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大波乱!?料理対決!!
対面(アスパルside)
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一夜明けてウェーサーカ法国客賓用宿泊施設。
施設にある医務室にて休んでいたアスパル。
「鎮静剤を打ちましたがどうですか?」
「大分楽になったけども、 まだ苦しい・・・」
医者に答えるアスパル。
「聖痕ですからね・・・医学的には如何すれば良いのか・・・」
医務室が開いてアサグが入って来た。
「容態は?」
「良くなっているらしいですが厳しいそうです」
「・・・大姉様から呼び出しです、 申し訳無いですが
直ぐに出ますよ」
「え、 ちょっと辛い・・・」
「馬車を待たせて有ります、 辛いのを我慢して何とか」
「ちょ、 ちょっと待って下さい幾ら聖女でも幼体が急変するかもしれません
お待ちして頂くのが幸いですし・・・」
「聖痕の事ならば大姉様が一番詳しい、 あの方に見せるのが良いかと」
「しかし」
「しかし、 なんぞ?」
医者を睨むアサグ。
「うぐ・・・」
「とは言えそのまま行くのも辛いだろうから・・・」
「うわっ!?」
アスパルを御姫様抱っこするアサグ。
「ちょ、 ちょっと? 恥ずかしいよ・・・」
「大丈夫大丈夫、 ちゃっちゃと行くよ」
アサグは医務室を出て即座に表に泊まっていた馬車の中に入る。
「お待たせしました大姉様」
「大姉様・・・!?」
馬車の中にカーテン。
そしてその奥に誰かいる。
「置いて下がれ」
「はっ・・・では・・・」
アサグは馬車の中にアスパルを置いてその場を後にした。
「聖女・・・首席・・・な、 何でここに・・・」
アスパルは震えた、 一体何でこんな所に・・・
「落ち着きなさい」
「はい」
聖女首席の言葉に平静を取り戻したアスパル。
「新しい聖痕が出来た様ね、 とても喜ばしい」
「この新しい聖痕・・・一体どういう事?
前ははぐらかされたけども私の聖痕の能力って一体何?」
「・・・・・これを聞くのは博打だ
しかし、 私としてはまぁ大丈夫かな、 って思っている」
「大丈夫かな? って如何言う事? 博打って?」
「まぁ良いか、 君ならば問題無いと思っている」
「何の話よ」
「君の聖痕、 もといアスパルの聖痕の能力を教えよう」
施設にある医務室にて休んでいたアスパル。
「鎮静剤を打ちましたがどうですか?」
「大分楽になったけども、 まだ苦しい・・・」
医者に答えるアスパル。
「聖痕ですからね・・・医学的には如何すれば良いのか・・・」
医務室が開いてアサグが入って来た。
「容態は?」
「良くなっているらしいですが厳しいそうです」
「・・・大姉様から呼び出しです、 申し訳無いですが
直ぐに出ますよ」
「え、 ちょっと辛い・・・」
「馬車を待たせて有ります、 辛いのを我慢して何とか」
「ちょ、 ちょっと待って下さい幾ら聖女でも幼体が急変するかもしれません
お待ちして頂くのが幸いですし・・・」
「聖痕の事ならば大姉様が一番詳しい、 あの方に見せるのが良いかと」
「しかし」
「しかし、 なんぞ?」
医者を睨むアサグ。
「うぐ・・・」
「とは言えそのまま行くのも辛いだろうから・・・」
「うわっ!?」
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「ちょ、 ちょっと? 恥ずかしいよ・・・」
「大丈夫大丈夫、 ちゃっちゃと行くよ」
アサグは医務室を出て即座に表に泊まっていた馬車の中に入る。
「お待たせしました大姉様」
「大姉様・・・!?」
馬車の中にカーテン。
そしてその奥に誰かいる。
「置いて下がれ」
「はっ・・・では・・・」
アサグは馬車の中にアスパルを置いてその場を後にした。
「聖女・・・首席・・・な、 何でここに・・・」
アスパルは震えた、 一体何でこんな所に・・・
「落ち着きなさい」
「はい」
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「新しい聖痕が出来た様ね、 とても喜ばしい」
「この新しい聖痕・・・一体どういう事?
前ははぐらかされたけども私の聖痕の能力って一体何?」
「・・・・・これを聞くのは博打だ
しかし、 私としてはまぁ大丈夫かな、 って思っている」
「大丈夫かな? って如何言う事? 博打って?」
「まぁ良いか、 君ならば問題無いと思っている」
「何の話よ」
「君の聖痕、 もといアスパルの聖痕の能力を教えよう」
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