れられなくて 壊れそうで
まだ前に進めやしない 寂しがりやの僕
こんな日々が続くのならば
あの日 僕から振っておけばよかった
失くした心で 偽りを紡ぐ日々
君ならこの世界に 色をつけてくれるかな
「桜が咲いたら行こうね」って 言ってたんだ
まだ青かった頃は
でも今は その桜を一人きりで 見る それだけ
隠したくて 隠せなくて 涙出そうで
まだ引きずったままの 君との日々は遠く
こんな思いをしてしまうなら
あの日 僕から振っておけばよかったかな
この恋は元々終わる気がしてたけど
いざとなったら 足がすくんでしまって
君にこんなことを言わせるなら
僕が悪者になればよかった
―――――――――――――――――――――
モブの魔法
はぁ
暇なんだよな 君の話を聞いてると
何か眠くなってきちゃうほどにさ
はぁ
また君のことを知りたいからって
数え切れないほど無理をして
また自分が嫌になっちゃうほどに
君を壊したくなるんだ
溶けるような部屋でさ
退屈な昔話ばかり聞いていたら
一緒にいたいとかそんなんじゃなくて
ただモブの魔法にかけられる
それも全部夏のせい
はぁ
あと何時間だ 君のオチもない話の
終わりはまだまだ先なんだろうな
はぁ
君のこと好きだからって
自分で自分に嘘ついて
また崩れそうになちゃうくらいに
言葉出なくなるんだ
2人の部屋ではさ
いつだって君ばかり話してたよね
悲しいとか虚しいとかじゃなくて
ただ終わりが見える
それも全部夏のせい
はぁ
本当のこと言えば
多分倦怠期に入ったんだろうね
慣れだとか親しみじゃなくて
ただモブの魔法にかけられる
それでも君といたい
―――――――――――――――――――――
サマバケ
くだらないことは全部吐き残していけ
忘れたくないことは全部言葉で紡げ
会っても暇な人の連絡先は消せ
また会いたいって思う人には優しくしとけ
夏の終わりのベルがなった気がして
刻むビートが僕の喉に触れた
膨らんで消えてしまうほどの想い出に
分からんて思ってしまう
ホンモノって思っていたことでさえ
ニセモノになってた
隠し通してた秘密でさえ
露見してしまってた
分からないことの方が多い
初めての毎日が
忘れられない記憶のメモに
書き遺されてく
甘いトーストの匂いにつられて
本当の味も分からなくなって
人間の本質はなんか忘れて
真っ赤に染まった頬を撫でた
秋の始まりのベルが鳴った気がして
甘い想い出は全部忘れた
いつものカッターシャツはシワまみれに
あぁ何で考えてしまう
愛だとか恋だとか純情でさえ
忘れてしまってた
ただ真っ直ぐ君のことを見て
傷つけてしまってた
単純なこの身体の火照りに
身を任せたらよかった
もう戻れない季節が僕の
名前を呼んでる
絶対に忘れることのない
ぼくのサマバケ
―――――――――――――――――――――
もう少し
去りゆく人波の流れに逆らい
閑散とした教室を眺めるだけ
消えゆく賑わいの足跡はそこに
散らばったコルク弾が伝えるだけ
言葉じゃなくて 記憶じゃなくても
確かにそこに 走り抜いた跡がある
独りじゃなくて みんながいるからさ
心のどこかで諦めていた僕の願いが叶う
もう少しだけ もう少しだけ
曖昧なままの日々を見ててもいいかな
もう少しだけ もう少しだけ
本当に忘れられなくしてもいいかな
また出会ったときに分かち合いたいから
溶けてく思い出のメモリはすぐに
完璧なほどに冷まそう消えないように
冷えてく教室の空気は明日に
残っているだろうか そう呟くだけ
本当じゃなくて 真実(まこと)じゃなくても
確かにそこに 掴み取った今がある
マトモじゃなくて 今日だけ許すから
心の奥で隠し続けた僕の願いが叶う
もう少しだけ もう少しだけ
理想とは違う僕を見せてもいいかな
もう少しだけ もう少しだけ
残念な本当の僕を見せてもいいかな
