378 / 426
大波乱!?料理対決!!
王の会談②
しおりを挟む「・・・・・?」
ラビーは何処か分からない場所で目が覚めた。
「起きたかラビー!!」
「つ、 ツイスト殿下?」
傍に居たツイストが心配そうにしていた。
「ここは? 一体何が・・・」
起き上がるラビー、 如何やら医務室の様な場所でベッドに横になっているらしい。
「如何やら麻薬王とやらの反対勢力の亜人達が大使館を襲撃しに来たらしい
僕達はその巻き添えになったと言う訳だ」
「そうでしたか・・・他の方々は?」
「・・・・・」
重苦しそうにするツイスト。
「悪い報せが多いぞ」
「・・・言って下さい」
「まずは良い報せだ、 君の父君は無事にこの大使館に逃げ込めた、 ついでに僕も無事だ
君は意識を失っていたが目覚めて良かった」
「どの位、 意識を失っていました?」
「2,30分位だ」
「そうでしたか・・・完全に油断してました」
悔しそうにするラビー。
「私は何で意識を失っていたんですか?」
「大砲による砲撃を受けた」
「大砲!? そんな物まで持ち出して来たんですか!?」
大砲は発明はされていたが魔法の方がまだまだ便利としてあまり発展していない。
とは言え魔法が使えない者達にとってはかなりの火力兵器である。
「どうやら木製の大砲を使って来たらしい」
「木製・・・?」
実際に木製の大砲は存在する。
それ所か革製、 紙製の大砲も有る。
「確かに軽そうですね・・・」
「だが威力は大砲並だ、 焙烙玉を打ち込まれてその時の衝撃で倒れて気絶したんだ」
焙烙玉とは陶器に火薬を詰め込んだ砲弾である。
火薬が弾け火と破片で攻撃する手榴弾の様な物と考えて貰えれば良い。
「僕がマジックハンドと自前の腕力を併用して気絶した君を大使館に運んで逃げ込んだ」
「ありがとうございます」
「礼ならあの人狼に言った方が良い、 彼が君の盾になった」
「雷・・・!! 彼は無事ですか!?」
「焙烙玉の破片が背中にびっしりだが軽口を叩いていたし
ここは天下のビア帝国の大使館だ、 こういう事も慣れっこなのか医療班も充実している
重傷だが死ぬ事は無いだろう」
「良かった・・・他の皆さんは?」
「ケンタウロスも無事だ・・・だが・・・」
良い淀むツイスト。
「だが・・・? なんなんですか殿下? 教えて下さい」
「他全員がこの大使館から締め出された」
「なっ・・・!? 何ですって!?」
ラビーは何処か分からない場所で目が覚めた。
「起きたかラビー!!」
「つ、 ツイスト殿下?」
傍に居たツイストが心配そうにしていた。
「ここは? 一体何が・・・」
起き上がるラビー、 如何やら医務室の様な場所でベッドに横になっているらしい。
「如何やら麻薬王とやらの反対勢力の亜人達が大使館を襲撃しに来たらしい
僕達はその巻き添えになったと言う訳だ」
「そうでしたか・・・他の方々は?」
「・・・・・」
重苦しそうにするツイスト。
「悪い報せが多いぞ」
「・・・言って下さい」
「まずは良い報せだ、 君の父君は無事にこの大使館に逃げ込めた、 ついでに僕も無事だ
君は意識を失っていたが目覚めて良かった」
「どの位、 意識を失っていました?」
「2,30分位だ」
「そうでしたか・・・完全に油断してました」
悔しそうにするラビー。
「私は何で意識を失っていたんですか?」
「大砲による砲撃を受けた」
「大砲!? そんな物まで持ち出して来たんですか!?」
大砲は発明はされていたが魔法の方がまだまだ便利としてあまり発展していない。
とは言え魔法が使えない者達にとってはかなりの火力兵器である。
「どうやら木製の大砲を使って来たらしい」
「木製・・・?」
実際に木製の大砲は存在する。
それ所か革製、 紙製の大砲も有る。
「確かに軽そうですね・・・」
「だが威力は大砲並だ、 焙烙玉を打ち込まれてその時の衝撃で倒れて気絶したんだ」
焙烙玉とは陶器に火薬を詰め込んだ砲弾である。
火薬が弾け火と破片で攻撃する手榴弾の様な物と考えて貰えれば良い。
「僕がマジックハンドと自前の腕力を併用して気絶した君を大使館に運んで逃げ込んだ」
「ありがとうございます」
「礼ならあの人狼に言った方が良い、 彼が君の盾になった」
「雷・・・!! 彼は無事ですか!?」
「焙烙玉の破片が背中にびっしりだが軽口を叩いていたし
ここは天下のビア帝国の大使館だ、 こういう事も慣れっこなのか医療班も充実している
重傷だが死ぬ事は無いだろう」
「良かった・・・他の皆さんは?」
「ケンタウロスも無事だ・・・だが・・・」
良い淀むツイスト。
「だが・・・? なんなんですか殿下? 教えて下さい」
「他全員がこの大使館から締め出された」
「なっ・・・!? 何ですって!?」
0
お気に入りに追加
97
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
すべてを思い出したのが、王太子と結婚した後でした
珠宮さくら
恋愛
ペチュニアが、乙女ゲームの世界に転生したと気づいた時には、すべてが終わっていた。
色々と始まらなさ過ぎて、同じ名前の令嬢が騒ぐのを見聞きして、ようやく思い出した時には王太子と結婚した後。
バグったせいか、ヒロインがヒロインらしくなかったせいか。ゲーム通りに何一ついかなかったが、ペチュニアは前世では出来なかったことをこの世界で満喫することになる。
※全4話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました! でもそこはすでに断罪後の世界でした
ひなクラゲ
恋愛
突然ですが私は転生者…
ここは乙女ゲームの世界
そして私は悪役令嬢でした…
出来ればこんな時に思い出したくなかった
だってここは全てが終わった世界…
悪役令嬢が断罪された後の世界なんですもの……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。
木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。
彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。
こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。
だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。
そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。
そんな私に、解放される日がやって来た。
それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。
全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。
私は、自由を得たのである。
その自由を謳歌しながら、私は思っていた。
悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
婚約破棄ですか。ゲームみたいに上手くはいきませんよ?
ゆるり
恋愛
公爵令嬢スカーレットは婚約者を紹介された時に前世を思い出した。そして、この世界が前世での乙女ゲームの世界に似ていることに気付く。シナリオなんて気にせず生きていくことを決めたが、学園にヒロイン気取りの少女が入学してきたことで、スカーレットの運命が変わっていく。全6話予定
婚約破棄を望むなら〜私の愛した人はあなたじゃありません〜
みおな
恋愛
王家主催のパーティーにて、私の婚約者がやらかした。
「お前との婚約を破棄する!!」
私はこの馬鹿何言っているんだと思いながらも、婚約破棄を受け入れてやった。
だって、私は何ひとつ困らない。
困るのは目の前でふんぞり返っている元婚約者なのだから。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
侯爵令嬢の置き土産
ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。
「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる