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サマバケ
DAY4
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今日に題名をつけるなら『何にもない日』だと思う。俺的には。ただ、いつも通り朝起きて、朝飯作って、きいが来て、勉強する。それだけだ。
「きいって前よりも勉強熱心になったな。」
「そりゃあ、前みたいな桜の鬼授業、受けたくないもん。」
「何か言った?」
「ナンニモナイヨー。」
そういうことか。まあ、確かに受けたくないけど。世界一受けたい授業があれば世界一受けたくない授業があるのは当然か。
この勉強会が緩い雰囲気なのはいつものこと。休憩は自由に取っていいし、なんなら遊び始めてもいい。でも何となくそういうのは終わってからみたいな空気が流れているから、誰も遊ぼうとしない。むしろ、終わった後の遊びが楽しみなくらいだ。
「バカ兄、お昼まだ?」
「もうそんな時間か。何がいい?」
「久しぶりに手抜きパスタ。」
「手抜きは余計だろ。まぁ手抜きだけど。」
キリがついたので昼飯の準備に取り掛かる。桜もきいもたまに食べている、俺の特製パスタは、まぁ好評っちゃ好評だ。夏ということもあって、いつものパスタに少しすだちを絞ってみると、これまた全くの別物に。少しさっぱりして、この蒸し暑い夏にマッチしている。我ながらあっぱれだ。
「このすだち、いつもと違っていいね。」
「ひい君が作るにしてはいいんじゃない?子供の頃はパンすら1人で焼けなかったもんね。」
「パンぐらいは焼いてたわ。ご飯は炊けなかったけど。」
俺の料理に関する昔話は、色々なエピソードがありすぎて、キリがない。ご飯が炊けないのもそうだし、あとはちょっと前まではパスタですら作れなかった。中学生になったくらいから、母親が帰ってくるのが遅くなって、自分で作り始めたのがきっかけだ。最近はレパートリーも少しずつ増えてきて、料理が楽しくなってきた。
昼飯の後もダラダラと問題を解き、きいは少し寂しそうに帰って行った。俺たちは少し残った問題を手早くこなして、今日の1日が終わった。
「きいって前よりも勉強熱心になったな。」
「そりゃあ、前みたいな桜の鬼授業、受けたくないもん。」
「何か言った?」
「ナンニモナイヨー。」
そういうことか。まあ、確かに受けたくないけど。世界一受けたい授業があれば世界一受けたくない授業があるのは当然か。
この勉強会が緩い雰囲気なのはいつものこと。休憩は自由に取っていいし、なんなら遊び始めてもいい。でも何となくそういうのは終わってからみたいな空気が流れているから、誰も遊ぼうとしない。むしろ、終わった後の遊びが楽しみなくらいだ。
「バカ兄、お昼まだ?」
「もうそんな時間か。何がいい?」
「久しぶりに手抜きパスタ。」
「手抜きは余計だろ。まぁ手抜きだけど。」
キリがついたので昼飯の準備に取り掛かる。桜もきいもたまに食べている、俺の特製パスタは、まぁ好評っちゃ好評だ。夏ということもあって、いつものパスタに少しすだちを絞ってみると、これまた全くの別物に。少しさっぱりして、この蒸し暑い夏にマッチしている。我ながらあっぱれだ。
「このすだち、いつもと違っていいね。」
「ひい君が作るにしてはいいんじゃない?子供の頃はパンすら1人で焼けなかったもんね。」
「パンぐらいは焼いてたわ。ご飯は炊けなかったけど。」
俺の料理に関する昔話は、色々なエピソードがありすぎて、キリがない。ご飯が炊けないのもそうだし、あとはちょっと前まではパスタですら作れなかった。中学生になったくらいから、母親が帰ってくるのが遅くなって、自分で作り始めたのがきっかけだ。最近はレパートリーも少しずつ増えてきて、料理が楽しくなってきた。
昼飯の後もダラダラと問題を解き、きいは少し寂しそうに帰って行った。俺たちは少し残った問題を手早くこなして、今日の1日が終わった。
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