完璧に偽った仮面取っていいかな
もう少しだけ もう少しだけ
来年のこの時間を期待しようかな
もう少しだけ もう少しだけ
ハジメテに出会う僕を夢見ていいかな
もう少しだけ もう少しだけ
君と出会ったあの日覚えてていいかな
もう少しだけ もう少しだけ
本当の気持ちだけは閉じ込めていいかな
夕焼けの空高くこの願いよ届け
もう少しだけ もう少しだけ…
もう少しだけ もう少しだけ…
―――――――――――――――――――――
rainy
今回の予報も外れたな
また君に裏切られてしまったな
ずっとこのままなんてありやしないと
解っていた筈なのに
感情の高低差の中
冷たいつむじ風が吹いた
洗って洗い流されてプツンと切れて
僕らは消えてった
君はぼくを歪ませて ぼくは何にもなくてさ
二人きりでいるときに いつも何か考えてる
ぼくの奥に他の人を見ないで
今日もまた 誰かを抱いて
心地よく 交わっていて
眠りにつく頃 少し笑って
本当の姿を見てる
君がくれた 言葉は全て
覚えてる 今まではね
君と過ごした時間さえも
洗い流してよrainy
本当の気持ち隠してさ
まだ君に見せてないのもあるのに
ちょっと進んで見るぼくの醜さ
解っていた筈なのに
簡単な関係、それだけじゃ
温め直してくれるもの足りない
回る廻る何回でも出会い別れ
蜃気楼に変わってった
君はぼくを歪ませて ぼくはもう空っぽでさ
デートの途中でずっと時計を見る
ぼく以外の誰かを待たないで
愛してた それだけを言って
立ち去ろう ぼくがここから
後悔するのは 今日の晩だけ
本当に好きだったから
君がくれた モノは何かな
憧れや 楽しさかな
違うそうじゃそんなんじゃない
ただ君が好きって気持ち
rainy 好きで仕方なくて
別れなくちゃいけないとき
rainy ぼくはどうしたらよかったの
どうしたら気楽になれるの
rainy そんな後悔さえも
包み込んで 溶かしてってよ
恋してた たったそれだけ
恋知った 君がいたから
ありがとうそれだけは 言っちゃダメだと
ぼくを思い出すから
最後にさ ぼくのワガママ
聞いてよね たった一つの
キスを 長く 笑ってして
そして忘れさせてよ rainy
―――――――――――――――――――――
最後のサヨナラ
淡いピンク色の 光に打たれ続けて
雨上がりの午下り ローファーで坂を滑る
卒業式《はれのひ》の後の 門をくぐり抜けても
そこからの道のりも ずっと仲間だから
新しい朝日は ジャケットを脱いで
ネクタイ取った時の カッターの集まり
「サヨナラ」って言って去るより 「またね」って言って去りたい
涙は流したくない 笑っていたい
これからどんな道が 僕を待ち受けていようとも
君となら乗り越えられる そう思って前に踏み出すよ
夕暮れの駅の 改札の前で独り
自販機のコーンスープ そっと喉に通す
スマホ眺めて 柱にもたれかかって
待ち合わせ10分前 笑い声が聞こえる
電車に揺られて 夕陽を見つめて
ドアの周りで 喋り合いたい
「サヨナラ」って言って去るより 「またね」って言って去りたい
心の奥底までも 響く思い出が
書き換えられないよう そっととどめとくから
君のことみんなのこと いつだって忘れやしないから
どんな壁にぶつかっても 支えてくれた
ありがとう ごめんね
どこまでも響く このチャイム 荒波をかき分けて
別れの合図の音 今までの僕らへ
「サヨナラ」って言って去るより 「またね」って言って去りたい
いつかはまた会えると 信じてるから
今はまだ涼しい頃の 儚い夢だとしても
君とだから楽しかった 今まで何年もありがとう
―――――――――――――――――――――
供花
恋なんかじゃないと知ってる
ただの片思いと知ってる
なのに僕は悪いやつだ
小指の指輪も外せないで
ふとしたとき笑うあの顔
思い出しては笑顔こぼした
ただの自己満だと 知っててもさ 夢を見てた
この歌を聴く頃には 君はここにいるのかな
それともどっか遠い 場所に行っているのかな
旅立つ君の背中にそっと供花が咲いてる
愛なんかじゃないと知ってる
ただの友情と知ってる
なのに僕はチョロいやつだ
少し君に期待して
「愛してる」って言ってほしいよ
思うたびに涙をこぼした
ただの狂気だと 知っててもさ 夢を見てた
この歌を聴く頃には 君は大空の上かな
それとも奥深く 地面の中なのかな
旅立つ君の背中にそっと ついていきたい
どんなに冷たくても 君の目は温かかった
僕に惚れてると 勘違いしそうになるくらい
こんなに頑張っても 届かないならいっそ
君を止めて僕がそこに行きたい
まだまだ書ききれない 雨のように降る思いは
いつか僕を溺れさせ 君の元へ送るだろう
この歌を歌っていたら 少し楽になれました
いっそこのままここで 終止符を打ってしまおう
肌触りのとてもいい 縄をドアノブにかけて
首をそこに通して そっと力を抜こう
旅立つ僕の足元にそっと 供花が咲いてる
―――――――――――――――――――――
Frends
最近友達の様子が変なんです
声をかけても返事しないことがよくあるし
最近友達の様子が変なんです
最近寝れてないみたいだし
あぁ心配だなぁ あぁ心配だなぁって
考えても 何も変わらないけど
あぁ心配だなぁ あぁ心配だから
今日またずっと君のことを考えてるよ
僕の友達はちょっと弱くって
だけど見栄っ張りだから無理して
今宵君の眼から涙がこぼれ落ちる前に
僕は君を救いたいんだ
最近友達の様子が変なんです
声をかけても振り向かないことがよくあるし
最近友達の様子が変なんです
最近授業中も寝てるし
あぁ心配だなぁ あぁ心配だなぁって
思っても何も変わらないけど
あぁ心配だなぁ あぁ心配だから
今日もまたきっと君のこと思ってるよ
僕の友達はちょっと弱くって
だけど負けたくないから無理して
今宵君が明るい朝を迎えられるように
僕は君を救いたいんだ
僕の友達はちょっと弱くって
いつも心のどこかでできるって過信して
僕はそれが叶うようにレールを引くだけ
ほら、君は笑った
―――――――――――――――――――――
未確定未来
乾いた空を仰ぐ 2月の街角
いつもの場所で君を待つ
「くだらないことでも、別にいいかな?」
呟いても何も返ってこない
この両手が 届くのならば
僕は君の手を掴んで
行かないでと 叫ぶからさ
1人ぼっちにはしないで
寂寥が 僕の身体を喰らう
ただその痛みが恋しくて
本当は 君を離さないようにさ
冷えた両手で包みたいけど
知っていた 高望みは毒と
まだ思い出が邪魔している
あの頃は 夢も希望もあった
でも 今の方が夢みたい
崩れそうな膝で 遠くを見てる
駅前には誰もいない
言葉だけじゃ足りない 哀が欲しくて
僕は君を傷つけそう
この時間が 無駄になるなら
君のための本当も嘘?
あの笑顔も 泣き顔も
ねぇ本当って否定して
街を行く 恋人たちの声に
僕の心がえぐられる
僕の手に 何も温もりもないのに
あると錯覚しそう
忘れてた 君の1番は他で
僕は第3キープってこと
こんなにも 掴めそうなのにさ
君を遠く感じる
辛いとき 悲しいとき
君の涙を拭いたね
頬の熱 君の呼吸
全部忘れられないよ
間違いか 正解か
そんなの解っちゃないけど
君を好きだってことは本当
雪融けを 待つ息吹のように
未確定未来を見てる
憎悪さえ 失ってしまうほど
君に固執してるから
こんなにも 重い僕でごめん
あぁそんなの虚っぽか
寂寥が 僕の身体を喰らう
抵抗する気も失せたな
本当に 可哀想なのは
君の温もりを感じること
それで喜んでること
眠るの
君の隣でいつも通り
君の吐息に耳を澄ませながら
胸が高鳴る
何にも特徴のない 僕と話してて楽しいの?
