【更新休止】婚約破棄された令嬢の激辛料理経営禄

Mr.後困る

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大波乱!?料理対決!!

繁盛店の流儀

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クイズ王専属料理長は先程から危なげなく答え続けている、 が
答えているので問題の出題が出来ず、 更に制限時間も残り1分48秒。
出題数18、 回答数48、 不正解数0。
対して【ダイナー・ファニーズ】料理人は残り時間4分10秒。
出題数48、 回答数18、 不正解数5。

クイズの質ならばクイズ王専属料理長が上、 と言う訳では無い。
【ダイナー・ファニーズ】料理人は少しでもわからない問題はわざと間違えて
制限時間を減らすリスクを抑えている。

逆にクイズ王専属料理長は考えてでも正解しようとする。
プライドからか、 しかし時間を与えれば問題を考える時間を
【ダイナー・ファニーズ】料理人に与える。
悪循環である。



「わざと問題を間違える戦略、 か
あまり褒められた物では無いと思うな」

待機している【博物館付属食堂】シェフが呟く。

「いや、 問題は無いだろう」

発明王が割って入る。

「だな、 寧ろ捌けないクイズ王専属料理長に非が有るよ」

【厨房鉄火】副板長も追従する。

「そうか?」
「博物館シェフは下積みは?」
「先代に一通り、 コーヒーの淹れ方とか色々学んだよ」
「なるほど、 店は当時から繁盛していた?」
「まぁ普通かな」
「じゃあ駄目だ」

笑う【厨房鉄火】副板長。

「繁盛店は手段を択ばないんだよ
勿論、 衛生とか味を落さない様にするのは大前提として
手を抜けるならば、 しなければならないなら何でもするさ
例えるならばバッター液とか」
「何だか納得いかないなぁ・・・」
「納得行く行かないでは無く」

おおお!?と会場が沸く。

「むっ」
「何か凄い問題が出て来た様だな・・・」

会場に注視する。



「・・・・・」

少し止まるクイズ王専属料理長。

出題された問題は
『キャベツ、 レタス、 トマト、 ほうれん草、 サラダ菜
ベーコン、 ハンバーグ、 ツナ、 この八つの具材で美味しいサンドイッチを作れ
パンとバターとチーズとソースは自由に使って良い物とする』

ステーキが選択肢に無いのはおいておこう。
だが問題自体はシンプルな物である、 少し考えなければならないが問題は無いだろう。
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