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13.日向に咲かぬ花
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清の手伝いを終えて、修三は自分たちの部屋に戻った。
もう一部の奉公人たちは帰り始めており、廊下を歩いてもどこかもの寂しい。
そしてそのもの寂しさを全く感じずに荷物をまとめているのが喜助だ。
「煤払いは終わりましたか」
「ああ。ついでに厨房も手伝ってきた」
「清ちゃん、喜んでたしょう」
「あれは喜んでるというのかね……」
先程の清の態度はお世辞にも感謝からは遠かったが。
「今年はいろいろありましたね」
「そうだな」
春先には喜助とこんな話をすることになるとは、修三は全く思いつきもしなかった。それが今や出世争いである。世の中は何が起きるかわからない。
「修三さん、俺が選ばれることはないと思いますよ」
「いや、お前でも、きっといいんだよ。店の者が選ぶなら」
それはもう本心だった。喜助の明るさや思いやりは、間違いなく、人をまとめることには有効なのだから。
「前にも言いましたが、俺では力不足です」
「もしそうだとしても、俺が支える。何か問題があるか?」
「修三さん、それは」
言い争いが始まりかけたところに、伊兵衛が部屋を訪ねてきた。
「修三、喜助。旦那様がお呼びだ」
修三と喜助は神妙な顔で頷いた。
平次郎の部屋に入ると、平次郎の脇には薬種饅頭の折が積まれていた。清の奮闘もあって、今年の薮入りには奉公人すべてが手土産として持たされることになった。
清はさぞかし家に戻ったら自慢するに違いない。
子の成長と努力は親にとっては喜びだ。
修三にも覚えがあった。夢中で上へ上へと目指そうとしたのは、昔から、親に認めてもらいたかったからだと思い出した。
平次郎の向かいに修三と喜助が並んで座る。
伊兵衛は脇に控えていた。
「呼び立ててすまないね。もう薮入の支度はできたのかい」
「はい」
「まもなく」
喜助と修三が互いに答えた。
特に前置きもなく、平次郎は本題に入った。
「お前たち以外の者に、次の小番頭として、誰がいいか聞いたよ」
「はい」
修三と喜助は、声を揃えた。
「まず修三。お前に商才はある。だが商いは智恵、店は人だ。喜助にあって、お前に足りないものが番頭のお前には必要になる。覚えておきなさい」
修三は頭を下げた。それはこのひと月の間、嫌というほど思い知らされた。自分にはまだ足りない。今評価されるべきではない。正しい評価でなければ、春日屋も自分も、腐ってしまうだけだろう。
進退には触れずに、平次郎は続けた。
「次に喜助。皆口を揃えて言うんだ。お前の愚痴をね。楽しそうに笑って手を貸す話をする。お前の粗忽を世話するのは皆案外好きらしい。人を呼ぶのはお前の才だ」
「ありがたい事です」
喜助は短く答えた。自分が足りないものをよく知っている喜助は、人の助けの価値を誰よりもよくわかっていた。
それが人には心地よく、世話をやくようになるのだろう。
「では、皆の意見を伝える」
「お待ちください」
平次郎の発表を、喜助が遮った。
「どのような結果であっても、俺はお役目をお受け致しません」
そう言って喜助は、両手を揃えて前に付き、頭を下げた。
「おい、ふざけるな! 同情しているつもりか!」
修三は怒鳴りつけた。ようたく自分の心と折り合いをつけたのだ。それをここでひっくり返されてはたまったものではない。
もし店の者が選んだのが喜助で、それで自分が受けることになれば、結局は認められない小番頭という肩書が一生つきまとうだろう。
「訳を聞かせてくれるか」
平次郎はすぐには否定せず、喜助にそう促した。
「私には実務の実力がありませぬ。今の私で春日屋の屋台骨を支えることはできませぬ。万が一にでも私を選ぶ者が多いなら、春日屋が守れるとは思いませぬ。結果出た後では、どのような言葉も後付になります。だから今、申し上げました」
「お前は本当に欲がないな。いや、自信がないと言うべきか。これまでの努力は自分で認めてもいいと思うんだがね」
「それでも修三さんには敵いませんので」