まだ強張ったままさ 僕の身体も言葉も
夢を見ていたんだ 楽しい日々が来る夢を
だけどそれがただの夢だってことを
今までも今もただ信じていたんだ
眠るの
君の隣でいつも通り
転がれば肩が触れる距離
叶わない妄想をして
君の寝言に耳を澄ませながら
まだ眠れないの
さっきまで他人だった 私と話すの楽しいの?
まだ知らないままよ 何が趣味だとか好きだとか
夢を見ているの 幸せな日々の夢を
だからこれが現実《ほんもの》になればいいなと
甘すぎる考えも信じていたいの
想うの
君の隣で見つめて
本当の気持ち 隠して
叶わない恋 知って
君の髪の毛とかしながら
“好き”と呟いてみる
大好きだよ…
―――――――――――――――――――――
初恋
明日が見えなくて 淋しくなるほどに
温かい君の手に 包み込まれたくて
今にも泣きそうで 濡れそうなこの袖に
君に貰った時計が 時を刻んでる
「いつまでも同じ時を過ごせるように」って 願ってたんだ
あの冬の頃は
別れ際に 繋いだ手の温もりが まだ恋しい
忘れたくて 忘れられなくて 壊れそうで
まだ前に進めやしない 寂しがりやの僕
こんな日々が続くのならば
あの日 僕から振っておけばよかった
失くした心で 偽りを紡ぐ日々
君ならこの世界に 色をつけてくれるかな
「桜が咲いたら行こうね」って 言ってたんだ
まだ青かった頃は
でも今は その桜を一人きりで 見る それだけ
隠したくて 隠せなくて 涙出そうで
まだ引きずったままの 君との日々は遠く
こんな思いをしてしまうなら
あの日 僕から振っておけばよかったかな
この恋は元々終わる気がしてたけど
いざとなったら 足がすくんでしまって
君にこんなことを言わせるなら
僕が悪者になればよかった
―――――――――――――――――――――
モブの魔法
はぁ
暇なんだよな 君の話を聞いてると
何か眠くなってきちゃうほどにさ
はぁ
また君のことを知りたいからって
数え切れないほど無理をして
また自分が嫌になっちゃうほどに
君を壊したくなるんだ
溶けるような部屋でさ
退屈な昔話ばかり聞いていたら
一緒にいたいとかそんなんじゃなくて
ただモブの魔法にかけられる
それも全部夏のせい
はぁ
あと何時間だ 君のオチもない話の
終わりはまだまだ先なんだろうな
はぁ
君のこと好きだからって
自分で自分に嘘ついて
また崩れそうになちゃうくらいに
言葉出なくなるんだ
2人の部屋ではさ
いつだって君ばかり話してたよね
悲しいとか虚しいとかじゃなくて
ただ終わりが見える
それも全部夏のせい
はぁ
本当のこと言えば
多分倦怠期に入ったんだろうね
慣れだとか親しみじゃなくて
ただモブの魔法にかけられる
それでも君といたい
―――――――――――――――――――――
サマバケ
くだらないことは全部吐き残していけ
忘れたくないことは全部言葉で紡げ
会っても暇な人の連絡先は消せ
また会いたいって思う人には優しくしとけ
夏の終わりのベルがなった気がして
刻むビートが僕の喉に触れた
膨らんで消えてしまうほどの想い出に
分からんて思ってしまう
ホンモノって思っていたことでさえ
ニセモノになってた
隠し通してた秘密でさえ
露見してしまってた
分からないことの方が多い
初めての毎日が
忘れられない記憶のメモに
書き遺されてく
甘いトーストの匂いにつられて
本当の味も分からなくなって
人間の本質はなんか忘れて
真っ赤に染まった頬を撫でた
秋の始まりのベルが鳴った気がして
甘い想い出は全部忘れた
いつものカッターシャツはシワまみれに
あぁ何で考えてしまう
愛だとか恋だとか純情でさえ
忘れてしまってた
ただ真っ直ぐ君のことを見て
傷つけてしまってた
単純なこの身体の火照りに
身を任せたらよかった
もう戻れない季節が僕の
名前を呼んでる
絶対に忘れることのない
ぼくのサマバケ
―――――――――――――――――――――
