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5-14 楓
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自分が師行の下で果たして意味のある忍び働きが出来ているのか、と楓が悩む事が無いかと言えば嘘になった。
奥州全域で起きている叛乱やその裏の斯波家長の動きに関する情報を集めてはいるが、その中で師行に対して上げる必要があると思える物はほとんど無い。
何しろ師行は叛乱に事前に備えると言うつもりが全く無く、やっている事と言えばただ実際に叛乱が起こった時にそこに出陣して行って叛乱の首魁である武士を討ち取る事だけなのだ。
起きてから叩くと言うだけでは泥縄になるのではないか、と陸奥に残った諸将は危惧していたが、小規模な叛乱であれば師行は大抵麾下の五百騎だけで叛乱の報が届いたその日の内に出陣してさほど対陣する事も無く討伐してしまう。全て小さい内に潰してしまうので、騎馬で攻められないような大きな城に拠る叛乱は起きないのだ。一戦して大将を討ち取るだけで後は殲滅しようとする訳でもないので、後詰の徒などもいらない。
そして実際に蜂起しない限り、師行は武士達の反抗や不満は全て放置していた。沙汰は全て多賀国府に残った評定衆に任せ、それで不満があるなら陸奥守の帰国を待て、と言う方針を徹底している。
ただ、兵を挙げれば問答無用で討つ、と言う師行のはっきりとした姿勢に、陸奥の土豪達は多かれ少なかれ萎縮し始めていた。
実際に起きた叛乱は確実に叩き潰し、それ以外の事は他に任せる、と言う師行のやり方は津軽を平定していた頃と何も変わっていなかった。ただ今は小夜がおらず、陸奥全域を師行が支えねばならない。そして叛乱を扇動する者がいた。
奥州軍を追って行った斯波家長は結局鎌倉に留まり、そこから関東を固めると同時に、陸奥で武士達の叛乱を画策し始めている。恐らく師行一人のせいで、叛乱の広がりはかなり抑えられているが、それでも斯波家嫡男の影響力は大きく、情勢は日に日に悪化しているように思えた。
単に小夜が戻ってくるまでの間多賀国府を保てばいいと思っているのだとすれば、今の時点でも師行は最低限の役割を果たしている事になる。
だが、それだけでいいのか。小夜が戻ってきた後の事まで考えれば、今は少しでも叛乱の小さな芽を抜き、陸奥の安定を保つべきなのではないか。今回の征西で足利尊氏を討ち取れなければ、またその乱れた陸奥を立て直し、兵を養い、上洛軍を出さなくてはならなくなるのだ。
自分が考える事ではない、と度々言い聞かせているが、しかし楓は日に日に焦燥を募らせている自分を自覚していた。何か役に立つ情報を集め、師行を動かさなくては、と言う気持ちが襲ってくる。
「らしくもない顔をしているな、楓」
そんな風に北条時家に声を掛けられたのは、一応の最低限の報告をするために多賀国府を訪れた時だった。師行は糠部の根城を弟の政長に任せ、今は麾下の兵と時家の郎党を連れ、多賀国府を拠点にしている。
時家の徒の質は相当な物で、白河関での戦いでは師行の騎馬隊と見事な連携を見せて斯波家長を攪乱したが、あれ以来師行が時家を戦に伴う事はまだない。ただ、時家は連日兵の調練を繰り返し、出陣に備えている。
「あはは…分かります?」
いつも通りある程度は軽薄に見えるように笑いながら、楓は返した。
自分のような口数が多く小賢しい所のある女忍びが、人に好まれる事は昔から少なかった。それでも自分が口を出さなければ、物事が悪い方向に進むと思える事は昔からあった。
いつしか、軽薄に考えが浅い振りをしながら喋る癖が身に染み付いてしまっていた。それは小夜や師行のような本当に胸襟を開いて語れるはずの人間を相手にしていても直らなかった。
「常に本心を他人に悟らせないようにしているな、君は。それがらしくない顔だと俺に分かってしまうのだから、だいぶ参っているのだろう」
「まあ、焦っているのは事実です」
時家と言う北条家の血を引く男に気を許している訳ではなかったが、気付かれてしまった以上無理に取り繕っても仕方がなかった。少なくとも今の所は味方なのだ。
「君は師行殿と相当に深い所まで分かり合っていたと思っていたのだが、それでも今のあの御仁の胸中は推し量れんか」