持ち上げられても、修三はあまり嬉しいとは思えなかった。足りないものがあるのは喜助だけでなく自分もだ。
「まあいい。では読み上げるぞ」
書付を広げる平次郎。事前に票を数えていれているようだった。
「喜助、喜助、修三、喜助、修三、修三……」
喜助と修三が口をつぐんで、書付を読み上げる平次郎をだた見守っていた。
どちらが選ばれても、店は支える。修三はその覚悟を決めていたし、喜助も店のための選択だけを考えていた。
ほとんど交互に呼ばれる自分たちの名前は、接戦を意味していた。
緊張が高まっていく。
「……伊兵衛」
「は?」
突如紛れた名前に、修三は思わず聞き返した。
当の伊兵衛もである。
平次郎は淡々と票を読み進めた。
「伊兵衛、伊兵衛、伊兵衛、修三、伊兵衛、伊兵衛……」
「……どういうことですかな、これは」
伊兵衛が問いただすと、平次郎はとぼけた。
「これはこれは。伊兵衛が一番多いねえ……」
――確信犯である。
「一体奉公人になんと言ったんですか」
「私はただ、番頭になるべきは誰だと聞いただけだよ」
つまり候補を挙げずに、皆に聞いた結果、一番奉公人で番頭が向いているのは伊兵衛という結論が出されたのだ。
「ちょっとまってください。大番頭が小番頭になるってことですか」
「そういうわけにもいかないからね、伊兵衛にはそのまま大番頭、つまり小番頭はそのまま善治郎ということだね」
平次郎はこともなげに言った。
「いやいや、おかしいでしょう! 大番頭の目が辛いから、暇乞いをしたんでしょう? ねえ、大番頭!」
「そうですよ。帳面もかすんで見えづらいんですから」
修三の言葉に伊兵衛も同調する。だいたい伊兵衛から申し出たために次の番頭を決めなければならなくなったのだ。伊兵衛が残るのは本末転倒である。
「とはいえね、これはうちのみんなの意見だよ。伊兵衛。お前にはまだいてもらわなければ困る」
困惑している修三と伊兵衛の横で、喜助は嬉しそうに笑っていた。
「なんで笑っておるんだ」
「ほっとしました。伊兵衛さんがいなくなるのはやっぱり嫌ですからね」
「喜助。お前は独り立ちする気はないのか。いつまでも面倒を見ているわけにはいかんのだぞ」
「それでも、まだいて欲しいです」
喜助は素直に言った。
この喜助の素直さが自分にもあれば、これまでどれほど違った生き方になっただろうか。そんなことを修三はふと思った。
平次郎はあらためて伊兵衛に向き直った。
「頼まれてくれるか。あと一年でいい。このふたりを、育ててやってくれ」
「ふたり、ですか」
怪訝な顔をしている修三に、平次郎が答えた。
「なんだ、気付いていなかったのか。伊兵衛の除けば、お前たちは同数だ。目立とうが目立つまいが、好かれようが好かれまいが、お前たちは、きちんと、春日屋に貢献し、評価されてきたんだよ」
評価されていた? 自分が?
思いがけない言葉に、修三は戸惑った。
この一ヶ月で変わった自分ではなく、正しいと思ってやってきたことが、ちゃんと評価されていたのだろうか。
修三は目頭が熱くなった。
「認められていたんですか、俺は」
「ああ。ちゃんと見える形でな」
修三がたもとで目元をこする。
「修三さん、泣いてるんですか?」
「泣いてない!」
「修三、お前は十分、よくやってくれている。……まだ、伊兵衛には及ばんがな」
「年季が違いますから。やれやれ。ようやっとのんびりできると思いましたのになあ」
その言葉は伊兵衛の隠居撤回でもあった。
部屋に戻り、修三は荷物をまとめた。風呂敷の上には薬種饅頭の折が乗っていた。
喜助が自分の荷物を持っていく。
「ではお先に。よいお年を」
「ああ、来年もよろしく」
出ていこうとして、喜助は思い出したように振り向いた。
「修三さん。……俺、番頭、目指します」
「いいんじゃないか?」
喜助は笑顔を浮かべた。喜助もまた、自分の型から逃れられずにいたのだろう。
「三十年後かもしれんが」
「酷いな」
「きっと俺の方が早い」
「どうでしょうか」
「強気だな」
三十年、番頭の座を争い続ける。それも悪くはないかもしれない。
ふと、修三はそんなことを思った。
花は日陰にも咲く。人もまた、見えないところでも生きているのだ。
争う相手がいるから、また努力を重ねようというものだ。
修三は襟巻きで首を包んだ。