もう少し
去りゆく人波の流れに逆らい
閑散とした教室を眺めるだけ
消えゆく賑わいの足跡はそこに
散らばったコルク弾が伝えるだけ
言葉じゃなくて 記憶じゃなくても
確かにそこに 走り抜いた跡がある
独りじゃなくて みんながいるからさ
心のどこかで諦めていた僕の願いが叶う
もう少しだけ もう少しだけ
曖昧なままの日々を見ててもいいかな
もう少しだけ もう少しだけ
本当に忘れられなくしてもいいかな
また出会ったときに分かち合いたいから
溶けてく思い出のメモリはすぐに
完璧なほどに冷まそう消えないように
冷えてく教室の空気は明日に
残っているだろうか そう呟くだけ
本当じゃなくて 真実(まこと)じゃなくても
確かにそこに 掴み取った今がある
マトモじゃなくて 今日だけ許すから
心の奥で隠し続けた僕の願いが叶う
もう少しだけ もう少しだけ
理想とは違う僕を見せてもいいかな
もう少しだけ もう少しだけ
残念な本当の僕を見せてもいいかな
完璧に偽った仮面取っていいかな
もう少しだけ もう少しだけ
来年のこの時間を期待しようかな
もう少しだけ もう少しだけ
ハジメテに出会う僕を夢見ていいかな
もう少しだけ もう少しだけ
君と出会ったあの日覚えてていいかな
もう少しだけ もう少しだけ
本当の気持ちだけは閉じ込めていいかな
夕焼けの空高くこの願いよ届け
もう少しだけ もう少しだけ…
もう少しだけ もう少しだけ…
―――――――――――――――――――――
rainy
今回の予報も外れたな
また君に裏切られてしまったな
ずっとこのままなんてありやしないと
解っていた筈なのに
感情の高低差の中
冷たいつむじ風が吹いた
洗って洗い流されてプツンと切れて
僕らは消えてった
君はぼくを歪ませて ぼくは何にもなくてさ
二人きりでいるときに いつも何か考えてる
ぼくの奥に他の人を見ないで
今日もまた 誰かを抱いて
心地よく 交わっていて
眠りにつく頃 少し笑って
本当の姿を見てる
君がくれた 言葉は全て
覚えてる 今まではね
君と過ごした時間さえも
洗い流してよrainy
本当の気持ち隠してさ
まだ君に見せてないのもあるのに
ちょっと進んで見るぼくの醜さ
解っていた筈なのに
簡単な関係、それだけじゃ
温め直してくれるもの足りない
回る廻る何回でも出会い別れ
蜃気楼に変わってった
君はぼくを歪ませて ぼくはもう空っぽでさ
デートの途中でずっと時計を見る
ぼく以外の誰かを待たないで
愛してた それだけを言って
立ち去ろう ぼくがここから
後悔するのは 今日の晩だけ
本当に好きだったから
君がくれた モノは何かな
憧れや 楽しさかな
違うそうじゃそんなんじゃない
ただ君が好きって気持ち
rainy 好きで仕方なくて
別れなくちゃいけないとき
rainy ぼくはどうしたらよかったの
どうしたら気楽になれるの
rainy そんな後悔さえも
包み込んで 溶かしてってよ
恋してた たったそれだけ
恋知った 君がいたから
ありがとうそれだけは 言っちゃダメだと
ぼくを思い出すから
最後にさ ぼくのワガママ
聞いてよね たった一つの
キスを 長く 笑ってして
そして忘れさせてよ rainy
―――――――――――――――――――――
最後のサヨナラ
淡いピンク色の 光に打たれ続けて
雨上がりの午下り ローファーで坂を滑る
卒業式《はれのひ》の後の 門をくぐり抜けても
そこからの道のりも ずっと仲間だから
新しい朝日は ジャケットを脱いで
ネクタイ取った時の カッターの集まり
「サヨナラ」って言って去るより 「またね」って言って去りたい
涙は流したくない 笑っていたい
これからどんな道が 僕を待ち受けていようとも
君となら乗り越えられる そう思って前に踏み出すよ
夕暮れの駅の 改札の前で独り
自販機のコーンスープ そっと喉に通す
スマホ眺めて 柱にもたれかかって