「私程度にあの人を推し量れないのはいつもの事と言えば事なんですけどねえ。今までは推し量れないなら推し量れないなりに私は自分で役に立つと思える情報を集めて上げてこれたし、それはある程度師行様の役に立ってきた、と言う自負がありました。けど今は、自分が何も出来てないって言う思いがあります」
今までは本当に分からない事があれば師行の機嫌を損ねること無く最低限聞き出す事は出来ていた。だが今は、それも出来ない。こんな事は初めてだった。
「ふむ」
「時家様には分かりますか?今のあの人の頭の中が」
「いや。とてもではないが俺にも推し量る事は出来ないよ。ただ、君が今の師行殿を推し量れない理由は分かる」
「何です、それは」
「師行殿は斯波家長と言うとても手強い相手と戦を続けている、と言う事だ。恐らく君はそれに気付けていないのではないかな」
「戦を?」
「目に見える形で兵をぶつかり合わせる事だけが戦ではない、と言うのは君も分かっているはずだ。斯波家長は表向き小さな叛乱を煽っているだけだがあれは実際には全て繋がっていて、一つの戦になっている。そして師行殿はそれを潰しながら斯波家長の戦を見極めようとしている。目には見えない、言葉にも出来ない所でな」
「根拠はあるんですか?」
「無いよ。言葉には出来ない所で、だからな。敢えて言うなら俺も戦をする者としてそれを感じただけだ」
言われてみれば、腑に落ちない事も無い。
戦に入った時の師行の動きや考えは、今まで楓に理解出来た事は無かったし、理解しようとした事も無かった。戦場に立つ武人にしか理解出来ない物があり、それを勝手に推し量ろうとするのは土台無理な事だからだ。
「俺は自分を相当に戦上手だと思っていたが、陸奥守様と師行殿の二人だけはどうした所で凌げる気がしない。そして斯波家長もやはりあの二人と同じほどの大将なのではないかと思い始めている」
「陸奥守様も師行様も、斯波家長の事は高く評価していましたね。白河関の戦いでは、翻弄されていましたが」
「あれは陸奥守様と師行殿が念入りに手間をかけて斯波家長を欺いた最後の仕上げを、俺が手伝った、と言うだけだよ。そして斯波家長はあの時から日に日に成長していると思う。その師行殿と斯波家長が対峙をずっと続けていると思えば、余人には推し量る事が出来ないのは当然ではないかな」
「その対峙の中で、一介の忍びに何が出来ますか」
「俺は忍びの事は良く分からないから、それについては何も言えない。配下の兵達はまるで忍びのように動く、とは言われるがな。ただ、もし俺が師行殿の立場なら、君にはずっと戦を見ていて欲しい、とは思うだろう。ぎりぎりの対峙になるのなら、優れた目や耳は多い方がいい。無駄に目や耳を増やしても煩わしいだけだが、君は本当に必要な情報しか伝えてこないだろう」
「やっぱり、それだけしか出来ませんか」
話しながら、いつのまにか自分が驚くほど素直に時家を相手にして言葉を発している事に楓は気付いていた。それだけ、時家の言葉に納得していると言う事か。
「それだけしか出来なくても、悪い事は無いと思う。戦は様々な事を想定し、様々な備えをする物だ。その備えが実際には空振りに終わっても、恥じるような事ではない。相手が、いる事だからな」
それは、言われなくても分かっている事のはずだった。それに徹する事の出来ない自分は、やはり失調しているのか。
「君は他人の心を読むのは上手いが、自分の心の動きには鈍いな」
時家が軽く笑いながら言った。
「どういう意味ですか」
「さて、それは俺の口から言う事ではあるまい。これ以上何か心に引っかかる事があるなら、直接師行殿に言った方がいいな。きっとあの御仁は、君が多少何か言い募っても機嫌は損ねまい」
時家は最後にそう言って兵の調練に戻って行った。楓は時家に言われた言葉をあれこれ考えながら多賀国府を出た。そんな事を考えているのは、やはり、らしくない。
翌日、新たな叛乱の報が入った。伊達の領内で相馬一族に近い武士が蜂起したと言う。相馬一族は今は多くの武士が関東に入っているが、伊達領は本拠地の小高城の近くだけあってまだ勢いが盛んらしい。
師行はすぐに出陣の準備に掛かっていた。今回は麾下の五百だけでなく時家の五百も出るらしい。
時家も連れて行くのは小高城からの援軍を警戒しているのかもしれなかった。最初はそう思ったが、楓は自分の判断で先行する事にした。何かが、引っ掛かる。時家に言われた事が心に残っているだけかもしれなかった。空振りならそれでもいい。