寒さに凍えそうなとき、体を包めば暖かい。
支度が終わると、修三は荷物を抱え、帰っていった。
もう一部の奉公人たちは帰り始めており、廊下を歩いてもどこかもの寂しい。
そしてそのもの寂しさを全く感じずに荷物をまとめているのが喜助だ。
「煤払いは終わりましたか」
「ああ。ついでに厨房も手伝ってきた」
「清ちゃん、喜んでたしょう」
「あれは喜んでるというのかね……」
先程の清の態度はお世辞にも感謝からは遠かったが。
「今年はいろいろありましたね」
「そうだな」
春先には喜助とこんな話をすることになるとは、修三は全く思いつきもしなかった。それが今や出世争いである。世の中は何が起きるかわからない。
「修三さん、俺が選ばれることはないと思いますよ」
「いや、お前でも、きっといいんだよ。店の者が選ぶなら」
それはもう本心だった。喜助の明るさや思いやりは、間違いなく、人をまとめることには有効なのだから。
「前にも言いましたが、俺では力不足です」
「もしそうだとしても、俺が支える。何か問題があるか?」
「修三さん、それは」
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「修三、喜助。旦那様がお呼びだ」
修三と喜助は神妙な顔で頷いた。
平次郎の部屋に入ると、平次郎の脇には薬種饅頭の折が積まれていた。清の奮闘もあって、今年の薮入りには奉公人すべてが手土産として持たされることになった。
清はさぞかし家に戻ったら自慢するに違いない。
子の成長と努力は親にとっては喜びだ。
修三にも覚えがあった。夢中で上へ上へと目指そうとしたのは、昔から、親に認めてもらいたかったからだと思い出した。
平次郎の向かいに修三と喜助が並んで座る。
伊兵衛は脇に控えていた。
「呼び立ててすまないね。もう薮入の支度はできたのかい」
「はい」
「まもなく」
喜助と修三が互いに答えた。
特に前置きもなく、平次郎は本題に入った。
「お前たち以外の者に、次の小番頭として、誰がいいか聞いたよ」
「はい」
修三と喜助は、声を揃えた。
「まず修三。お前に商才はある。だが商いは智恵、店は人だ。喜助にあって、お前に足りないものが番頭のお前には必要になる。覚えておきなさい」
修三は頭を下げた。それはこのひと月の間、嫌というほど思い知らされた。自分にはまだ足りない。今評価されるべきではない。正しい評価でなければ、春日屋も自分も、腐ってしまうだけだろう。
進退には触れずに、平次郎は続けた。
「次に喜助。皆口を揃えて言うんだ。お前の愚痴をね。楽しそうに笑って手を貸す話をする。お前の粗忽を世話するのは皆案外好きらしい。人を呼ぶのはお前の才だ」
「ありがたい事です」
喜助は短く答えた。自分が足りないものをよく知っている喜助は、人の助けの価値を誰よりもよくわかっていた。
それが人には心地よく、世話をやくようになるのだろう。
「では、皆の意見を伝える」
「お待ちください」
平次郎の発表を、喜助が遮った。
「どのような結果であっても、俺はお役目をお受け致しません」
そう言って喜助は、両手を揃えて前に付き、頭を下げた。
「おい、ふざけるな! 同情しているつもりか!」
修三は怒鳴りつけた。ようたく自分の心と折り合いをつけたのだ。それをここでひっくり返されてはたまったものではない。
もし店の者が選んだのが喜助で、それで自分が受けることになれば、結局は認められない小番頭という肩書が一生つきまとうだろう。
「訳を聞かせてくれるか」
平次郎はすぐには否定せず、喜助にそう促した。
「私には実務の実力がありませぬ。今の私で春日屋の屋台骨を支えることはできませぬ。万が一にでも私を選ぶ者が多いなら、春日屋が守れるとは思いませぬ。結果出た後では、どのような言葉も後付になります。だから今、申し上げました」
「お前は本当に欲がないな。いや、自信がないと言うべきか。これまでの努力は自分で認めてもいいと思うんだがね」
「それでも修三さんには敵いませんので」
持ち上げられても、修三はあまり嬉しいとは思えなかった。足りないものがあるのは喜助だけでなく自分もだ。
「まあいい。では読み上げるぞ」
書付を広げる平次郎。事前に票を数えていれているようだった。