待ち合わせ10分前 笑い声が聞こえる
電車に揺られて 夕陽を見つめて
ドアの周りで 喋り合いたい
「サヨナラ」って言って去るより 「またね」って言って去りたい
心の奥底までも 響く思い出が
書き換えられないよう そっととどめとくから
君のことみんなのこと いつだって忘れやしないから
どんな壁にぶつかっても 支えてくれた
ありがとう ごめんね
どこまでも響く このチャイム 荒波をかき分けて
別れの合図の音 今までの僕らへ
「サヨナラ」って言って去るより 「またね」って言って去りたい
いつかはまた会えると 信じてるから
今はまだ涼しい頃の 儚い夢だとしても
君とだから楽しかった 今まで何年もありがとう
―――――――――――――――――――――
供花
恋なんかじゃないと知ってる
ただの片思いと知ってる
なのに僕は悪いやつだ
小指の指輪も外せないで
ふとしたとき笑うあの顔
思い出しては笑顔こぼした
ただの自己満だと 知っててもさ 夢を見てた
この歌を聴く頃には 君はここにいるのかな
それともどっか遠い 場所に行っているのかな
旅立つ君の背中にそっと供花が咲いてる
愛なんかじゃないと知ってる
ただの友情と知ってる
なのに僕はチョロいやつだ
少し君に期待して
「愛してる」って言ってほしいよ
思うたびに涙をこぼした
ただの狂気だと 知っててもさ 夢を見てた
この歌を聴く頃には 君は大空の上かな
それとも奥深く 地面の中なのかな
旅立つ君の背中にそっと ついていきたい
どんなに冷たくても 君の目は温かかった
僕に惚れてると 勘違いしそうになるくらい
こんなに頑張っても 届かないならいっそ
君を止めて僕がそこに行きたい
まだまだ書ききれない 雨のように降る思いは
いつか僕を溺れさせ 君の元へ送るだろう
この歌を歌っていたら 少し楽になれました
いっそこのままここで 終止符を打ってしまおう
肌触りのとてもいい 縄をドアノブにかけて
首をそこに通して そっと力を抜こう
旅立つ僕の足元にそっと 供花が咲いてる
―――――――――――――――――――――
Frends
最近友達の様子が変なんです
声をかけても返事しないことがよくあるし
最近友達の様子が変なんです
最近寝れてないみたいだし
あぁ心配だなぁ あぁ心配だなぁって
考えても 何も変わらないけど
あぁ心配だなぁ あぁ心配だから
今日またずっと君のことを考えてるよ
僕の友達はちょっと弱くって
だけど見栄っ張りだから無理して
今宵君の眼から涙がこぼれ落ちる前に
僕は君を救いたいんだ
最近友達の様子が変なんです
声をかけても振り向かないことがよくあるし
最近友達の様子が変なんです
最近授業中も寝てるし
あぁ心配だなぁ あぁ心配だなぁって
思っても何も変わらないけど
あぁ心配だなぁ あぁ心配だから
今日もまたきっと君のこと思ってるよ
僕の友達はちょっと弱くって
だけど負けたくないから無理して
今宵君が明るい朝を迎えられるように
僕は君を救いたいんだ
僕の友達はちょっと弱くって
いつも心のどこかでできるって過信して
僕はそれが叶うようにレールを引くだけ
ほら、君は笑った
―――――――――――――――――――――
未確定未来
乾いた空を仰ぐ 2月の街角
いつもの場所で君を待つ
「くだらないことでも、別にいいかな?」
呟いても何も返ってこない
この両手が 届くのならば
僕は君の手を掴んで
行かないでと 叫ぶからさ
1人ぼっちにはしないで
寂寥が 僕の身体を喰らう
ただその痛みが恋しくて
本当は 君を離さないようにさ
冷えた両手で包みたいけど
知っていた 高望みは毒と
まだ思い出が邪魔している
あの頃は 夢も希望もあった
でも 今の方が夢みたい
崩れそうな膝で 遠くを見てる
駅前には誰もいない
言葉だけじゃ足りない 哀が欲しくて
僕は君を傷つけそう
この時間が 無駄になるなら
君のための本当も嘘?