奥州全域で起きている叛乱やその裏の斯波家長の動きに関する情報を集めてはいるが、その中で師行に対して上げる必要があると思える物はほとんど無い。
何しろ師行は叛乱に事前に備えると言うつもりが全く無く、やっている事と言えばただ実際に叛乱が起こった時にそこに出陣して行って叛乱の首魁である武士を討ち取る事だけなのだ。
起きてから叩くと言うだけでは泥縄になるのではないか、と陸奥に残った諸将は危惧していたが、小規模な叛乱であれば師行は大抵麾下の五百騎だけで叛乱の報が届いたその日の内に出陣してさほど対陣する事も無く討伐してしまう。全て小さい内に潰してしまうので、騎馬で攻められないような大きな城に拠る叛乱は起きないのだ。一戦して大将を討ち取るだけで後は殲滅しようとする訳でもないので、後詰の徒などもいらない。
そして実際に蜂起しない限り、師行は武士達の反抗や不満は全て放置していた。沙汰は全て多賀国府に残った評定衆に任せ、それで不満があるなら陸奥守の帰国を待て、と言う方針を徹底している。
ただ、兵を挙げれば問答無用で討つ、と言う師行のはっきりとした姿勢に、陸奥の土豪達は多かれ少なかれ萎縮し始めていた。
実際に起きた叛乱は確実に叩き潰し、それ以外の事は他に任せる、と言う師行のやり方は津軽を平定していた頃と何も変わっていなかった。ただ今は小夜がおらず、陸奥全域を師行が支えねばならない。そして叛乱を扇動する者がいた。
奥州軍を追って行った斯波家長は結局鎌倉に留まり、そこから関東を固めると同時に、陸奥で武士達の叛乱を画策し始めている。恐らく師行一人のせいで、叛乱の広がりはかなり抑えられているが、それでも斯波家嫡男の影響力は大きく、情勢は日に日に悪化しているように思えた。
単に小夜が戻ってくるまでの間多賀国府を保てばいいと思っているのだとすれば、今の時点でも師行は最低限の役割を果たしている事になる。
だが、それだけでいいのか。小夜が戻ってきた後の事まで考えれば、今は少しでも叛乱の小さな芽を抜き、陸奥の安定を保つべきなのではないか。今回の征西で足利尊氏を討ち取れなければ、またその乱れた陸奥を立て直し、兵を養い、上洛軍を出さなくてはならなくなるのだ。
自分が考える事ではない、と度々言い聞かせているが、しかし楓は日に日に焦燥を募らせている自分を自覚していた。何か役に立つ情報を集め、師行を動かさなくては、と言う気持ちが襲ってくる。
「らしくもない顔をしているな、楓」
そんな風に北条時家に声を掛けられたのは、一応の最低限の報告をするために多賀国府を訪れた時だった。師行は糠部の根城を弟の政長に任せ、今は麾下の兵と時家の郎党を連れ、多賀国府を拠点にしている。
時家の徒の質は相当な物で、白河関での戦いでは師行の騎馬隊と見事な連携を見せて斯波家長を攪乱したが、あれ以来師行が時家を戦に伴う事はまだない。ただ、時家は連日兵の調練を繰り返し、出陣に備えている。
「あはは…分かります?」
いつも通りある程度は軽薄に見えるように笑いながら、楓は返した。
自分のような口数が多く小賢しい所のある女忍びが、人に好まれる事は昔から少なかった。それでも自分が口を出さなければ、物事が悪い方向に進むと思える事は昔からあった。
いつしか、軽薄に考えが浅い振りをしながら喋る癖が身に染み付いてしまっていた。それは小夜や師行のような本当に胸襟を開いて語れるはずの人間を相手にしていても直らなかった。
「常に本心を他人に悟らせないようにしているな、君は。それがらしくない顔だと俺に分かってしまうのだから、だいぶ参っているのだろう」
「まあ、焦っているのは事実です」
時家と言う北条家の血を引く男に気を許している訳ではなかったが、気付かれてしまった以上無理に取り繕っても仕方がなかった。少なくとも今の所は味方なのだ。
「君は師行殿と相当に深い所まで分かり合っていたと思っていたのだが、それでも今のあの御仁の胸中は推し量れんか」
「私程度にあの人を推し量れないのはいつもの事と言えば事なんですけどねえ。今までは推し量れないなら推し量れないなりに私は自分で役に立つと思える情報を集めて上げてこれたし、それはある程度師行様の役に立ってきた、と言う自負がありました。けど今は、自分が何も出来てないって言う思いがあります」