「喜助、喜助、修三、喜助、修三、修三……」
喜助と修三が口をつぐんで、書付を読み上げる平次郎をだた見守っていた。
どちらが選ばれても、店は支える。修三はその覚悟を決めていたし、喜助も店のための選択だけを考えていた。
ほとんど交互に呼ばれる自分たちの名前は、接戦を意味していた。
緊張が高まっていく。
「……伊兵衛」
「は?」
突如紛れた名前に、修三は思わず聞き返した。
当の伊兵衛もである。
平次郎は淡々と票を読み進めた。
「伊兵衛、伊兵衛、伊兵衛、修三、伊兵衛、伊兵衛……」
「……どういうことですかな、これは」
伊兵衛が問いただすと、平次郎はとぼけた。
「これはこれは。伊兵衛が一番多いねえ……」
――確信犯である。
「一体奉公人になんと言ったんですか」
「私はただ、番頭になるべきは誰だと聞いただけだよ」
つまり候補を挙げずに、皆に聞いた結果、一番奉公人で番頭が向いているのは伊兵衛という結論が出されたのだ。
「ちょっとまってください。大番頭が小番頭になるってことですか」
「そういうわけにもいかないからね、伊兵衛にはそのまま大番頭、つまり小番頭はそのまま善治郎ということだね」
平次郎はこともなげに言った。
「いやいや、おかしいでしょう! 大番頭の目が辛いから、暇乞いをしたんでしょう? ねえ、大番頭!」
「そうですよ。帳面もかすんで見えづらいんですから」
修三の言葉に伊兵衛も同調する。だいたい伊兵衛から申し出たために次の番頭を決めなければならなくなったのだ。伊兵衛が残るのは本末転倒である。
「とはいえね、これはうちのみんなの意見だよ。伊兵衛。お前にはまだいてもらわなければ困る」
困惑している修三と伊兵衛の横で、喜助は嬉しそうに笑っていた。
「なんで笑っておるんだ」
「ほっとしました。伊兵衛さんがいなくなるのはやっぱり嫌ですからね」
「喜助。お前は独り立ちする気はないのか。いつまでも面倒を見ているわけにはいかんのだぞ」
「それでも、まだいて欲しいです」
喜助は素直に言った。
この喜助の素直さが自分にもあれば、これまでどれほど違った生き方になっただろうか。そんなことを修三はふと思った。
平次郎はあらためて伊兵衛に向き直った。
「頼まれてくれるか。あと一年でいい。このふたりを、育ててやってくれ」
「ふたり、ですか」
怪訝な顔をしている修三に、平次郎が答えた。
「なんだ、気付いていなかったのか。伊兵衛の除けば、お前たちは同数だ。目立とうが目立つまいが、好かれようが好かれまいが、お前たちは、きちんと、春日屋に貢献し、評価されてきたんだよ」
評価されていた? 自分が?
思いがけない言葉に、修三は戸惑った。
この一ヶ月で変わった自分ではなく、正しいと思ってやってきたことが、ちゃんと評価されていたのだろうか。
修三は目頭が熱くなった。
「認められていたんですか、俺は」
「ああ。ちゃんと見える形でな」
修三がたもとで目元をこする。
「修三さん、泣いてるんですか?」
「泣いてない!」
「修三、お前は十分、よくやってくれている。……まだ、伊兵衛には及ばんがな」
「年季が違いますから。やれやれ。ようやっとのんびりできると思いましたのになあ」
その言葉は伊兵衛の隠居撤回でもあった。
部屋に戻り、修三は荷物をまとめた。風呂敷の上には薬種饅頭の折が乗っていた。
喜助が自分の荷物を持っていく。
「ではお先に。よいお年を」
「ああ、来年もよろしく」
出ていこうとして、喜助は思い出したように振り向いた。
「修三さん。……俺、番頭、目指します」
「いいんじゃないか?」
喜助は笑顔を浮かべた。喜助もまた、自分の型から逃れられずにいたのだろう。
「三十年後かもしれんが」
「酷いな」
「きっと俺の方が早い」
「どうでしょうか」
「強気だな」
三十年、番頭の座を争い続ける。それも悪くはないかもしれない。
ふと、修三はそんなことを思った。
花は日陰にも咲く。人もまた、見えないところでも生きているのだ。
争う相手がいるから、また努力を重ねようというものだ。
修三は襟巻きで首を包んだ。
寒さに凍えそうなとき、体を包めば暖かい。
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