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大波乱!?料理対決!!

決勝前の混乱

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「さぁ!! いよいよ決勝ですが
その前に決勝戦進出者ファイナリスト達を今一度ご紹介しましょう!!」

講談師が高らかに話し始める。

「メディア王選出料理人!! 【レストラン・スコヴィル】店主!!
初出場にして本大会史上初の人間の参加者!! 彼女が優勝をさらっていくのか!?
続きまして喜劇王選出料理人!!
【ダイナー・ファニーズ】料理人!! 前大会優勝者が今回も優勝し二連覇なるか!!
最後は石油王選出料理人!! 【博物館付属食堂】シェフ!!
出場21回!! 今大会参加者の中では最も出場回数が多い!!
果たして優勝なるか!!」

舞台に上がる3人。

「さて!! 決勝戦の内容の前に!! 御三方には料理を作って頂きます!!」
「?」
「はぁ?」
「どういう事ですかな?」

三者三様に首を傾げる3人。

「決勝戦で作る料理を作って頂きます!!」

講談師の言葉に料理人以外の観客も困惑を示し始めた。

「テーマは『屋台料理』です!!
屋台で出す料理ならば紙皿もつける事を許します!!」
「ちょっと良いですか? 決勝戦の料理を決勝戦の前に作る
と言う事で大丈夫ですか?」
「はい!!」

ラビーの言葉に生き生きと返す講談師。

「制限は有るか?」
「無制限です!! どうぞお好きに作って構いません!!
屋台料理ならばなんでもありです!!」

【ダイナー・ファニーズ】料理人の言葉にもきちんと返す。

「「・・・・・?」」

ますます意味が分からない。
屋台料理ならば何でもあり?

「じゃあ新しい器具を使うのは有りですか?」

【博物館付属食堂】シェフが尋ねる。

「何でもOKです!! お好きにどうぞ!!」
「時間制限は?」
「それも有りません!! が今日中に作って頂けると幸いです!!」

ますます謎が謎を呼ぶ。
とりあえず舞台上にキッチンのセットは準備してある。
【博物館付属食堂】シェフは新しい調理器具を取りに行った。
が、 残った二人は如何するか考え始めるのだった。

(屋台料理ならば何でも自由。
皿に乗っている物でもアリ、 となると・・・)

ラビーの腹は決まった。

(カレーね)

日本人最強料理の一角が牙を剥くのだった。
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