今までは本当に分からない事があれば師行の機嫌を損ねること無く最低限聞き出す事は出来ていた。だが今は、それも出来ない。こんな事は初めてだった。
「ふむ」
「時家様には分かりますか?今のあの人の頭の中が」
「いや。とてもではないが俺にも推し量る事は出来ないよ。ただ、君が今の師行殿を推し量れない理由は分かる」
「何です、それは」
「師行殿は斯波家長と言うとても手強い相手と戦を続けている、と言う事だ。恐らく君はそれに気付けていないのではないかな」
「戦を?」
「目に見える形で兵をぶつかり合わせる事だけが戦ではない、と言うのは君も分かっているはずだ。斯波家長は表向き小さな叛乱を煽っているだけだがあれは実際には全て繋がっていて、一つの戦になっている。そして師行殿はそれを潰しながら斯波家長の戦を見極めようとしている。目には見えない、言葉にも出来ない所でな」
「根拠はあるんですか?」
「無いよ。言葉には出来ない所で、だからな。敢えて言うなら俺も戦をする者としてそれを感じただけだ」
言われてみれば、腑に落ちない事も無い。
戦に入った時の師行の動きや考えは、今まで楓に理解出来た事は無かったし、理解しようとした事も無かった。戦場に立つ武人にしか理解出来ない物があり、それを勝手に推し量ろうとするのは土台無理な事だからだ。
「俺は自分を相当に戦上手だと思っていたが、陸奥守様と師行殿の二人だけはどうした所で凌げる気がしない。そして斯波家長もやはりあの二人と同じほどの大将なのではないかと思い始めている」
「陸奥守様も師行様も、斯波家長の事は高く評価していましたね。白河関の戦いでは、翻弄されていましたが」
「あれは陸奥守様と師行殿が念入りに手間をかけて斯波家長を欺いた最後の仕上げを、俺が手伝った、と言うだけだよ。そして斯波家長はあの時から日に日に成長していると思う。その師行殿と斯波家長が対峙をずっと続けていると思えば、余人には推し量る事が出来ないのは当然ではないかな」
「その対峙の中で、一介の忍びに何が出来ますか」
「俺は忍びの事は良く分からないから、それについては何も言えない。配下の兵達はまるで忍びのように動く、とは言われるがな。ただ、もし俺が師行殿の立場なら、君にはずっと戦を見ていて欲しい、とは思うだろう。ぎりぎりの対峙になるのなら、優れた目や耳は多い方がいい。無駄に目や耳を増やしても煩わしいだけだが、君は本当に必要な情報しか伝えてこないだろう」
「やっぱり、それだけしか出来ませんか」
話しながら、いつのまにか自分が驚くほど素直に時家を相手にして言葉を発している事に楓は気付いていた。それだけ、時家の言葉に納得していると言う事か。
「それだけしか出来なくても、悪い事は無いと思う。戦は様々な事を想定し、様々な備えをする物だ。その備えが実際には空振りに終わっても、恥じるような事ではない。相手が、いる事だからな」
それは、言われなくても分かっている事のはずだった。それに徹する事の出来ない自分は、やはり失調しているのか。
「君は他人の心を読むのは上手いが、自分の心の動きには鈍いな」
時家が軽く笑いながら言った。
「どういう意味ですか」
「さて、それは俺の口から言う事ではあるまい。これ以上何か心に引っかかる事があるなら、直接師行殿に言った方がいいな。きっとあの御仁は、君が多少何か言い募っても機嫌は損ねまい」
時家は最後にそう言って兵の調練に戻って行った。楓は時家に言われた言葉をあれこれ考えながら多賀国府を出た。そんな事を考えているのは、やはり、らしくない。
翌日、新たな叛乱の報が入った。伊達の領内で相馬一族に近い武士が蜂起したと言う。相馬一族は今は多くの武士が関東に入っているが、伊達領は本拠地の小高城の近くだけあってまだ勢いが盛んらしい。
師行はすぐに出陣の準備に掛かっていた。今回は麾下の五百だけでなく時家の五百も出るらしい。
時家も連れて行くのは小高城からの援軍を警戒しているのかもしれなかった。最初はそう思ったが、楓は自分の判断で先行する事にした。何かが、引っ掛かる。時家に言われた事が心に残っているだけかもしれなかった。空振りならそれでもいい。
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