【更新休止】婚約破棄された令嬢の激辛料理経営禄

Mr.後困る

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冥府にGO!!

重大なバグが発生しました(ウィノside)

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剣をマヤに振り下ろすウィノ。

「!?」

マヤは咄嗟に【未確認飛行物体】で後方に逃げた。

「何だ!? スターダストを避けたのか!? いや、 それにしても・・・」

密閉された空間でスターダストを避けて向かって来る事なんかできない筈。
少なくともウィノにはそんな技能も技量も無かった。
固有ルートでもそんな事は出来ない筈。
と、 そこまで考えた時点で光球が止まった。

「え、 何が・・・」

そして思い切り打ん殴られ吹き飛ばされた。

「!!?」

困惑するマヤ。
しかし即座にウィノに殴られたと判断、 ウィノの腕は真っ赤に燃えている。

「馬鹿な・・・そんな技は無かった筈」

顔面に燃えた拳を叩き込むウィノ。

「舐めるな!!」

ウィノが叫ぶ。

「私の台詞だろうが!! シャイニング・カッター!!」

光の刃の車輪がウィノに迫る。
ウィノがマヤに剣を振り下ろす。

「!?」

二度目の攻撃だけあって回避に成功する。

「可笑しい!! 何で攻撃が当たらない!?」
「攻撃をかわしているからだよ」
「避けてない!! と言うか何!? 何をした!?
お前そんな事出来るキャラじゃないだろ!?」
「君だってそんな奴じゃない、 そうだろうアレクサンドラ」
「・・・・・・・・・・え」

マヤは凍り付いた。
前世での名前だ、 今までずっと忘れていた自分本来の名前。
今世では使わなかった、 そもそも誰も呼ばずに一人ぼっちだったから
本当に忘れていた。

「・・・・・何故知っている?」
「君の名前が見える、 全てが分かる、 何もかもが」
「・・・・・」
「皆に解説しようか、 俺はアヤワスカを飲んだ
無限の光の中を彷徨い、 全てを理解した、 この世界が何なのかを
そして全てのルートでの俺が如何なったか
この世界に今まで何が起きたのか、 そしてこれから何が起こるのか
何もかも全てが理解出来る」
「あり得ない、 薬だけでそんな事になる筈が無い!!
そもそも何で私の前世の名前を知っているんだ!?」
「だから全てを理解したと言っているだろう
君の頭の上にユーザーネームが見えているよ
それでは通させて貰おう、 彼女が待っている」
「アラモードの事か!?」
「わからない、 今だに名前を付けられない子が泣いているんだ」
「何を言って・・・」

爆炎がマヤを包んだのだった。
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