【更新休止】婚約破棄された令嬢の激辛料理経営禄

Mr.後困る

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大波乱!?料理対決!!

納得は言っていないがこっちの方が早くて旨い

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調理場にやって来たラビー。
盾の騎士と勲章の騎士は遠くから見守る。

「さてと、 まずは煮干しを作りますっと」

カタクチイワシの煮干しの作り方はまずカタクチイワシを選別して
良いカタクチイワシのみを選択する。
そして選別したエリートカタクチイワシを洗う。
優しく丁寧に洗う。
そして煮熟である、 煮干しの煮の工程に当たる部分。
当然ながら非常に重要なファクターである。
煮る前に干すと腐るのだ。
ただ煮るのでは無く、 海水の塩分濃度と同じ塩分で煮るのだ。
4~5分煮込んだ後に風に当てる。

(前世では扇風機を使っていたけどね)

そう思いながら自身の固有魔法で気温を変動させたポイントを二つ作成し
風の流れを作り出してカタクチイワシを乾かす。
そして最後に干す作業である、 だが・・・

「魔法を使って一気に乾かします」
「え、 ちょ」

そう言ってラビーは超高温を作り出してまるでオーブンに入れるかの如くに
カタクチイワシを乾かしたのだった。

「よし、 煮干しの完成」
「えぇ~・・・ありかよこんなの、 天日干しじゃねぇの?」

流石に納得がいっていない盾の騎士。

「私も昔は何だかなぁって思っていましたが
やはり此方の方がベストなんですよ、 時間もかからないし
個人的には此方の方が好きなんです」
「えぇー・・・でもこの煮干しはまだ下拵え、 と言う所だろう?」
「そうですね、 次はゴマ油を作ります」
「ごま油を作ります? え、 作れんの? ごま油って?」
「そりゃあ作れるんじゃないんですか?」

勲章の騎士に言葉を返す盾の騎士。

「あ、 勿論、 ちゃんと作ると手間がかかりますから
簡易的な物ですよ、 フライパンでごまを焙煎して香りが出たら
油を加えて油に香りがうつったら火からおろせばごま油の出来上がり」
「おぉー、 ゴマの良い香りがするなぁー」
「更に炒ったごまを粉砕して油に加えればより香りが引き立ち
そのあとに目の細かい布などでろ過すればもっと美味しいゴマ油になります」
「おぉー・・・ここまで煮干しとゴマ油しか作って無いな、 大丈夫か?」
「まだまだ準備は続きますがごま油を少し休ませる為に明日まで待ちます」
「ふーん・・・」
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