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大波乱!?料理対決!!
祭りの記憶
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【フェスティバル】の準備期間は1週間、 それまでに色々考えなければならない。
一番考えなければならないのは食品ロスによる減点である。
1000人が2品しか食べられないとすれば1000人分の食材を持って来てもロスは発生するだろう。
ならば何人が食べるかも推測しなければならない。
ラビーは用意して貰った自室にて思案を始めていた
「単純な確率として1000の三分の二だから666食分・・・・・
もっと少ないかもしれない・・・」
実質的には二分の一かもしれない。
何故ならば今回の勝負で食べる1品は決まっている様な物である。
カツカレー、 竜田揚げ、 そしてベビーカステラ。
ベビーカステラのみが甘いスイーツ枠である。
カツカレーと竜田揚げは食べ物枠で被っている。
「更に言うと揚げ物でも被り、 か」
豚カツを入れたのは大ミスだったのかもしれない。
カレーで勝負していれば被りは無かった。
「鳥と豚の頂上決戦、 と言う所か」
鳥と豚、 何方が人気か?
という問題でも有るだろう。
揚げ物だがライト級とヘビー級、 何方が受けるのかと言う話でもある。
「・・・・・そうじゃない、 何食分用意するかって話だ」
思考が脱線してしまったのを戻すラビー。
「何食分か・・・」
考えてみると初めての経験である。
前世からの経験を感情に入れても祭りでの出店は未経験であるし
そもそも幾ら混んでいても一日100食も料理を作った事も無い。
「・・・・・アレ?」
思い返せば前世では
そもそも祭り自体に参加した事が無い?
何だ? 何か物凄い違和感が有る。
祭り自体は知っている、 何かの映像で見た事がある。
しかし実際に見た記憶が無い。
「・・・・・」
何か、 恐ろしく底冷えのする記憶を思い出しそうになったが・・・
コンコン、 とドアがノックされる。
「!? は、 はい?」
「すみません、 スタッフですけども、 食材の発注量は試合3日前までにお願いしますー」
「わ、 分かりました!!」
兎も角、 今は目の前の料理に集中しなければ。
再びラビーは料理の量について考え始めたのだった。
一番考えなければならないのは食品ロスによる減点である。
1000人が2品しか食べられないとすれば1000人分の食材を持って来てもロスは発生するだろう。
ならば何人が食べるかも推測しなければならない。
ラビーは用意して貰った自室にて思案を始めていた
「単純な確率として1000の三分の二だから666食分・・・・・
もっと少ないかもしれない・・・」
実質的には二分の一かもしれない。
何故ならば今回の勝負で食べる1品は決まっている様な物である。
カツカレー、 竜田揚げ、 そしてベビーカステラ。
ベビーカステラのみが甘いスイーツ枠である。
カツカレーと竜田揚げは食べ物枠で被っている。
「更に言うと揚げ物でも被り、 か」
豚カツを入れたのは大ミスだったのかもしれない。
カレーで勝負していれば被りは無かった。
「鳥と豚の頂上決戦、 と言う所か」
鳥と豚、 何方が人気か?
という問題でも有るだろう。
揚げ物だがライト級とヘビー級、 何方が受けるのかと言う話でもある。
「・・・・・そうじゃない、 何食分用意するかって話だ」
思考が脱線してしまったのを戻すラビー。
「何食分か・・・」
考えてみると初めての経験である。
前世からの経験を感情に入れても祭りでの出店は未経験であるし
そもそも幾ら混んでいても一日100食も料理を作った事も無い。
「・・・・・アレ?」
思い返せば前世では
そもそも祭り自体に参加した事が無い?
何だ? 何か物凄い違和感が有る。
祭り自体は知っている、 何かの映像で見た事がある。
しかし実際に見た記憶が無い。
「・・・・・」
何か、 恐ろしく底冷えのする記憶を思い出しそうになったが・・・
コンコン、 とドアがノックされる。
「!? は、 はい?」
「すみません、 スタッフですけども、 食材の発注量は試合3日前までにお願いしますー」
「わ、 分かりました!!」
兎も角、 今は目の前の料理に集中しなければ。
再びラビーは料理の量について考え始めたのだった。
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