あの笑顔も 泣き顔も
ねぇ本当って否定して
街を行く 恋人たちの声に
僕の心がえぐられる
僕の手に 何も温もりもないのに
あると錯覚しそう
忘れてた 君の1番は他で
僕は第3キープってこと
こんなにも 掴めそうなのにさ
君を遠く感じる
辛いとき 悲しいとき
君の涙を拭いたね
頬の熱 君の呼吸
全部忘れられないよ
間違いか 正解か
そんなの解っちゃないけど
君を好きだってことは本当
雪融けを 待つ息吹のように
未確定未来を見てる
憎悪さえ 失ってしまうほど
君に固執してるから
こんなにも 重い僕でごめん
あぁそんなの虚っぽか
寂寥が 僕の身体を喰らう
抵抗する気も失せたな
本当に 可哀想なのは
君の温もりを感じること
それで喜んでること
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インターネット上で†吸血鬼†を自称する最強ゲーマー・ヴァンピィ。
日向太陽はそんなヴァンピィとネット越しに交流する日々を楽しみながら、いつかリアルで会ってみたいと思っていた。
ある日彼はヴァンピィの正体が引きこもり不登校のクラスメイトの少女・月詠夜宵だと知ることになる。
人気コンシューマーゲームである魔法人形(マドール)の実力者として君臨し、ネットの世界で称賛されていた夜宵だが、リアルでは友達もおらず初対面の相手とまともに喋れない人見知りのコミュ障だった。
そんな夜宵はネット上で仲の良かった太陽にだけは心を開き、外の世界へ一緒に出かけようという彼の誘いを受け、不器用ながら交流を始めていく。
太陽も世間知らずで危なっかしい夜宵を守りながら二人の距離は徐々に近づいていく。
青春インターネットラブコメ! ここに開幕!
※表紙イラストは佐倉ツバメ様(@sakura_tsubame)に描いていただきました。
怪我でサッカーを辞めた天才は、高校で熱狂的なファンから勧誘責めに遭う
もぐのすけ
青春
神童と言われた天才サッカー少年は中学時代、日本クラブユースサッカー選手権、高円宮杯においてクラブを二連覇させる大活躍を見せた。
将来はプロ確実と言われていた彼だったが中学3年のクラブユース選手権の予選において、選手生命が絶たれる程の大怪我を負ってしまう。
サッカーが出来なくなることで激しく落ち込む彼だったが、幼馴染の手助けを得て立ち上がり、高校生活という新しい未来に向かって歩き出す。
そんな中、高校で中学時代の高坂修斗を知る人達がここぞとばかりに部活や生徒会へ勧誘し始める。
サッカーを辞めても一部の人からは依然として評価の高い彼と、人気な彼の姿にヤキモキする幼馴染、それを取り巻く友人達との刺激的な高校生活が始まる。
俺の家には学校一の美少女がいる!
ながしょー
青春
※少しですが改稿したものを新しく公開しました。主人公の名前や所々変えています。今後たぶん話が変わっていきます。
今年、入学したばかりの4月。
両親は海外出張のため何年か家を空けることになった。
そのさい、親父からは「同僚にも同い年の女の子がいて、家で一人で留守番させるのは危ないから」ということで一人の女の子と一緒に住むことになった。
その美少女は学校一のモテる女の子。
この先、どうなってしまうのか!?
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